40冊目 日本の神話 第1巻「くにのはじまり」

絵 赤羽末吉  文 舟崎克彦

あかね書房 1995年初版(1987年 トモ企画により刊行)

 

 

投稿、だいぶ間が空いてしまいました。

 

時間のやりくりの問題もなくはないですが、まとめるのに正直手間取りました。

神話ともなると、自分の勉強不足と力不足を思い知ります…。日々精進!

 

古事記は小学校高学年のころ、担任の先生に薦められ、やっとの思いでぶ厚いものを読んだ記憶。

天の岩戸とか、やまたのおろち、いなばのしろうさぎは記憶にあるんですが、

どうもイザナギイザナミのあたりが曖昧。

この本は、その辺りをフォローしてくれる1冊、ではあります。

でも記憶がなさ過ぎて「日本書紀」なんじゃないの? なんて思ったり。

ここいら辺で、勉強不足を感じていたのです。お恥ずかしい…。

 

さて本編。

 

この世のはじめての神、天之御中主(あめのみなかぬし)の神が、

その子孫、伊邪那岐と伊邪那美に下界を住みやすい土地にするよう命じました。

 

2人は、国を作り、たくさんの神々を世に送りました。

35人の最後に生んだのが火の神で、この子のために伊邪那美の神はやけどを負い、

死者の国-黄泉へ旅立ってしまいました。

 

嘆き悲しんだ伊邪那岐の神は、黄泉の国に女神をたずねます。

 

しかし、時すでに遅く、伊邪那美の姿は変わり果て、自分の体から産み落とされた雷神に守られていました。

 

醜い姿を見られた伊邪那美は、手下の鬼達に命じて伊邪那岐を負わせます。

 

伊邪那岐はそれを振り払うため、

つる草を投げては山ぶどうに変え、櫛の歯を投げては筍に変え、鬼達の気をそらせます。

 

役立たずの鬼達に代えて、雷神に千五百の兵をつけて夫を追わせる伊邪那美。

 

伊邪那岐は、やっとのことで、死者の国の出入り口-黄泉比良坂のふもとまで来ました。

そこに生えていた桃の木から、実をいくつかもいで、雷神めがけて投げつけると、雷神は、ちりぢりに。

 

伊邪那美は、自らとらえようとしましたが、伊邪那岐はすでに坂をのぼりきり、間を岩でふさいでしまいました。

 

生き延びた伊邪那岐は水辺でみそぎを行いました。

体を清めるうちに次々と神が生まれ、

天照大御神に高天の原(たかまのはら)を、月読神には夜の国を、須佐之男命には海上を、

それぞれ治めさせるようにしたのだそうです。

 

 

全6巻のこの「日本の神話」シリーズ。

このあとは、たぶん記憶にあると思われるエピソードと思われます。

元気とやる気が湧き起こったら、2巻以降も手に取ろうと思います(ちょっと弱気笑)。