フィリピン Pav. の「織りなす夢の館」 ~大阪関西万博 ㉓

 

 大屋根リングの東のエントランスゾーンにフランスPav.、アメリカPav.と並ぶように建つラタンに覆われたようなパビリオンがある。

 「よりよい未来をともに織りなす」というテーマを掲げているフィリピン・パビリオンである。

 

 

  “織る” というテーマから、家具スケールの外装材であるラタンパネルと、フィリピン各地のコミュニティから収集した伝統工芸の手織りファブリックパネルをファサードに用い、これらを織りなすようにして建てられた。

 ラタンは恰好の休憩スペースにもなる。

 

              

 入場後すぐの部屋では、天井から吊るされた短冊状の布に光が投影され、美しい光の演出が広がっていた。

  

               

 続いて、「織物の森」では、18地域を代表する200以上の手織りタペストリーが展示され、7,641の島々から成るフィリピンの自然、文化、そして人々の多様性を象徴している。

 描かれている景色や模様が素晴らしい。

 

 

 

 

 奥にあるスクリーンでは、来場者の動きに反応して植物や花で構成された人型映像が映し出される。

 このインタラクティブな演出は大受けで、皆さんもしっかり楽しまれていた。

 

 

 

 

 

 この花は私の分身。

 

 

 また、マッサージエリアではフィリピンの伝統的なセラピー、ヒロットを体験できる。