『スイミー』

作 レオ・レオニ

訳 谷川 俊太郎

好学社






【閲覧注意】いきなりネタバレから始まる挑戦的なブログです。(笑)

 

 

この絵本のラストは

 


黒い小さな魚のスイミーが、僕が目になる、と言って、同じ兄弟のたくさんの赤い魚といっしょになって、大きな魚になり、こわい本当の大きな魚を追い出してしまうのです。


グラフィックデザイナーである、レオ・レオニならではの、グラフィカルな発想だと思います。

 

あ、好学社さんのツイッターで知りましたが、(いいねしました。)

 

今日はレオ・レオニさんの誕生日です。

 

今日の朝、絵本を読んで、これを書こうとしてから、知ったのです。

 

なんという、シンクロニシティ!といっても、わたしはそういうオカルティズムをあまり信じないのですが、おもしろい。

 

さて、わたしがこの絵本で印象的だったのは、ラストの大きな魚になるところではないのです。


大判の絵本いっぱいに広がる海のそこを、一人およぐスイミーのその姿です。


仲間からはぐれたスイミーが、不安からたちなおるのは、海の中で出会うおもしろい生き物を見ていながら、一人で回復する力をつけていくことによってです。


クラゲやウツボやワカメを見て。


だんだん、楽しいなという気持ちになってくる。


レオ・レオニも丹念に描いています。


二十億光年の孤独 を書いた谷川俊太郎さんが、スイミーの孤独を感傷的でなく、スイミーの好奇心のままに体言止めで表しています。(原書はしりませんけど)


この絵本、小学校でよく課題になるんですね。教科書に載ってるのかな。

  

学校的感想のポイントでは、スイミーはみんなと自分だけが違っても、それを活かすことで、勇気をもって、みんなを説得し、力を合わせて、より大きな力になり、仲間を助けた。勇気をだして、自分の個性を活かし、みんなで協力することのすばらしさを教えられました。


ということになるのかな。


ただ、わたしの正直な感想だと、そこではなくて、小さなスイミーの体に対して、圧倒的に広く深い海、そこでのスイミーが対面する圧倒的な孤独、それと引き換えに見た、世界の不思議さ、うつくしさ、です。


海は二十億光年の彼方を思わせる宇宙、そこにいるわたしの孤独と命に繋がっている。

 

そこから一人で回復する生き物としての力なんですけど。


わたしたちは、そうした生き物なんだ。

そうして宇宙に対峙している。

 

その不思議さ。

 

それを繰り返し主張しても、学校では?かな。

 

こんな妄想癖はやっぱ、相手にされないかなあ。だからだめだったんだよな学校では。

そうして大人になってしまいました

ヽ( ̄▽ ̄)ノ

 

何にしても、傑作まちがいなしですよ、この絵本。

 

 

びっくり。ヽ(・∀・)ノ

 

 

今日は長すぎましたね。

 

小田原に遊びにいった東海道線の中で書いてたせいですよ。

小田原城に登りました。こどもはそれなりに楽しんでました。こどもの日なので。汽車ポッポはもう乗らないそうです。

 

帰ったら、カマボコ食べます。

揚げ蒲鉾がうまいです。


天守閣より。