食物アレルギーは治せるのか?緩徐特異的経口耐性誘導(Slow SOTI)の経験 その3 | アレルギーの子供たちの店アレッコピースのブログ
札医通信(24.1.20)主治医の渡辺一彦先生の記事です。
許可をいただいてブログにUPします。
昨日、一昨日の続きでこの記事で最後です。

SOTIの問題点


しかし、残念ながら中断や延期が3割です。
途中でアレルギーが繰り返されたり、アトピー性皮膚炎が再発したりで半数が脱落しました。
また味が香りがどうしても嫌で中止、延期に至った例もありました(ただしそうした例でも負荷試験で陽性になった量を超えて、ある程度までは食べられるようにはなっています。)


さらに耐性獲得した例に、食べて運動するとアレルギー症状が出てくる例が目立ってきました。
厳密な試験を行っていませんが、「食物依存性運動誘発性アナフィラキシー」と思われる病態です。
卵では稀でしたが、牛乳や小麦では2割前後に出現し、全体の14%にも及びました。 動き回るのが小児の本来の姿ですから、これでは完璧な耐性獲得とは言えないでしょう。


また食べ飽きて接触頻度が減り、アレルギーが再発する例も出てきました。

まだまだ課題の多い領域で、その機序も未解明であり、研究の進展が望まれています。





即時反応するものはSOTIでどうにかなるのかもしれない。そう思うと少し希望が持てます。
遅延型のアレルギー反応をするものにもSOTIのような治療ができたらいいのに(^^;


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