前回お伝えした通り、母からの手紙を書きたいと思います。

 

「お母さんはビックリしたョ!

でも勇気を出して自分から手紙を書き渡してくれたので何も云わない。

二度と人のものを取るような事をしない事。

今までのことは、お父さんもお母さんも、そしてお姉ちゃんも色々と心配したけれど、いつもあなたを信じていたので、いつかは立ち直ると思い、余り云いませんでした。

その通りに「立ち直る」と書いてくれた手紙、とてもうれしい。

お父さんもお姉ちゃんも、たいへん喜ぶよ。

勉強は先日も話したように、あなたは頭が良いのだから一生懸命夏休み勉強すれば、ぜったい取り戻せます。

ガンバレ!!

お父さん、お母さん、お姉ちゃんも、あなたの立ち直りを心から信じています」

 

まずはお金を盗ってしまったことに関して、寛大な対応をしてくれたことに安堵したことを覚えています。

通常であれば怒られて当然のことで、当時の私も覚悟していたはずなので…。

出した手紙は手元に残っていないので詳しい内容は分からないのですが、「立ち直る」というワードが入っていたのですね。

家族に申し訳ないと思うと同時に、どうして私は学校へ行けないのだろうと、とにかく悶々としていた時期です。