35冊目「義肢をつけたらどうなるの?」 からだとはたらくどうぐたち

作 ハリエット・ブランドル / 総合監修 中野泰志 

監修 桂 律也 / ほるぷ出版  2022年 第1刷

 

義足の表紙を見て、そういえば、知っているようで知らないな、

と手に取ってみた1冊です。

 

イラストと文章で、

「わたしたちのうで・足」

「義肢ってなに?」

「どうやってつけるの?~義足のばあい~」

「さあ、義足のでばん!」

「義肢をつけたら どうなるの?」

「おぼえておこう」

「義肢をつけてすごす」

日本語版解説

 

の順に進んでいきます。

 

いろんな状況で、義肢が必要になることや、

義足の場合のつけるまでの流れや、使うようになってからの注意なども。

 

解説では、一番古い義肢はエジプトのミイラがつけていた

2800~2900年ほど前の足の親指の義肢、ということや、

かつては、作られた義肢に体を合わせていたことなどが。

 

技術の進んだ現在でも、

きっと作るには、細やかな気配りが必要なんだろうな、

などと思いながら読んでおりました。

 

義肢を使うことになった子が希望を持つにもいい本なのかも、とも。

SDGsにも「健康と福祉」の目標もありますし、

理解が広がるといいかな、と。

視野を広げる努力を、自分も心がけていきたいと思いました。