26冊目「いちばんのなかよしさん」

作 エリック・カール / 訳 アーサー・ビナード

偕成社  初版2015年

 

「はらぺこあおむし」でおなじみのエリック・カールさんの絵本

ということで、図書館で借りてきた1冊。

 

とはいえ、なんだかひと言では言い表せないんですよね。

 なんか時間ばっかりかかってますアセアセ

 

友達と楽しそうにいろんなことをして

「なかよし」になる様子から始まるものの、

そのなかよしさんが、遠くへ行っちゃった、という。

 

その後、いろんなところへ探しに行きますが、

その様子は、抽象的な景色の絵と文だけで綴られていきます。

いろんな場所、天気、空気感を感じながら進んでいくのです。

 

やがてお花畑にたどりつき、

なかよしさんはお花が好き、だからつんでいこう、

のところで、久しぶりに主人公のぼくが再登場。

最後は、再会します。

 

なんだか急展開に飲み込み切れずにいると、あとがきが。

 

なかよしさんと離れ離れになりながらも、

「会いたい」と思うこのお話には、

1枚の写真と、その思い出の中に宿っていたそう。

なんなら80年越しに!

 

人と人とのつながり、

そこには「会いたい」という気持ちが大切。

そんな思いがこもった1冊でした。

 

今日は、この辺で!