![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/21/argo8751/23/56/j/o0448033614427600115.jpg?caw=800)
◆COBRA コブラと言えば、 Holleyキャブレターです。とてつもなく、でっかい奴ですよ。
ガソリンをまるで、如雨露のように吸い込む。キャブレターはエンジンにガソリンを供給する装置ですね。
さて、どうやって供給しているかというと、大雑把に言えば、エンジンの負圧でガソリンを吸いださせて
供給してんですよ。その時ガソリンは、ボタボタと供給されるのではなく、空気と混ざり合って気体状態の
ように供給されるわけですな。そのような特徴からキャブレターは和訳すれば、いわゆる気化器と呼ばれます。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/21/argo8751/a0/a0/j/o0273022014427600121.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/21/argo8751/c4/90/j/o0265027314427600128.jpg?caw=800)
タンクから燃料ポンプによって運ばれたガソリンは、いったんフロート室に溜められます。ここに貯められた
ガソリンがエンジンに送り込まれるわけです。これは、ウエーバーもデロルトも皆同じですね。フロート室に
ガソリンは、一定量が溜まるようになってて、そうでないとガソリンは制御されなく垂れ流しになります。
この一定量の制御は、図のインレットバルブで行われています。これはフロート高さに連動しており、
ガソリンが規定量、つまりフロートの高さが規定高さになるとバルブが燃料通路を塞ぎ(太赤丸のとこ)
燃料供給をカットします。フロートが規定高さを下回るとガソリンがバルブ内を通って、細赤丸部分から
燃料供給を開始します。この一連の動作はエンジンが動いている間絶え間なく繰り返されるわけです。
細かく調べていくと、フロート室に溜められたガソリンはキャブ内部を通ってエンジンに供給されます。
ガソリンが通路内を上昇していくのは、エンジン負圧によって吸い出されているためです。この時ガソリン
図の赤矢印だけでなく、空気。図の青矢印も一緒に吸い出されています。これは空気を通路内で混合させて、
ガソリンを微粒子化させ、ベンチュリー部分からでてくる時に、ガソリンの気化(霧状に)を促進する効果。
この吸出し量はエンジン回転数、つまりエンジン負圧に比例していて、回転数(負圧)が高くなれば、吸出し
量も増える仕組になっていて、エンジンが要求するガソリン量に対応します。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/21/argo8751/54/dc/j/o0272022714427600153.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/21/argo8751/73/62/j/o0275024414427600163.jpg?caw=800)
こちらの図のように、低回転無負荷時のアイドル状態では、ガソリンの量は、ほとんど要求されません。
そこで通常運転時とは別のアイドル用の経路を辿ってガソリンは供給されます。ここでも先ほどと同じ理由で
空気とガソリンが混合されます。そして、バタフライより下にある穴からガソリンが供給されるというわけ。
下にあるのはバタフライが閉じている時、つまりアクセルオフの時に一番負圧が働く場所がバタフライより
下の部分だからですよ。また通路内に一部絞られた部分がありますが、ここには調整用のニードルがあり、
ニードルで、通路を広くしたり狭めたりする。つまり緩めたり閉めこんだりするわけですな。ここで、
アイドル調整が出来るのです。エンジン回転数が上がって、ガソリン要求量が増えてきた場合、本来の
メインジェットからの経路に加えて、パワーバルブが開いてガソリンをより多く供給する仕組みです。
、作用する負圧(低回転時)が低いときは、閉じていて、負圧が強くなってくるとパワーバルブは開き始め、
パワーバルブの開き具合には種類があり、内部のスプリングの強さで開き初めのエンジン回転数が変わる。
つまるところ、加速ポンプですね。右画像参照です。たとえば急加速時などのスロットルが急激に開いた場合
また、混合気の状態は、瞬間的に希薄となります。症状としてはエンジンの息つきとして現れます。
こういった事が起こらないように加速ポンプがあります。スロットル開度に応じてガソリンがディスチャージ
ここのノズルから吐出されます。加速ポンプ用の燃料溜めはフロート室下部にあり、ダイアフラム弁が付いて
アクセルを踏み込むと、ダイアフラム下部のロッドが、ダイアフラムを押すことでガソリンが吐出されます。
なおチェックバルブが付いているので、フロート室にガソリンは戻らない構造なんですよね。奥が深いです。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/21/argo8751/9a/ca/j/o0315027514427600176.jpg?caw=800)
Holley 750 Four Barrel Race Carburetor、メインジェットは♯86。これだとブースターベンチュリの形状が
めちゃめちゃ大きい。この形状なので、噴霧効率が違うみたいだとコブラ仲間の人が言っていました。
点火方式は、2ポイントタイプなので、湿度によって随分変わります。アイドル下ではかぶってしまいます。
まっ、キャブの場合は、上か下か・・どちらかに設定するほかないです。そこで、近いうち点火方式を変えて
より強い火花が散るようにも、各部アーシングと、MSDデビューしようかと思っています。これなら、
下から上まで、湿度関係なく・・バッチリ!ですな。ドルが安いうちにGET!しょう~っと。。
とまぁ~ダラダラと・・ Holleyキャブレターのキャブ調整のことを調べついでにまとめてみました。
ん~~奥が深いです。ただ今、気難しいコブラのキャブ調整中です。コブラも意外と・・繊細なんですよ。