50冊目「つまんない つまんない」

作 ヨシタケシンスケ  白泉社  2017年初版発行

 

 

人気ですよね、ヨシタケシンスケさん。

 

地元栃木の宇都宮で、去年の10月~12月まで

ヨシタケシンスケ展かもしれないを開催してました。

そして、会期ぎりぎりで伺ってきました!

 

楽しかった。遊び心満載でした。

でもそれだけじゃなく、ヨシタケさんの製作のメモやスケッチも造形作品もたくさん。

思考回路をのぞかせてもらった気分になりました。

 

さて「つまんない つまんない」。

 

ある男の子が「うーん…なんかつまんない」

と つぶやくところからこの本はスタート。

 

そこから、つまんない、についての考察が始まります。

ずーっとなにかがおなじ、だとつまんないのか、とか、

じぶんに関係ないとつまんないのかな、とか、

世界一つまんない遊園地ってどんなところだろう、とか。

 

最後の最後、お父さんとの会話。

お父さんに

「どんなにつまんないことだって、自分次第で面白くできるんだよ」

「それに、つまんないことがあるから、面白いことが楽しくなるんじゃないの?」

と言われ、

「そのはなしはこないだもきいたからつまんない!!」

で終わります。

 

 

展覧会に行った感想でもありますが、考え倒してるなぁ!と。

この考察を見せてもらうのが、ヨシタケさん作品の楽しさだな、と感じてます。

 

でもそんなこと言いつつ、

実は、展覧会の地元開催がきっかけでヨシタケさんを知りまして。

 

というくらい、絵本初心者な私。

引き続きいろいろ読んでいこうと思います。