睡眠時無呼吸症候群①～睡眠時無呼吸症候群って何？～

こんにちは。

長野県上田市にある上田整形外科内科の内科医ブログです。

当院では睡眠時無呼吸症候群の検査、治療を行っています。

ということで本日は睡眠時無呼吸症候群の疾患紹介の第1回として

「睡眠時無呼吸症候群って何？」

をテーマにお話ししていきます。

睡眠時無呼吸症候群という病気を聞いたことがあるでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群という病気は、

睡眠時に呼吸が止まってしまう状態が繰り返される疾患です。

いびきと呼吸停止が交互に繰り返されることで十分な睡眠がとれず、

日中の眠気や種々の合併症を生じることが問題となります。

睡眠時無呼吸症候群の患者さんは人口の数％～10％と言われており、

潜在的な患者さんの多い疾患です。

十分な睡眠がとれないことによって、

日中の眠気や仕事や活動の効率の低下

居眠り運転のリスク

高血圧などの合併症のリスク

があります。

次回以降で症状や合併症、検査や治療の話を進めていきますので、

よろしければまたご覧ください。

当院では睡眠時無呼吸症候群の検査、治療を行っています。

気になる方は上田整形外科内科へ一度ご相談下さい。

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雑記①～医療はサービス業？～

こんにちは。

長野県上田市にある上田整形外科内科の内科医ブログです。

本日は、

徒然なるままに雑記をしたいと思います。

テーマは

「医療はサービス業か？」です。

様々な職業分類によると医療はサービス業に分類されていることが多いようです。

確かに接遇やコミュニケーションなどサービス業的な側面があります。

病院やクリニックの受付や事務での対応や患者待ち時間や病状の説明時、治療方法の説明時などサービス業的に気を配らなければならない場面は多くあります。

いずれも大切なことです。

しかしながら、医療のすべてがサービス業とは言い切れないのではないかと思います。

むしろ、医療の本質的な部分はサービス業とは真逆ではないかとさえ思えます。

サービス業では消費者の求めや希望に応じてサービスを提供するものとイメージされると思います。

医療においては患者さんが希望した（あるいは希望しない）ことに必ずしも応じられるとは限りません。

医療はガイドラインや臨床試験、それぞれの疾患や病態に応じた適応が決められた薬剤や治療法が存在します。

ガイドラインや臨床試験によりメリットが示されているものについてはたとえ患者さんの希望に反したとしてもよりよいと思えるものをお勧めしたり希望をお断りすることがあります。

医療者側にも信念と責任があります。

保険診療を行い1～3割自己負担で診療を行う以上は決められた診療を逸脱することはできません。

（全額を自己負担で行う自由診療ではサービス業的意味合いが大きいと考えます）

こうしたことを考えると、

医療はサービス業ではないと私は思います。

いずれにしても大事なのは患者さんとよく話して二人三脚で診療を進めていくことですね。

ただ、サービス業にも非常に多くの職種が含まれるようですので、

さらに他の職種も含めてサービス業とは何かについて考えを深めていきたいなと思います。

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おススメ本①～7日でわかる心不全～

こんにちは。

長野県上田市にある上田整形外科内科の内科医ブログです。

本日は、

おススメ本の紹介（医療従事者向け）をしたいと思います。

本日おススメする本は、

「7日でわかる心不全」です。

https://books.rakuten.co.jp/rb/11720839/?l-id=search-c-item-text-01

Amazon.co.jp - Dr.大島一太の7日でわかる心不全―急性心不全から慢性心不全までメカニズムと治療の根拠 | 大島 一太 |本 | 通販

私はこの本を研修医時代に友人に勧められて購入して読みましたが、

大変分かりやすくすばらしい本で今でもたまにパラパラと読んで復習しています。

タイトルの通り7日間にテーマが分けられていて、

心不全の病態に始まり使用する薬剤の特徴までが順を追って解説されています。

文字の分量が多いですが、

大きめの文字で著者が話すような文体で書かれてあり、

読みもののようにサクサクと読み進められます。

注意点としては少し前の本ですので新しい薬剤の話や最近の心不全の病態のトピックスは書かれていませんが、大枠を捉えるのには今でも役に立つと思います。

初学者やもう一度基礎から復習したい方にお勧めの一冊です。

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COPD④～COPDの治療～

こんにちは。

長野県上田市にある上田整形外科内科の内科医ブログです。

本日は、

「COPDの治療」

をテーマにお話ししていきます。

これまで数回に渡ってCOPDについてお話してきました。

「COPD①～COPDって何？～」

「COPD②～COPDって何？ Part2～」

「COPD③～COPDの検査～」

まずは、これまでお話しした内容をまとめていきます。

◆COPDとは何か

・COPDはタバコが原因で肺の機能が低下する疾患

・タバコで壊れた肺は戻らない

◆COPDの症状

・咳や痰、息切れが主症状

◆COPDの検査

・呼吸機能検査（肺活量検査）で吐く力の低下（閉塞性換気障害）

・レントゲンやCTで肺気腫の所見

◆COPDの予防、治療

・禁煙や治療で症状改善、進行抑制

・禁煙はいつからでも意味がある

それでは今回は、

「COPDの治療」

について説明していきます。

COPDの治療の基本・大前提は禁煙であることは言うまでもありませんが、

薬の治療は単に咳止めや痰の薬を内服するだけではありません。

COPDでは吸入薬を基本として治療を行います。

吸入薬には様々な種類がありますので、

医師と相談し自分に合った吸入薬を使いましょう。

使用する吸入薬には３種類の成分があります。

①抗コリン薬：気管支拡張作用

②長時間作動性β刺激薬：気管支拡張作用

③吸入ステロイド：抗炎症作用、抗アレルギー作用

これらの成分を1～3種類含む吸入薬による治療を行うことが、

COPDに対する治療の基本となります。

COPDについて気になる方は呼吸器内科の検査・治療も可能な上田整形外科内科へ一度ご相談下さい。

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COPD③～COPDの検査～

こんにちは。

長野県上田市にある上田整形外科内科の内科医ブログです。

本日は、

「COPDの検査」

をテーマにお話ししていきます。

前々回と前回とCOPDについてお話してきました。

「COPD①～COPDって何？～」

「COPD②～COPDって何？ Part2～」

まずは、これまでお話しした内容をまとめていきます。

◆　COPDとは何か

・COPDはタバコが原因で肺の機能が低下する疾患

・タバコで壊れた肺は戻らない

◆　COPDの症状

・咳や痰、息切れが主症状

◆　COPDの予防、治療

・禁煙や治療で症状改善、進行抑制

・禁煙はいつからでも意味がある

今回は、

「COPDの検査」

について説明していきます。

COPDの診断には呼吸機能検査が必要です。

COPDにおける呼吸機能検査では「閉塞性換気障害」を認めます。

タバコによって肺の機能が低下して「息が吐きづらくなる」状態になります。

また、COPDではレントゲンやCTの画像検査で肺気腫の所見を認めることがあります。

これはタバコによって壊れた肺を表す非常に重要な所見です。

喫煙歴のある方、COPDの疑いのある方はこのような定期的な検査を行うことで

早期診断、早期治療につなげるようにしましょう。

COPDを疑い呼吸機能検査やレントゲン検査を希望される方は一度ご相談下さい。

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COPD②～COPDって何？ Part2～

こんにちは。

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本日は、

「COPDって何？　Part2」

をテーマにお話ししていきます。

前回の

「COPD①～COPDって何？～」

では、

・COPDはタバコが原因で肺の機能が低下する疾患

・咳や痰、息切れが主症状

・禁煙や治療で症状改善、進行抑制

というところをお話ししました。

今回は、前回も少し触れた「タバコで壊れた肺は元に戻らない」

とはどういうことかを説明していきます。

キレイな肺を「高野豆腐」とすると、

タバコを吸ってダメージを受けて壊れた肺は

スカスカの「ヘチマタワシ」のようになっています（いわゆる肺気腫）

一旦、「ヘチマタワシ」になってしまった肺は

タバコを止めてももとの「高野豆腐」のような

きめ細やかな肺には戻ることはありません。

「じゃあ、いまさらタバコを止めても意味ないなら

やめなくてもいいんじゃないか、さあもう一本吸おう！」

という風に考えてしまいがちですが、

実はタバコを止めるのにいまさらはなく、

たとえ何歳であっても禁煙したり治療をしたりした時点から、

・咳や痰、息切れの症状の改善

・肺の機能（肺活量検査）の改善

を認め寿命の延伸に寄与することが分かっています。

禁煙に遅すぎることはありません。

喫煙歴のある方で咳や痰、息切れの症状を認める方や禁煙や治療に興味のある方は一度ご相談下さい。

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COPD①～COPDって何？～

こんにちは。

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本日は、

「COPDって何？」

をテーマにお話ししていきます。

COPDは日本語では慢性閉塞性肺疾患といい

　Chronic （慢性）

　Obstructive　（閉塞性）

　Pulmonary　（肺）

　Disease　（疾患）

の略です。

英語でも日本語でもちょっとわかりづらいですね。

要は、タバコによって肺機能が低下した状態です。

COPDになると

咳、痰、息切れの症状が認められるようになります。

タバコによって壊れた肺はタバコを止めてももとのきれいな肺には戻りませんが、

禁煙や治療によって症状が改善して進行を遅らせることができます。

喫煙歴のある方で咳や痰、息切れの症状を認める方は一度ご相談下さい。

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当ブログでは、

①高血圧やコレステロール、糖尿病などの生活習慣病

②喘息やCOPD（肺気腫）、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患

③骨粗鬆症や痛風、高尿酸血症などの当院に多い疾患

などに関する情報を中心に発信していきます！

普段私が診察室での病状説明を行うのと同じように、

一般の方にもできるだけわかりやすい情報を発信していきたいと思います。

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