今年も惑星観望の時期がやってきました。

惑星観望時はこのようにセッティングしています。

鏡筒：Kenko SE120
架台：Sky‐Watcher AZ-GTiマウント
カメラ：SVBONY SV605CC 冷却カラーカメラ
その他：5倍バローレンズ TeleVue Powermate 5.0x（31.7）
　　　SVBONY UV/IRカットフィルター(https://www.svbony.jp/uv-ir-cut-filter/)

最近2週間ぐらいの間で惑星を電視観望してみました。
（空が晴れていて、風がなく、時間がとれた夜が4夜ありました）

電視観望の方法はこちらに記載の通りです。

まずは土星。シーイング(というよりは風がなく、望遠鏡が揺れなかったので)、これまでの自己ベストか、そうでなくてもベストスリー以上の出来でした。

次は木星。こちらは土星よりも大きく明るいので、よい結果が得られやすいです。大赤斑の見えるタイミングを狙っていたので、土星よりも撮影のトライ回数が少なく、自己ベストとはなりませんでしたが、なかなかキレイに映りました。

最後に惑星ではありませんが月です。
なんとなく望遠鏡を月に向けたら、たまたまクラビウスクレーターが目に入ったので、撮影してみました。
クラビウスクレーターは、大きなクレーターの中に小さなクレーターが弧を描くように並んでいて、小クレーターがいくつ見えるかで望遠鏡の性能指標にされることもあります。

クラビウスの部分に標準を合わせてスタッキングしたので、周辺部（ティコのあたりなど）はピンボケしています。

クラビウスは初めて撮影したので、これが自己ベストというか唯一の結果ですが、口径120mmのアクロマートとしては思っていたより良く映りました。

惑星の電視観望