こんにちは。
長野県上田市にある上田整形外科内科の内科医ブログです。
本日は、
「COPDって何？ Part2」
をテーマにお話ししていきます。
前回の
では、
・COPDはタバコが原因で肺の機能が低下する疾患
・咳や痰、息切れが主症状
・禁煙や治療で症状改善、進行抑制
というところをお話ししました。
今回は、前回も少し触れた「タバコで壊れた肺は元に戻らない」
とはどういうことかを説明していきます。
キレイな肺を「高野豆腐」とすると、
タバコを吸ってダメージを受けて壊れた肺は
スカスカの「ヘチマタワシ」のようになっています（いわゆる肺気腫）
一旦、「ヘチマタワシ」になってしまった肺は
タバコを止めてももとの「高野豆腐」のような
きめ細やかな肺には戻ることはありません。
「じゃあ、いまさらタバコを止めても意味ないなら
やめなくてもいいんじゃないか、さあもう一本吸おう！」
という風に考えてしまいがちですが、
実はタバコを止めるのにいまさらはなく、
たとえ何歳であっても禁煙したり治療をしたりした時点から、
・咳や痰、息切れの症状の改善
・肺の機能（肺活量検査）の改善
を認め寿命の延伸に寄与することが分かっています。
禁煙に遅すぎることはありません。
喫煙歴のある方で咳や痰、息切れの症状を認める方や禁煙や治療に興味のある方は一度ご相談下さい。
上田整形外科内科のホームページ
上田整形外科内科のFacebook
医療法人アレックスのInstagram