「懐かしい智頭・鳥取 パキスタンのレ中尉から便り」

鳥取に赴任していたパンジャップ部隊アブドル・レーマン中尉からかつて同中尉が八頭郡智頭料に出張のさいなにくれと世話した智頭町、林旅館女将きくさんんい「長い間御厄介になってありがとう、鳥取と智頭の町がなつかしく思い出される」と次のような初便りが五ヶ月もかかってやっとこのほどやって来た-

 

昨年8月28日に鳥取を出発してからもう7ヶ月たちました(日付3月15日)私の国はパキスタンというので印度ではありません、帰るとパンジャプ地方の攪乱で4ヶ月ばかりは大変忙しい時でした、私は日本がとても好きでどんな事があっても忘れられません、日本ではまったく素晴らしい時をすごしました、世界中でこんなところはないと思います、私が智頭へ行ったとき楽しい時を過させて頂いたあなたやパパさんや姉さんや子供さんたちに感謝します、また機会があったら思い出の鳥取、智頭へ行きたいと念じています、なつかしい鳥取と智頭の町とはなから附近の端がこわれてジープが河の中に落ちたときの思い出の場所であり私にとって永久に忘れられません、私は当時智頭の人々が貴重な援助をして下さったことを忘れません、私は元気で新しく生れたパキスタンの国で、暮していることをつけ加えておきます