街角で通りすがりに聞いた、小学5~6年生ぐらいの子供達の会話で「大人の対応」という言葉が心に引っかかりました。

どうやら、誰かに自分の気に入らない態度をされたけど、自分の感情を抑えて、大人の対応をしたということでした。

自分の子供の頃なら、感情剥き出しで喧嘩になるか、その場にいるのも嫌で「絶交!」と宣言して後から後悔するか、どちらにしても、冷静ではいられなかったと思います。

現代を生きる子供達は、こんなに早くから建前で生きる事を覚えてるのかと、複雑な気持ちになりました。

仲間との接点が、学校や放課後遊んでいるときぐらいで、帰宅すれば解放されていた昔と違い、スマホやパソコンで、何時でもどこでも仲間と繋がることができるため、仲違いすると影響が大きいから、大人の対応で穏便に済ますことを覚えていったのかもしれません。

だけど、今は、大人でも本音と建前を使い分けて自分の感情を抑え込んでしまうのが、とても心の負担になる時代。

ましてや、心の成長期にある子供達には、無邪気に自分の気持ちを表現して欲しいなと思うとともに、自分の感情を抑えるのではなく、相手を尊重し、言い分や自分との違いを受け止めた上で、それでも嫌なものは嫌だと、素直に伝えら、自分を大切にする事が、新しい大人の対応なんだよと、教えてあげたいなと思いました。