次男が好酸球性食道炎(EoE)と診断される前から、そして診断後しばらく酷い腹痛、膨満感、胸やけ、吐き気に悩まされ、眠れない日々が何ヶ月も続いていました。
もともとアレルギー体質で、食が細く体も小さかったのですが、さらに成長が悪くなり親としては心配と不安が続く毎日でした。
健康にいいと言われるもの、お腹にいいと言われるものを色々試したものの、何を食べたら良いのかわからない状態でした。
例えば、玄米などは白米より体に良いはずなんですが、消化に悪いせいか、食べると体調が悪くなりました。発酵食品もプロバイオティックのサプリも膨満感がさらに酷くなりことごとくダメでした。
野菜類も果物類も特に火が通っていないものは、食べられない状態でした。
さらに除去食で6大アレルゲン(乳製品、小麦、卵、大豆、木の実、魚介類)を食べないことにしたので、一体何を食べたらいいの?という感じでした。特に大豆は、和食には欠かせない醤油や味噌に入っているので本当に困りました。
まずは、フードジャーナル(食事記録ノート)をつけることにしました。
フードジャーナルを付け始めて、発見がたくさんありました!
フードジャーナルを付け始めて分かったことの例
あんこを食べた後すぐに胸やけを起こした。
チョコレートを食べた後に胸やけを起こし、腹痛で夜眠れなかった。
炭酸飲料を飲むと喉が痛くなる。
柑橘類やイチゴなど生の果物を食べると喉が痛くなる。
ベーコンを食べた後気持ち悪くなった。
その後、小児科のお医者さんに検診で行ったとき、胸やけの際に避けるべき食べ物リストをいただいたのですが、まさにフードジャーナルの通り!
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お医者さんにいただいた、胸焼けの際に避けるべき食べ物リスト
油っこいもの(揚げ物、脂身の多い肉など)
砂糖がたくさん入ったお菓子など
辛い(スパイスが効いている)もの
柑橘類
チョコレート
炭酸飲料
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フードジャーナルを付け始めてから、だんだんと食べるとすぐに体調が悪くなるものがわかってきたものの、何を食べてもお腹が痛い状態はなかなか改善されませんでした。
IBS(過敏性腸症候群)持ちの知り合いからFODMAP食のことを聞き、FODMAPを試すことにしました。
FODMAP食をする際、Monash Universityが出しているアプリをダウンロードして活用しました。今はFODMAPもさらに普及しているので、日本語でもたくさん情報があるのではないかと思います。
FODMAP とは?
Fermentable 発酵性の
Oligosaccharides オリゴ糖 (小麦、玉ねぎ、ニンニク、ごぼうなど)
Disaccharides 二糖類 (牛乳、ヨーグルト、クリームチーズなど)
Monosaccharides 単糖類 (はちみつ、りんご、高フルクトースコーンシロップなど)
And
Polyols ポリオール (キノコ類、セロリ、人工甘味料など)
上記のような食品を高FODMAP食といい、これらの食品は過敏になっている腸を刺激して不快な症状を起こすと言われています。
逆に低FODMAP食は、過敏になっている腸に優しい食品です。
高FODMAP食を避け、低FODMAP食中心の食事を実践しました。
低FODMAP食の食事をはじめて、徐々に腹痛や吐き気の回数が減ってきたのを実感しました。
魔法のようにすぐに結果が出るわけではありませんが、確実に体調が良くなってきました。
避けるべき食物がFODMAP食やフードジャーナルのおかげでよくわかるようになり、体調管理をしやすくなりました。
完璧ではありませんが、希望が見えてきたと感じました。