早いな～
2月も今日で終わりだよ～
昨日は夕方病院へ
1週間ほど前に隣に移って来られたＡさんとお母さん
１階のエレベーターの所ですれちがった
Ａさんはかなり長く入院をれている感じだが
ナースステーションから一番遠い部屋へ移ってこられた
Ａさんは３５歳前後に見える
片麻痺があり腕はベルトの様な物で固定をされて
足は補助具を着けてリハビリをされている
病室階でしかお見受けしないのに
珍しい～１階に二人で来られているなんて～
と思っていた
Ａさんとお母さんが病室に戻ってきた
どうも退院日が決まり
その前に介護用品を二人で見に行っていた模様
お風呂場の手すりの高さや
お風呂の椅子に付いて話していた
暫くして
『 お母ちゃんが悪かった～
ゴメン！ごめん！！』
泣かれている･････
いつもＡさんのお母さんはリハビリを見学して
夕飯が届くと慌ただしく帰って行かれる
『 Ａちゃん帰るわな～また明日～！ 』
と大阪の典型的な元気なお母ちゃんだ 
退院するので家に介護用品を取り付けてもらったり
バタバタするので････
忙しい～！忙しい～！と何気に言った言葉が
Ａさんには耐えられないものがあったようだ 
『そんなに忙しいのなら、無理して来なくていい！』と
言った様で･････
Ａさんも泣いている
カーテン１枚
手に取る様に状況がわかる
パートの帰りに息子が心配で早く良くなってほしいと
慌ただしく来られて
様子を見て
慌ただしく帰って行かれる
それはＡさんにとってすごく嬉しい！有難い事だ 
無理をさせているとも思っているはずだ
忙しいのは自分のせい
身体が不自由になって心配をかけて迷惑をかけて
でも、ご自分では何も出来ないもどかしさが
Ａさんに『来なくていい！！』と言わせたんだと
『 おかあちゃん ここに来るの楽しみやで！
いっこも忙しいことあれへん！
忙しいって言うのは、おかあちゃんの口癖やろ～
来たいから病院へ来てるのに～
いっこも忙しい事あれへんよ～
ごめん！ゴメン！
言葉間違った～許してよ～ 』
って泣きながらあやまっておられる
お母さんの気持ちもＡさんの気持ちも
刺さるようにわかる
胸から込み上げるモノが･････
カーテン隔てて もらい泣きをしてしまった
ふっとご主人様を見たら
ご主人様も泣きそうになっていた
仲の良い親子だからこその親子げんか
でも胸が詰まるような思いがした
病院には毎日色んな風景がある 
思い出しても････涙が出てきた 