10年以上前の話になりますかね、水陸両用車Argo8WDアベンジャーで岐阜木曽川 日本三大激流13キロを下りました。もちろん河川の美化運動ボランティアですよ。


日本ライン下りは有名ですね。無事に生還した時のエピソード話です。マジ・・恐ろしい思いをしました。強烈でした。初めて記事を読む人がわからないのでご説明しますと、岐阜は 美濃加茂から犬山まで約13キロを流れる日本三大激流と言われる『木曽川ライン下り』ここを僕の所有している特殊車両は水陸両用車で下るという前代未聞のチャレンジであります。ギネスに挑戦ですね。本とはギネスに申告しようと思うくらいの偉業です。


まだ僕が40代、息子が確か高校生だったか学校休ませてまで、乗組員となった。荷重移動の際ウエイトになってもらわないといけませんからね。



橋の上から見ると穏やかな川の流れも、何のその…けっこう現場は凄いですよ。



ほんと何度も転覆しそうになりました。途中大きな岩が顔を出していたり、あんなの乗り上げたらたちまち転覆です。かなり緊張の連続でしたね。



『日本ライン下り』このは、連続的に続く8つの早瀬と16の奇岩怪石が迫る中を行くわけです。凄腕~


早瀬は落差2mもの激流に波の深さは、1mはあるだろう。途中水深20mの瀞が連続してるんだよな。


『瀬』と『岩』が危険! 瀬は川底が比較的浅く急流になっている地点で、流れも早いです。水しぶきも豪快。というか、水飛沫どころではないね。困った事に。。参った。一方の波静かな瀬では亀岩やライオン岩などの奇岩怪岩は、浸食され形が動物などに見えるんですよ。数十年、数百年かけて作られた自然の芸術作品です。


運営会社の木曽川観光の岩下定夫運航部長は言う『急流を下るスリルと絶景の絶妙さを味わってほしい。』


スリル満点どころか、このARGO(水陸両用車)で川を下るなんて、やはり無謀というしかない。この日の木曽川『日本ライン下り』ダムから放流の水量250トン 前回、船に乗ったときは、130トン うぅ~!比較にならんです。正直言って躊躇したけど・・背に腹は変えられん。


ココまで来たなら。。男!浩介やってやる!の思いで決行です。安全基準再度確認。最初は多数の船頭さんにご指導の中、正直よく説明の意味がわからなかったけど。。まずやってみないとね。な~んてのん気な事。・・・思っていたが、すぐに後悔したのは言うまでもありません。もちろん動画も撮りましたよ。

YouTube青い文字のところクリックください。⤵️


https://youtu.be/WlEOvKWvE74

木曽川 日本ライン下り水陸両用車その1動画




https://youtu.be/cWikGWtcmxg

木曽川日本ライン下り水陸両用車 その2動画



https://youtu.be/FnrqjfG4DQI

木曽川日本ライン下り水陸両用車 その3動画



https://youtu.be/2JGgsqJmyag

木曽川日本ライン下り水陸両用車 その4動画



https://youtu.be/CdKN7GBz74I

木曽川日本ライン下り水陸両用車 TV放映された動画です。


まずは、見てください。この激流を。無事だったけど ハッキリ言えることは本と無謀だったね。強烈でした。この日は親父の命日だったこともあり、本と僕と息子と3代続いて命日になるとこです。洒落になりません。


この日3名乗車したわけですが、地元ケーブルテレビの取材カメラマン同行でしたが勇気あるなぁ。と思いましたね。大きなカメラを持ってARGO(水陸両用車)に乗る。おぉぉ~~これは凄い!面白い!・・・そんなことは束の間でしたね。


確か…午前9時に船乗り場に到着。日本ライン下りの船頭さんや広報部長にもご挨拶です。『えぇ~ほんとに・・やるの?』『大丈夫?』なんて言われても。。やることはやりますよ~爆


視界いっぱいに広がる木曽川の河川と雄大な自然と山々。ライン下り乗船場を離れると船の上をトンビが舞い見送りをしてくれるようだったね。未知なる大冒険への出発です。


木曽川の日本ラインとは歴史が旧く、70年?河川美がドイツのライン川に似ていることから『日本ライン』と命名されたそうです。昭和37年に何でも昭和天皇も乗られたとか、その後に、昭和天皇がご観覧されたという岩。御幸岩というのがあります。


https://youtu.be/CdKN7GBz74I

木曽川日本ライン下り TV放映! 動画ありリンクします


まずは、動画。。この激流を見てくださいよ。 これは本の序章に過ぎません。このあと大変な目に遭います。 




中濃大橋を過ぎた辺りから急流が続きます。最初はこんなもんかなぁ。なんて思ってました。だんだん厳しく瀬も荒瀬になっていきます。「大どうの瀬」「鷲の瀬「可児合の瀬」「西の保の瀬」「鵜の巣の瀬」「観音の瀬」 急流ポイントはなんと言っても『可児合の瀬』『西の保の瀬』『最後の観音の瀬』と『富士ケ瀬』であります。


一番の急流の「富士ヶ瀬」を通過し、国宝の犬山城を左手に見ながら船着き場に無事到着した時は嬉しかった。これは自身の生きた証であり、偉業を成し遂げた達成感で感無量。ギネスに登録できるんじゃないだろうか。


最後の一番の急流『富士ヶ瀬』ここの激流が長いのです。ここも落差2mくらいあるのだろうか。


ここは深いし水量が多いととんでもないことになってますよ。あれがすぐまた、続いたのなら。。間違いなく撃沈です。恐ろしいかったなぁ。この『富士ヶ瀬』ではカメラ撮ってる場合ではなかったのでここの動画はありません。波の高さ1mです。水陸両用車が波の中に、すっぽり入ってしまう。断続的に続くと。。わかりますよね。波が頭の上から。。ドバ~ドバ~船内に水が入ってエンジンが呻いてガーガー言ってます。瀬の終わりにはエンジン停止。水をかぶったためでしょう。数百mは流されました。




まさかこんなことになるなんて思わなかったし甘く見てましたね。オールも、水の吸出しポンプもトラックに置いてきてしまった。あちゃぁ~です。過信は禁物だとあれだけ自分で言ってたのに。。うかつでした。漂流する事 数分経ったか、河川の岩場のほうへ流されて、岩場の近くで岩に飛び移り、ロープで縄をかけた。まずは船内の水をですね、くみ出さないといけません。ほとんど水が入って、外の水面と変わらないんじゃないかなぁ。撃沈に近い。汲み出すものがなく、幸いにもボランティアの予備のビニール袋があったので、これで汲み出す。


これには助かったね。しばらくしてエンジン始動するも。。いっこうにかからない。チョークをひっぱり何度も試みる。決して最後まで諦めない。すると、バックファイヤーがあり、おぉ~っ!これは・・・


エンジンに火がはいった。やったぁ~全員で大喜びです。あはははは・・・まずは、反対側の河川敷に上陸!



この荒瀬の突起した、『岩』これに激突すれば・・わかりますよね。洒落になりません。これらの岩が、、

よく見ないとわかりませんが、岩が隠れてるんですよ。




氷山ならぬ。瞬時に現れるから恐い! まさにタイタニックですな。 あちこち見え隠れしてます。これを避けながらも、早瀬の入り口を捜すも・・流れがまた速いんです。あっという間ですね。


自然の力って凄い!というのか、恐ろしいと思いました。 ほんと。。恐かったです。動画が取れてるうちは正直序の口ですわ。 このあと、とんでもない『富士ヶ瀬』があるとも知らないで。。撃沈寸前でしたね。船内に溜まりに溜まった水を排出する。こんな体験はなかなか出来ないだろうと思いました。


今思えば…あまりにも無謀だったし、自分自身に反省ですね。危うく夕方の訃報ニュースに出るところでした。