アングラーの皆様、ハンドルノブに拘っていますか?
ハンドルノブのベアリングチューンは最もチューニングの中で難易度が低く、構造もあまり複雑では無いため、初めての方でもご自身で簡単にチューニングできる部位と言えるかもしれません。
しかし、ハンドルノブのベアリングチューンはベアリングをただ追加するだけでは無い、ということはご存知でしょうか。
今回はハンドルノブについて書かせていただきますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
たかがハンドルノブ、されどハンドルノブ
「ハンドルノブ」はハンドルのつまみ部分を意味する名称です。
「あまり釣果に直結するような箇所ではないよね」と思ったあなた、それは違います。
この回転性能が低いと、以下の不都合を生じさせます。
まず、ハンドルはドライブギア、つまりリールの心臓部と指を繋ぐパーツです。
そのためハンドルノブの回転性能が低いと、露骨に感度が低下します。
それから、巻きの軽さにも影響を与えます。
リール自体の巻きが軽くても、ハンドルノブの回転性能が低いとそれが抵抗になり、その巻きの軽さを少なからず阻害することになります。
さらに、回転性能がただ低いのでは無く、回転がスムーズでは無い場合、一定のリトリーブがしにくくなります。
また、回転性能だけではなく、ハンドルノブのガタつきなども巻きにノイズを与える等のマイナス面があります。
結論は、「ハンドルノブ超大事!!」ということ。
上級者であればあるほど、一見あまり効果が無いように思えることでも、細部までしっかりとチューニングされたリールを使用されています。
ハンドルノブのチューニングは、ただベアリングを追加するだけでは無い?
ハンドルノブのチューニングの大部分はベアリングの追加、といっても過言では無いはず。
ただ、ベアリングを追加できるのはミドルクラス以下のリールの場合に限りますが、確かにベアリングを追加しただけでも見違えるくらいの回転性能を得ることは可能です。
でも、それでは究極の回転性能を得ることはできません。
2BBハンドルノブ仕様のハイエンド機種でも、初期状態であればこれには程遠いでしょう。
ハンドルノブに究極の回転性能を付与する手法は1つではありませんが、その内、最も重要なこと・・・
それは最適なクリアランスに仕上げることなのです。
しかし、これは中々に難易度が高く、素人が一朝一夕でできることではありません。
メーカー出荷時であれど、最適なクリアランスに調整されておりません。
筆者は職業柄、皆様のリールを触らせていただきますが、ハンドルノブが最適なクリアランスに調整されているなと感じるリールは、全体の半分もありません。
ハンドルノブにガタつきがあるものや、クリアランスがキツキツでハンドルノブが回りにくいものなどが多いのです。
たまに、ご自身でハンドルノブのネジを緩めて回転性能を上げようとされる方がおりますが、これは論外です。
クリアランスの調整には知識、経験、センスが必要不可欠と筆者は思っており、特にセンスにおいては、その人だけが持つ独特の空間把握や好み、感性などがチューニングに直接出てしまうものです。
これはハンドルノブに限ったことではありませんが、これらを持つ者が、ガタの無い究極の回転性能をもつハンドルノブに仕上げることが出来るということは、言うまでもありません。
あなたのハンドルノブは大丈夫ですか?
AReA 666