ARはVRと違い、より現実に近い部分で感じることの出来る技術です。
以前もここで書きましたが、「現実の一部に、コンピューターが作る電子情報を加える技術です。
最近では、iphoneを空間にかざすと、街の案内が画面上に表れたり、少し前ですが、東京五輪招致の際に国際オリンピック委員会の委員らに実在しない巨大スタジアムが空き地に建つのを見せたのもこの技術です。

最近では、スポーツの試合中継でフィールドに国旗や公告が浮き出ていますがああいったものから、世界カメラやLayerなどの新しいアプリケーションも登場しています。
これは日進月歩の発展ですので、明日は違う使われ方をされていて想像も付かなかったものに変身しているかもしれません。

ふと思ったのが、ハリーポッターの絵の中の住人や写真が笑いかけたりすることも、意外ともう可能なんじゃないかなということです。
つまり、特定のフィルターにかざせば、プログラミングされた情報が出てくるわけですから。

これは、スポーツの世界で言うと、特に見るスポーツに関しては進化すると思います。
テレビの画面ではなく、コンピューターとつないだパネルの上で、立体的に試合を観戦でき、更に、自分の見たい視点でみることもできるでしょう。
あのスポーツ選手の履いている靴はどこのメーカーか。サングラスは、帽子は・・・といった選手情報を好きなときに知ることができます。

テレビの実況や解説なんかはより専門的かおもしろくしないと誰も聞かなくなってしまいますね。

また、VRとARを組み合わせると、サッカーの監督や野球の監督、バスケの監督、バレーの監督等団体競技の指導者にとっては、どこでも誰にもじゃまされずにシミュレーションすることができます。

こういった技術の開発は、前回も書きましたが、使い方によっては良くも悪くもなります。
技術の発展とともに、それを上手く使う方法を教授する機会も考えていく必要がありそうです。
VRのすごいところはそのフィールドが無限ということです。
無限というのは広さもそうですが、パフォーマンスがプログラム化されているので子どもも大人も力加減は自由自在、容姿だって自由に変えることが出来ます。
ということは、障害者も健常者と同じ条件で遊べるということです。
これは、とてつもない可能性を秘めたことなんです。この世界ではバリアフリーやユニバーサルデザインということは気にすることがない。基本物理的障害は何もないフリーの世界です(意図的に作れば別ですが)。

さて、こうなると、スポーツの環境はものすごく変化することになります。
自宅で機械さえあれば、世界中のプレーヤーとふれあうことができ、戦うこともできます。とても行けないオーガスタ やウィンブルドンセンターコート、サンティアゴ・ベルナベウ ・・・・どこでも体験できるのです。

良い意味では場所という概念を無視することができるので、場所が足りないということを心配することが少なくなるでしょう。また、指導だって、いつでも受けることができるかもしれない。
それは、バーチャルの優秀な指導者を作ってしまえばいいことですから。
しかし、悪い効果もあります。本来の肌と肌を触れあい交流する。隣近所の住民との親交を深めるということが希薄になってくる可能性があるのです。

VRは素晴らしい技術です。ですから、私もどんどん発達してくれたらいいと思うし、そのたびに取り入れていきたいと考えております。
しかし、重要なのはそれを扱う人間が使い道を誤らないようにする道徳や倫理観を失わないということです。
スポーツはそういったことを身に付けるには一番有効な手段だと思うのですが。

なかなか悩ましいところですね。
サッカーW杯もいよいよ開幕し、これを契機に各メーカーは様々な顧客獲得のための戦略を打ち出しています。
特に大きな動きをしたのは3Dテレビでしょう。
これは、アバターを始めとした3D映画の影響もあり、これから家庭に間違いなく浸透していく製品です。

3Dの発展の裏に隠れているのが「VR」や「AR」といった技術です。
VRはヴァーチャルリアリティ(仮想空間)、ARはオーグメントリアリティ(拡張現実)です。

それぞれがスポーツに様々な場所でいかされています。
たとえばVRなら、ヴァーチャルゴルフなんかは有名ですね。既に経験した方も多いと思います。
お酒を飲みながら、スーツでもちょこっと楽しめるみたいな軽い感覚が人気なんだと思います。

では、ARは初耳の方が多いと思いますが、難しく言うと現実の一部に、コンピューターが作る電子情報を加える技術です。
最近では、iphoneを空間にかざすと、街の案内が画面上に表れたり、少し前ですが、東京五輪招致の際に
国際オリンピック委員会の委員らに実在しない巨大スタジアムが空き地に建つのを見せたのもこの技術です。
ドラゴンボールのスカウターなんかはその内現実になるのでしょうか。

これらに加えて「超臨場感技術」も加わり、これまで考えもしなかった楽しみ方ができる世の中はもうそこまで来ているのです。
超臨場感技術とは、遠くにいながらその場にいるような感覚を伝えたり、人間の目には見えるようにしたりする技術です。

こういった先進技術はスポーツの世界を大きく変えると思います。
これから何回かでこういった技術がもたらすスポーツ界のこれからを考えていきたいと思います。