| スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし [ レオ・レオニ ] 1,572円 楽天 |
『スイミー』
作 レオ・レオニ
訳 谷川 俊太郎
好学社
- 【閲覧注意】いきなりネタバレから始まる挑戦的なブログです。(笑)
この絵本のラストは
黒い小さな魚のスイミーが、僕が目になる、と言って、同じ兄弟のたくさんの赤い魚といっしょになって、大きな魚になり、こわい本当の大きな魚を追い出してしまうのです。
グラフィックデザイナーである、レオ・レオニならではの、グラフィカルな発想だと思います。
あ、好学社さんのツイッターで知りましたが、(いいねしました。)
今日はレオ・レオニさんの誕生日です。
今日の朝、絵本を読んで、これを書こうとしてから、知ったのです。
なんという、シンクロニシティ!といっても、わたしはそういうオカルティズムをあまり信じないのですが、おもしろい。
さて、わたしがこの絵本で印象的だったのは、ラストの大きな魚になるところではないのです。
大判の絵本いっぱいに広がる海のそこを、一人およぐスイミーのその姿です。
仲間からはぐれたスイミーが、不安からたちなおるのは、海の中で出会うおもしろい生き物を見ていながら、一人で回復する力をつけていくことによってです。
クラゲやウツボやワカメを見て。
だんだん、楽しいなという気持ちになってくる。
レオ・レオニも丹念に描いています。
二十億光年の孤独 を書いた谷川俊太郎さんが、スイミーの孤独を感傷的でなく、スイミーの好奇心のままに体言止めで表しています。(原書はしりませんけど)
この絵本、小学校でよく課題になるんですね。教科書に載ってるのかな。
学校的感想のポイントでは、スイミーはみんなと自分だけが違っても、それを活かすことで、勇気をもって、みんなを説得し、力を合わせて、より大きな力になり、仲間を助けた。勇気をだして、自分の個性を活かし、みんなで協力することのすばらしさを教えられました。
ということになるのかな。
ただ、わたしの正直な感想だと、そこではなくて、小さなスイミーの体に対して、圧倒的に広く深い海、そこでのスイミーが対面する圧倒的な孤独、それと引き換えに見た、世界の不思議さ、うつくしさ、です。
海は二十億光年の彼方を思わせる宇宙、そこにいるわたしの孤独と命に繋がっている。
そこから一人で回復する生き物としての力なんですけど。
わたしたちは、そうした生き物なんだ。
そうして宇宙に対峙している。
その不思議さ。
それを繰り返し主張しても、学校では?かな。
こんな妄想癖はやっぱ、相手にされないかなあ。だからだめだったんだよな学校では。
そうして大人になってしまいました
ヽ( ̄▽ ̄)ノ
何にしても、傑作まちがいなしですよ、この絵本。
びっくり。ヽ(・∀・)ノ
今日は長すぎましたね。
小田原に遊びにいった東海道線の中で書いてたせいですよ。
小田原城に登りました。こどもはそれなりに楽しんでました。こどもの日なので。汽車ポッポはもう乗らないそうです。
帰ったら、カマボコ食べます。
揚げ蒲鉾がうまいです。
天守閣より。
