チーシャの「――なのよ~。」 は縄張り訛りのようなもの。
リリィも同情したチーシャの生い立ち
それほどでもないですよ
追記に
チーシャがこの世に生を受けてから500年分をみっちりと
【生い立ち】
あまり大きくない精霊の縄張りに発生する
氷結の精霊だけでなくいろんな精霊が発生する縄張りだった
当時、縄張りで一番力を持っていた闇の精霊は
氷結の精霊であるウィキチェリカに闇霊の衣を着るように強要したり
「チーシャはね~、闇の精霊になればいいよ~。」などと無理を言ったり
どうせ自分にかなう訳無い、とばかりにパワハラを繰り返していた
そんな生活に嫌気が差し
100歳位のとき縄張りから逃げ出そうとしたが
自分の妹を離したくなかったという、闇の精霊とぶつかる事となる
相手は縄張り(ウィキチェリカの世界)で最強の精霊
手強い相手だったが(所詮、井の中の蛙)、相手の慢心・油断を突き勝利する
殺さず倒すだけにとどめるには力が足りず
闇の精霊を還すという結果に終わった
ウィキチェリカが縄張りから逃げる動機も必要も無くなった筈だが
自分の行動による周りの目を恐れて
誰にも告げず、どこかへと逃げてしまった
縄張りから出てからは、なるべく地上に降りず飛行状態で過ごす
初めの頃は涼しい時に地上に降りたりしていたが
冷害や吹雪を呼ぶとして不吉がられたので、それから地上には降りなくなった
もう500歳くらいになっただろうか
故郷に帰ることも、地上に降りることも、目的も無く
ただなんとなく気が向いたからという理由で
世界樹イルミンスールの付近を飛行中
突然飛んできた投げ網で地上に引きずり落とされる
ついに駆除されてしまうのか……
これでやっと、家にも帰れるのかな……
などと考えたりもしたけど
投げ網を投げた人間はきちんと治療を施してくれたし(ちょうど治療できる奴が居たから呼んだだけ)
施術してくれた人も迷惑そうではなく(良い実習材料だと思った)
付近はぽかぽかと暖かかった
(寒いから地上に降りていた、というだけ。彼女が寒さを呼んでいる訳では無かった。)
氷結の精霊だというだけで寒気を呼ぶことはまず無い
それに気付けた意味は大きい
気付かせてくれた人間達に感謝し
彼らと行動を共にすることにした
そのしばらく後にリリィと契約する
契約により精霊としての力は更に増したようだ
地元では間違いなく最強だが
外の精霊と比べるなら並程度の力である