人が犬を噛んだらニュース? | SOTOBORI STREET EYE!~赤坂外堀通りで働く広報コンサルタントの視点~

人が犬を噛んだらニュース?

先日、弊社江良が理事を務める日本パブリックリレーションズ協会の広報・PR基本講座セミナーを受講しました。


このセミナーでは、広報活動とは何か、メディアの特性、「プレスリリース」の書き方など、
広報活動の基本的な知識やPRパーソンに求められる心構えを3日間にわたり演習を交えて学びます。


その中でも「ニュースとは何か」について考えさせられたのでご紹介します。



“When a dog bites a man, that is not news because it happens so often.
But if a man bites a dog, that is news.”
(犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛んだらニュースになる)



これは、イギリスのジャーナリスト、アルフレッド・ハームズワースの言葉で、


犬が人を噛むことはあり得る話ですが、その逆が起こったらニュースになる、と報道業界で例えられています。

(最近ですと、犬が人を噛んでケガをさせればニュースになりそうですね)


「えっ!」という驚きや、聞いた人が、また他の方に伝えたくなる情報がニュースになるのです。



では、広報として、ニュースをどのように伝えることが求められるのでしょうか。

ポイントは「誰に、何を伝えて、どうして欲しいか」


Aという情報は、20代の働く女性にとっては大きなニュースでも、40代の子育てをされる女性には
全く関心のない事柄かもしれません。
誰に伝えればニュースだと受け取られるか、ターゲットを定めて情報を発信することが大切になります。

また、そのニュースのメッセージがきちんと伝わるように、さらにその先、ターゲットにどのようなアクションをして欲しいか、を戦略的に考えることが求められます。

ターゲットを間違えれば、そもそもニュースとして捉えられないということですね。


エイレックスでは、クライアントの新しいサービスや、キャンペーンをメディアに伝える
「プレスリリース」発信業務を行っています。


クライアントからプレスリリース予定の情報をいただくと、まずはプレスリリースの配信先となる
メディアリストを作成します。
そのメディアが過去にどんな記事を掲載しているか、読者層を研究し、情報を伝えるターゲットを定めます。

何を伝えて、どうして欲しいか、という点では、クライアントの正しい情報を伝え、
記事にしていただき、読者へ情報を伝えることだと考えています。


クライントの情報をいかにニュースとして伝えられるか、メディアの研究や時事問題にアンテナを張り、
日々勉強中です!



R.W