『まよなかのだいどころ』

作・絵 モーリス・センダック

訳 じんぐう てるお
冨山房



よくうちのこどもは、思いつきのうたをうたっているのですが、

まえにこんなのがありました。本人はすぐにわすれちゃいます。
「ぼくはねて、またおきる。そしてまたねて、またおきる。きょうはねて、あしたまたおきる。それをなんどもくりかえす。」
(ぼくといっていますが、おんなです。)

こどもにとって、夜中、寝ている間がすごく不思議なんでしょう。夜に暗くなること自体も。

寝ている間に何が起こっているのか。

隣の部屋で、どん、ばたん、と音がする。

うるさい!とミッキーが叫んでます。

けっこう強いこどもだね。

と思ったら体がふわふわ浮かんで、服も脱げて、

この浮遊感が大好きです。

『まどのそとの そのまたむこう』のアイダもそうだったね。

そうしたら、真夜中の台所。

太った陽気な?コックのおじさんが、三人。
なんだか、みるからにケーキづくりの職人な感じ。密室感があって、大きな声が響いてくるよう、やけに現実感の強いシュールな夢を見ているよう。

ミルク、ミルク、ミルクがないとおいしいケーキがつくれない!


ミッキーは、またふわふわ浮かんでミルクを取りに行きます。空へ向かって。


センダックの絵本は、こどもが一人で安心する家とは違う世界へ行って、また、大好きな家に帰ってくる、というものが多いですね。

ゴブリンの洞窟、かいじゅうたちの島、
真夜中の台所、

いったいこれらは何だろう。

違う世界へ踏み入る勇気を疑似体験できるように?

それにしちゃ、真夜中の台所はやけに楽しいようなリアルな夢のような、太ったおじさんが、三人とは、何ともちょっとうなされるかもしれないような。

でも、ミッキーは、勇気があったね。

ミルクは大量にもってきたよ。
自分がミルクの中に入って。
おじさんは気にせず大喜び!

この絵本。こどもがとても喜びました。

大きい声で朗読してくれました。学校式に(^^)w
どこがツボだったのかよくわかりませんが。
どこが面白かったの?なんて野暮だから聞きませんけどね。

ありがとうございました。