母が旅行で不在なので、外出帰りにスーパーへ寄った。
結構母についてきたりしていたので、大体の売り場は把握しているつもりだったのだが、結構広いので迷う。

本日の献立に必要な肉が今週は届かないらしいので、まずは”豚バラ肉”をゲットしなくてはならない。
バラ色?
バラバラ?
バラエティ?

豚肉だけでも色々種類があって、一応全部に”安心”だとか、”国産”だとか表記してある。

いいえ、安心でも国産でもなくていいです。むしろ”外国産の為 不安”とか表記されている方が”転ばぬ先の杖”感があって買ってしまいそうだ。

さて、バラ肉とバラ切り落としとで惑わされているうちに、今度は正味量によって値段が違う事に気づく。更に中には”10%引き”とかシールが貼ってあるのもある!ややこしい!

「携帯の計算機で割り出そ~っと」

とその場に立ち止まっていると、若めの母親が左から近寄ってきて、じりじりとそのまま右へ押し出されてしまった。その目は正に真剣そのもの。2、3秒凝視した後、1パック選んでカゴに入れて去っていった。
「こ、怖いよ~。けど見習おう。」
とりあえず適当なのを選んで、今度は茄子を探しにいく。

茄子も、色々ある。

”顔の見える茄子”というのがあって、生産農家の人のモノクロ画像が袋にプリントされているッ.............!!

夫婦で載っている...マァドキドキ
とか、
剃り込み...かな、コレ。昔はやんちゃだったけど、今はこうして立派に家業を継いで...
とか、非常に判断基準の役に立たない。

”顔に見える茄子”だったらおもしろかったのにな。

ちなみにここでも女性に押し出されてしまった。

気づけば私はカゴも持たずに素手で品物を持ってレジに並んでしまった。
後ろに並んでいた中年女性にジロジロ見られた。

レジ「ポイントカードお持ちですか?」
 私「いいえ、持ってぃ...」
レジ「失礼しましたぁ。」

ワンテンポおいて、前髪の隙間からジロジロ。

スーパーって、わちゃわちゃ楽しくて結構好きなのに、そんなに不審者扱いかよ、と帰ってから妹に愚痴ってみる。
心優しい妹は、自分もスーパーは気疲れしてしまう、と同意してくれたのだが、上記の私の不遇に関しては

 妹「お姉ちゃんは背が高いからだよ。」

と教えてくれた。

あぁそうか、ブーツはいてたしな。
明日は裸足で行こうかな。

いや、身長じゃないよね。

きっと毛皮着てたからだよね。

獣が肉売り場にいたら、そりゃ目を引くわ。
CASE 3で母が熱弁していた理由はこれです。

ここまで搾り取られた上に、さらに物凄い遠心力をかけられるグロス。

人間だとしたら、

過酷な労働の後に走らされ、サウナに行かされ、逆さ吊りにされ、最後にNASAの訓練設備行きといったところでしょうか。

はやく安らかに捨ててあげてください。



シチュエーション:
母が何か化粧品の容器の効率の悪さについて熱弁を振るっている。
私Jelicaはまつげを上げるのに必死だったのと、既に何度か聞いていた事柄なので生返事で答えてしまった。

J「DUTY FREE SHOPでディオールのグロス買ってきてー。」

母「ディオールのグロスは最後まで使えきれないようになってるのよ。」

J「意図的なの?意図的なのそれ?」

母「チューブ式の方が、ドモホルンリンクルのCMみたいに開いて綿棒で使い切ることが出来るからいいんじゃないの?」

J「フゥン。」

母「まぁ。」

飼い犬に向かって話しかける母。

母「ねー、ひどいねー。人が親切にアレしてるのにねー。」


J「………。」


母(…アッ。


J「…今、犬にまで使ったよね?しかも気づいたけど誤魔化したね?」



~本日のアレ~

"どちらの商品のほうがよりお買い得か説明して差し上げる"



笑ってアイラインが引けない?いいえ、小ジワです。