前の会社の得意先さんとは今でも仲良し。
恐らく30過ぎと思われる彼女は佇まいが
大人の女性を感じさせ、発言にも自信が現れ、
自分で積極的に商売をしたいと考える姿勢が
私の憧れる女性像に近い。
彼女も私と同じで前の職場を去ったばかり。
働きながら美容関係の資格を取得し、おうちでエステ
を始めるべくひとり立ちしたばかりなのだ。
彼女の行動の勇気と元気の源になっているのが「○○の会」
といういわば新興宗教のようなもの。
もちろん彼女曰くは宗教ではないが、
救世主と名乗る指導者がおり、その人から転写と呼ばれる
いわゆる恩恵みたいなものを受けるのだ。
彼女はそれを知って、転写を受けてから約8ヶ月。
全てがうまく回っているという。人間関係も、仕事も。
こんな素晴らしい会を教えてあげたい!
そして、私を誘ってくれたのだ。
前にも書いたように私はキリスト教なので、正直な話、
このような会は私には必要が無い。
転写を行う為に1万円を徴収する「○○の会」と違って
私が信じるものは決まったお金を要求される事はない。
転写というのはつまりはお祈りに当たるが、お祈りは
何も無くても出来るところに信頼性と重要性がある。
転写をしてもらうのに○○カードが何枚必要だとか
転写をしてもらった後は風呂に入るなだとか、私には理解不能だ。
なによりも、自ら救世主の名乗る指導者はありえないのだ。
二千何年に日本から救い主が現れるだなんて、人間が分かる訳が無い。
信じるものは見えないから信頼出来るし頼れる。
心を開けるし、恥じる事も無い。
彼女の信じるこの不思議な会を馬鹿にしようとか言うわけじゃない。
彼女は確かにこの会によって元気をもらって
仕事を上手くやっていく糧にしている。
人は弱いので元気の元を見つけないと
すぐにへこたれる。それに比べて悪魔は強くて賢いので
人の弱みにはいつでもつけこんでくるのだ。巧みな方法で。
私の尊敬する彼女がこの会を信じる事を止めようとは思わないけれど、
彼女が私を見て、宗教を持つ私を見て、この会よりも大切な何かを
感じ取っていつか興味を持ってくれればと思って、これからも誠意を
持って彼女に接しようと思いました。