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八尾市 河内山本 3年以上治らない ひざ痛・腰痛専門

アークス整骨院 古川智章です。(@arcx_yao)

 


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前回「長腓骨筋」の作用と一緒に診るべきポイントをお伝えさせていただきました。

 

今回は、長腓骨筋の機能不全を治療する考え方やポイントをお伝えさせていただきます

 

●長腓骨筋のおさらい

起始:腓骨と腓骨外側2/3

停止:中足骨底

長腓骨筋の作用:足関節の底屈+外反

支配神経:浅腓骨神経

 

 

 

◆機能不全確認

 

①徒手抵抗

②関節の抵抗

③触診

 

大まかにこの3つを用いて長腓骨筋がしっかり機能しているか評価します。

 

 

◆治療ポイント

 

機能不全を起こす原因は3種類です。

 

①神経抑制

②相反神経抑制

③ひっぱり(癒着)

 

それでは一つずつ確認していきましょう

 

①神経抑制

 

*神経抑制とは、神経が癒着や圧迫を受けることで電気信号が通りづらくなり、筋肉に力が入りづらくなっていることを言います。

 

今回は総腓骨神経の抑制ポイントは特に多いのが、大腿二頭筋短頭の下を通る場所です

 

 

 

大腿二頭筋と長腓骨筋は切り返し動作など、外に体重を乗せる場合に共同して働くため、同時に悪くなっていることが多いです

 

アプローチ方法は大腿二頭筋短頭を捉え、そのまま外側方向にリリースしていきます。

筋肉自体を動かすイメージでおこなっていただくと、効率よく治療することができます。

 

短頭と総腓骨神経の癒着がはがれることで、長腓骨の機能不全は解消されます。

 

 

また長腓骨筋の神経支配は浅腓骨神経です。

しかし細かく評価するためには、浅腓骨神経は総腓骨神経からの分枝であり、

浅深腓骨神経・脛骨神経支配の筋肉をそれぞれ評価する必要があります。

 

●浅腓骨神経→腓骨筋など

●深腓骨神経→前脛骨筋や長趾伸筋など

●脛骨神経→腓腹筋や後脛骨筋など

 

大まかに3つの支配神経を評価することで、

どこで神経の流れが悪くなっているのか(抑制)

判断することができます。

 

全ての筋肉が悪くなっていると、先ほどの大腿二頭筋短頭で機能不全を解消できますが、分岐移行での抑制の場合、分岐してからの癒着を疑いアプローチする必要があります

 

 

 

 

 

次回は長腓骨の相反神経抑制と癒着についてご紹介していきたいと思います

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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