静岡県伊東市で県外資本のホテル運営会社が既存の旅館やホテルを再生する例が相次いでいる。3月に星野リゾート(長野県軽井沢町)が「アンジン」を開業したほか、東京の不動産会社、エフ・ジェー・ネクストは「遊季亭」を7月に高級旅館として改装オープンする。伊東の宿泊客数は減少に歯止めが掛かってきた。リゾートマンションへの建て替えが進む熱海に比べ、伊東では外国人客をターゲットに本業の立て直しが目立つ。

 星野リゾートはゴールドマン・サックスグループが取得した「海風亭ゑびな」の運営を受託。大幅な改装で高級感を高め、静岡空港開港で増加が見込まれる外国人旅行者の取り込みを狙う。星野佳路社長は「首都圏に近く、海の幸にも恵まれて集客力は高い」としている。

 FJネクストは後継者難などで売却された遊季亭を取得、7月1日に「くつろぎ日和 伊東遊季亭」として開業する。貸し切り露天風呂の設置や、午後2時から翌日正午まで利用できるサービスなどで、1泊2食2万円以上の平均単価を目指す。