京都へ帰る前に 〜元・京おんなの体験記〜 | 元・京おんなの あんなこと こんなこと

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酸いも甘いも・・・京都に暮らしてウン十年。
〜わけあって   今は京都から離れて暮らしています〜

 

こんばんにゃ〜

 

才木投手のおかげで

月曜日の気分がとてもイイ。

 

今週末、とある用事で京都へ帰ることになりました。

 

既に住民票もうつしていますが、

いまだに私にとって

京都は行く場所ではなく、

帰る場所です。

 

さて、

引っ越してからというもの、

美容室選びに少々苦戦中・・・

 

いちばんめに行ったのは

全国展開で

店長さんにカットしてもらい、その腕前はすぐれていましたが、

 

シャンプーボーイ(?)たちが物販を競っていて、

(多分、本部からノルマを与えられているのだろう)

 

マダム(?)達が

ホストの為にボトルを入れるがごとく、

 

『私はシャンプーを・・・』

 

『じゃあ、私はシャンプーとトリートメントね・・・』と

 

鼻息あらく闘っていて(苦笑)

 

それがイヤで一回こっきり。

 

にばんめに行ったのは

オーナーさんが

シャンプーから仕上げまで

ひとりで行っていて、

 

貸し切りで

他のお客さんの会話が耳に入ることなく、

 

ヘッドスパの技術は

(私、ヘッドスパに関してはちぃーっとばかしうるさい)

今までの施術でベストだと思うぐらい。

 

せっかくお気に入りが見つかったと喜んだけれど、

如何せんなかなか予約が取れない。

 

電話予約はなく、web予約のみ。

 

仕方なく他を探して・・・

 

さんばんめに行ったのは、

担当者は感じが良かったものの、

別の支店から回ってきたらしく、

 

店内で派閥があるようで、

冷え冷えした雰囲気の中で

お客であるこちらが担当者を励ます始末。

 

京都へ帰るのに

ボサボサのあたまで帰るわけにはいかないので、

 

どうしようか思案していた。

 

家のそばから

離れたところ(バス停みっつぐらい)

大きめのスーパー(商業施設)があって。

 

いつもと違う入口から入った。

 

そのスーパーの店内を歩いていたら、

 

自動扉から

さわやかな親子連れが出てきた。

 

お父さんは草食系。

男の子は小学校2年生ぐらいかなぁ。

 

何の店?

思ったら、

カット専門店だった。

 

理容室の利用自体ははじめてではなかったが、

(お顔そりとかね、京都でやってもらったことがあったから)

 

カットのみのお店を利用するのは

はじめてで。

 

理容師さんが2名。

 

白髪の年配のお客さんを

女性の理容師さんがカット中。

 

もう一人の男性の理容師さんは

さわやか親子のカットが終わって

後片付けをしているところだった。

 

待ち時間ナシやん!

 

今や!と閃き、

 

気が付けば店の中へ入っていた。

 

『あの〜、私、はじめてなんですけど・・・

 女性のカットも出来るんですか?

 今、親子連れのお客さんが

 お店から出てこられて、感じよかったので・・・』

 

『はい。女性もOKですよ。

 先に、タッチパネルでお支払いをお願いします。』

 

しどろもどろしながらも、

どれぐらい切ってもらうか説明して。

 

いやぁ、早い、早い。

無駄話いっさいナシ。

 

鋏が動く、動く。

 

その間も

自動扉が何度か開き、

タッチパネルを押す音が・・・

 

鏡で仕上がりの長さを確認。

 

掃除機のホースのようなもので

首のまわりをゴゴ―ッと吸われ・・・(笑)

 

『お手拭き使われますか?』

 

『えっ?』

 

『おでことか、髪の毛が付いてたら、

 そこの鏡で見て拭いていただいて・・・』

 

『あぁ、それなら、お手拭きください。』

 

鏡を見ながら拭いていたら、

鏡に、待っているお客さんの姿が・・・

(いつの間にか5名も座って)

 

こりゃ少しでも早くお店を出ないとと思い、

慌てながら、

 

『あの〜、お手拭きを捨てるゴミ箱はどこですか?』

 

『タッチパネルの横です。』

 

『あぁ、わかりました。どうもありがとう〜』

 

5名(すべて男性)のお客さんの視線を浴びて・・・(苦笑)

 

私、ランチで

競馬新聞を広げているようなおっちゃんが居てるようなお店でも

(味が良ければ)

一人で平気で入れるので・・・(笑)

 

でも、カット専門店は今まで選択肢になかった。

 

なんて、爽快!

コスパ最高〜!!!

 

にばんめの美容室のヘッドスパも捨てがたいが、

カットだけなら充分、充分。

 

※長いソファに他の多数のお客さんと並んで待つのは

 ちょっと勇気がいるかも・・・(笑)