坂の上の 建築②-1 | archomeのブログ

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彼は団塊の世代そのものでした。


個の充実と、背景社会の上昇が


一致し、彼のやる気をそれが支えた


わけです。


その上、その団塊の中を泳ぎ切り、


勝ち組だったので先輩としても優秀で、


受け取る側にそれなりの素養があれば、


手本としては、”標準形”を示しきった


といえるでしょう。


日本で第二の建築系大学を出、


就職した大手 O組では社内履歴が


特Aだったし、一般教養でも


体積や面積の公式になぜ1/3や


1/2の係数がつくかを


微積分でさらっと説明したし、


文学にこそあまり興味を示さなかった


けれど、散文は上手だった。


はったりやごまかしをしない人で


その性格のまま建築にうちこんだ、


というべきである。


その点が、こだわりのある施工屋


という評価をもらう所以となって


いる。


ところが