暑さが続きそうなので、髪を短く切ってもらい自分の姿を鏡で眺めたところ、過去に一度だけ丸刈りにしたことを思い出しました。

当時、大学の体育会系テニス部だった私。

年に一回行われる地域の大学対抗団体戦で敗れ、創部以来初の三部降格となった時、主将の私が詫びの意味を込めて丸刈りになりました。

ところが丸刈りにしてビックリ。髪型に無頓着な私にとっていいことづくめ。洗髪は楽だし、寝癖の心配はいらないし。詫びどころか、自分にとっては心地良いことばかり。

部の伝統を守れなかったという、悔しい思いや、先輩からの批判や怒りへの怖れを抱えていた私は、複雑な気持ちで丸刈りの大学生活を数ヶ月過ごしました。

今にして思うのは、当時の自分が何より欲しかったのは「許し」。丸刈りした姿を見て「そこまでする必要はなかったのに」とか「頑張った結果だから深刻に考えなくていい」とか言って欲しかったのだと思います。

丸刈りしてまで許しを得たかった、健気な当時の自分が微笑ましく思えるとともに、今の私なら、まずは自分自身を許してから、他者にも、ストレートに許してもらえる方法を考えるなと思いました。