ザ・ウォーカー(RG12)
今日は、「ザ・ウォーカー」を見た。
荒廃した世界と、セクシーなゲイリーが
久々に悪役をやる所が見たかったの。
ゲイリー、なんてエロくてセクシーでキュートなの~![]()
ゲイリーといえば(!?)、fallout3 好きの間で
この映画が話題になってるみたいだったけど、確かに
世界観がfalloutっぽかった。実際ずっと*falloutしてたし。
崩れた高速の風景などは、いかにもだった。
*fallout…放射性降下物のこと。
そういえば、道具屋?の主人が
トム・ウェイツだってことに全然気付かなかった。
時計仕掛けのオレンジのマルコム・マクダウェル
(fallout3でエデン大統領の声もやってるから笑えるw
こういうの好きなのか)とか、ハリポタの校長でおなじみの
マイケル・ガンボン(意識してないと全く気付かない役柄)
とか、フラッシュダンスのジェニファー・ビールス
も出てくるなど、実は結構な豪華キャストなのでは。
↓※以下、容赦ないネタばらしトーク※↓
日本語で「ザ・ウォーカー(字幕:林完治)」と出た後
本編が開始してちょっとすると、
「The Book of Eli」と題字が出る。
邦題違うじゃん…(個人的には題名を勝手に付けるのが
あまり好きでない)。
エリ、というとエリ・エリ・レマ・サバクタニという言葉もあるから
神の書、みたいなもん?と適当に想像する。
加えて後で、主人公の名前が「イーライ」と判明し、綴りが「Eli」
だったので、二重に掛けてるのかな?と思った。
Eliは預言者エリヤも表わすから、主人公が預言者ってことも
暗に?言ってるんだろう。
アメリカ人にとっては常識なのかもしれないけど、
キリスト教がそこまで身近でない日本人には分からないと
配給会社に思われたんだな。
実際「ミカエル」やら「ガブリエル」などの有名所の名前であっても
「何それ?」と聞かれたりすることがあるので、
そういうのはピンと来ない人が多いのかもね。
*
で、内容は…ちょっと間延び気味というか、薄味?
世界を滅ぼしたといわれている、兵器ともなりうる
恐るべき力を秘めた本を持って西へ旅する男。
って書くと、超かっこいい!!で、その本の中身は一体何なんだよ!?
となるが、すっごい早さでネタバレされる。聖書ですと。
…。
ワクワクを返せ。
ゲイリー(悪役)「その本を持ってすれば
人々の心がけを変えることができ、真から支配できる。
今のような無秩序でない状態で町を治めることができる!
だからよこせ!」
※要約
あ、敬虔な、キリスト教徒達の、話でしたか~…。
てかゲイリーの言ってること、キリスト教徒的には
結構ウェルカムじゃない…?渡してしまえば…?
と思ってしまった。
ゲイリーが聖書が欲しいからと部下にザクザク人殺させてるのと、
主人公が、聖書を運べという脳内電波(おい!)によって
妨害する者をザクザクと殺しながら進むのって、実際、
どんだけの距離よ…?
キリスト教布教の歴史だって、そんな綺麗ごとどころか
侵略だの殺戮だのの上にあるんだろうに…
平野耕太「CROSS FIRE」
「 我々 ( カトリック ) をなめるなよ
邪教徒キリスト教の歴史は闘いの歴史だ
異端審問と異教弾圧で屍血惨河を築いてきた
最強の世界宗教だ」
↑みたいなw
今更
「敬虔で清らかな魂を持つ善人が、時に人助けなどをしながら
素晴らしい教えを平和裏に人々に伝えようと旅します
(時には意に沿わぬ罪も犯しますが、
それは主の御心に沿うためですから仕方ありませんね♪)」
みたいな、みたいな。
それとも植民地拡大のために布教してきた黒歴史を
ゲイリーのキャラに負わせて皮肉っているとでもいうのか。
ないなー。
それにしてもゲイリーは、かなりのゴロつきどもを抱えながら
終始強い感じの描写がなく、何で奴らを押さえ込んでいるのか
さっぱりわからなかった。実は超強いみたいな裏設定があるなら
一回くらい見せてくれ!
(水源の位置を知ってるっていっても、仲間も把握してるから
それは権力を握り続けられる理由にはならないだろうし、
何より最後「おまえは弱ったから制御しきれない」的なことを
言われるからには、これまでは(腹心の存在を差し引いても)
ある程度の強さを持ってたってことだよねえ)
ゲイリーが本当に聖書の教えに沿って
人々を導くかどうかは怪しいかもしれないが、
最後のアルカトラズだって、本は作ったかもしれないけど
それをきちんと実効活用できたのかどうか?
結局描写はされてないけど、一部の文化人を気取った人間達による
宝の持ち腐れとかにはならなかったの?
人を(キリスト教的枠組みで)教え、導くなら
もう既に1つの街を実効支配してるゲイリーに教えてあげても…。
てか主人公、結局暗記してるなら、後生大事に本持ってないで
もっと知りたがってる奴等に教えてやれよ!
ゲイリーも、世界が滅んだ時には若かったのかもしれないが、
そんなに聖書の教えの絶対的な力を信じてる敬虔な教徒なら
もうちょっとお気に入りの章とか暗記しとけwww
まあ、それじゃ映画になりませんけどね。(解決)
聖書が戦争の発端になった、というのは
まあ、ある意味現実にそういう側面もあるし
(宗教的イデオロギー対立の側面を持つ戦争など)
そんなに変でもないけど、だからって
聖書は兵器になるから何が何でも手に入れろ、とか、
世界中に溢れ返ってる聖書を全部焚書しました、とかは
なんでやねん感に包まれた。
荒廃した世界で晩餐をとる時に祈りを捧げたりするところとかは
キリスト教徒とかにはたまらなく敬虔な気を呼び起こされる
切ないシーンなのだろうと思う。しかし段々段々と描写が
キリスト教!キリスト教!キリスト教!キリスト教!
となるにつけ、キリスト教徒以外の人はお腹一杯になるやも?
しかしヒロインは、別に訓練された人間でもないのに
どうして途中から工作員みたいな動きに…。
あと、聖書を暗唱する主人公の目を見て、盲目だったのか
と、見てる時は素直に思ったけど、帰りに思い返すにつけ、
あの行動で盲目設定はちょっと…私の勘違いか??
と悩みまくった。だって、あの座頭の市っつぁんだって
あんな見えてる感バリバリの動きはできねえええ。
しかし、あんな汚い世界になったら一日たりとも生きていけないよ…
頭も洗えないとか…てか世の中のみんなが顔も洗ってないとか…死ぬ。
死体から服剥いで、いい素材だからと喜んだり、死体を食す猫を仕留めて
焼いて食べたり脂絞ってみたり、人肉食してる老夫婦がいたり…
(fallout3でいう“謎の肉”ってやつだな!)
相手の気分次第で簡単に撃ち殺されるとか、シティ・オブ・ゴッドの
リオデジャネイロ並に怖いわ!(リオどんだけ怖いんだよ)
帰宅したとき、「手を洗えて良かった」とか思ってしまった。
*
ところでゲイリーの部下役のレイ・スティーヴンソンが
格好よくてハァハァした
(ババア興奮すんなwww)
こないだのダレン・シャンと、大昔のクライヴ・オーウェン主演の
キング・アーサーで見た事はあるらしいが、あまり覚えがなかった。
○エリ・エリ・レマ・サバクタニ…ナザレのイエスがゴルゴダの丘で磔刑に処せられた際、十字架上で発したと言われる言葉。ヘブライ語で「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味。
○エリ(イーライ)…ヘブライ語で「わが神」の意味、もしくは預言者エリヤの意味、もしくは旧約聖書に出てくるイスラエルの祭司の名。






