AReA 666

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リールチューニング専門店。
軽巻きに特化したチューニングメニューは、
エリアトラウト、アジング、バスフィッシングなどライトゲームやフィネスを強力にサポート。

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ついに「23 VANQUISH」の小型番手がデビューとなりました。

早速購入された方、これから購入予定の方、買おうか迷っていらっしゃる方など様々だとは思うのですが、皆さんの声をSNSで拝見したところ、「想像と違った」という声が少なからず見受けられました。
かくいう筆者もそのうちの一人です。

今回は、解剖した観点と実釣から見えて来た「23 VANQUISH」について、「19 VANQUISH」と比較しながら出来るだけ詳しく書かせていただきます。








19 VANQUISHとの相違点

分解して感じたことは、やはり基本的な構造は7~8割程、19と同じということ。
「22 STELLA」を踏襲している様な構造になっています。
細々した部分などは「19 VANQUISH」と違いますが、大部分は同じということになります。
大きく異なる点は、やはりドライブギアの大口径化と中間ギアが1つ増えたことです。
ドライブギアについては、かなり大きくなった印象を受けました。
ボディの空きギリギリまでドライブギアを大径化させているようです。
ウォームシャフト上部のベアリングのコンパクト化、そして、ボディのネジも4つから3つに削減。
ネジ穴もプラスとトルクスだったものから、トルクスに統一されました。
細部に軽量化の工夫がなされています。
ただ、若干造りが精密で無い印象を受けました。







19 VANQUISHとの巻きにおいての比較

やはり巻いた最初の印象は、明らかに19よりも重いこと。
これが「想像と違った」というユーザーの声を生む原因になったのかと予想。
19はチューンすると巻き出しも本当に軽い印象でしたが、23はチューンすれど19ほど軽くはなりません。
巻き感においても、19はサラサラとした巻き感だったのに対し、23は少しSTELLAに似たような印象を受けます。
クイックレスポンスから若干コアソリッドに傾いたようなイメージです。
ハンドルは惰性で回りずらく、ここでもSTELLAを彷彿とさせます。

ドライブギアの大口径化、中間ギアの増設がこのような巻きの重さと質感を生んだのでしょうか。







スーパースローオシュレートの副産物

「22 STELLA」が発売になり間も無く話題になったのが、独特のコツコツというノイズ。
シマノといえば、ウォームシャフトを採用しているため、ウォームシャフトの溝に摺動子のツメが当たることによる「コツ」といったノイズが出やすいのは周知の事実。
しかし、これでは無いコツコツが「22 STELLA」から導入されたスーパースローオシュレートという機構によりもたらされました。
筆者は中間ギアを増設したことによって生まれたノイズと解釈しています。
まさにこのノイズが、「23 VANQUISH」でも発生しているのです。
個体差はもちろんありますが、ほとんどの個体はこのノイズが少なからず発生しているものと思って間違いないと思います。
これらは初期不良ではありませんので、お使いになられる方は予めご了承を。
スーパースローオシュレートには、ライントラブルを懸念する声も少なくありません。
筆者も実釣時に、原因不明のライントラブルが2度程発生しました。
通常は全く問題無く使用できましたが、やはり特定の条件下でライントラブルが発生しやすくなるのかもしれません。








19 VANQUISHと比較した23 VANQUISHのメリット

23のメリットはやはり圧倒的な巻き上げトルクの向上でしょう。
19は感度こそ優れますが、魚を寄せてくる際にやはり力不足と感じるシーンがありました。
筆者も実釣で巻き上げトルクの向上を実感しました。
それと、スーパースローオシュレートによるスプールからのライン放出のスムーズさ。
これは確実に良くなっている印象を受けましたが、飛距離の向上はあまり感じることはできませんでした。







トーナメントタックルにおける、23 VANQUISHの活用

前述の通り、「23 VANQUISH」は「19 VANQUISH」より巻き出しは重いですがトルクはあります。
これを逆手に取り、放流用タックルとしての利用が一番「23 VANQUISH」の力を引き出せる活用方法かと思います。
放流であれば早巻きにより、巻き出しや巻きの重さを感じ難くしてくれる上、魚をかけて寄せる際の効率も良い。
ハンドルをカスタムハンドルに交換して、ハンドル径を長めにするのも良いでしょう。
まさに、この機種を最も活かせるシーンではないでしょうか。

補足として、トーナメントでの使用ではありませんが、大物用タックルとしての使用もマッチするでしょう。








23 AIRITYとの比較(番外編)

「23 VANQUISH」の対抗馬、といっても過言ではない機種「23 AIRITY」。
こちらとの比較も皆さんかなり気になるところではないかと思い、番外編として筆者の考えを記述させていただきます。

エリアトラウトで使用しやすいのは、ずばり、ノーマルでの使用であれば「23 VANQUISH」、チューンして使用するのであれば「23 AIRITY」となるでしょう。
ノーマルの状態であれば「23 VANQUISH」の方が遥かに巻きが軽いですが、「23 AIRITY」は「23 VANQUISH」に比べてチューンすると化ける機種です。
チューンした「23 AIRITY」の巻きの軽さは圧倒的に「23 VANQUISH」を凌駕します。
よって、エリアトラウトにおいて、より幅広く使用できるのは「23 AIRITY」になるかと思います。
チューンを前提に「23 AIRITY」を選択いただければ、好みもありますがエリアトラウトで非常に快適な釣りができるのではないでしょうか。
欲を言えば、AIRITYよりもEXISTをお勧めします。

 

 

 

「23 VANQUISH」、「23 AIRITY」ともにチューニングのご注文お受けしておりますので、チューニングの際はぜひ当店までご相談ください。

 

 

 

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