いそがしそうな人を見かけると、自分にもそんな時期があったと感慨にふけってしまいます。
当時、人に任せるのが苦手だったことと、一人で仕事を片付けるのが自分の存在意義と勘違いしていたことから、自分自身が招いたいそがしさに追われる日々を過ごしていました。
そんな状態が続くと、だんだん心が麻痺してきて、職場で働いているのが本当の自分と思い込み、家にいるより職場にいる方が落ち着くと感じ、気がつくと休日も職場に出向くようになっていました。
「自分には与えられた仕事がある」とか「この仕事を片付けられるのは自分だけ」と盲信することで仕事を逃げ場にし、孤独感とか、漠然とした不安とか、満たされない思い等々、自分自身の内面で抱えている問題を見ないようにしていたのではないかと思います。
「いそがしい」という思いには、どこか誰かに何かをやらされていているという追い込まれた感じと、流れに身を任せてしまうという感じがつきまとい、自分の意思が入る隙間もなく、自分自身を見失う感じ。
やりたいことに取り組んで「時間がたりない!」と前向きに感じるのとは別物な気がします。
幸いなことに、最近は仕事上でいそがしい思いをすることもなくなったので、内面で抱えている問題から目を逸らさず、根気よく取り組んでいければと思っています。