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続いて自民党の総裁選です。
先ほど、こちらで大いに語った
安倍総理と石破元幹事長。
この国の未来をどう考えるのでしょうか。
ゴルフをやってると、
何かよからぬことをしてるのかという
誤解を恐らく持っているのだろうと思いますが。
今夜は自民党総裁選に立候補した
お二人を招いて討論を行いたいと思います。
ご紹介いたします、自民党総裁の安倍晋三内閣総理大臣です。
こんばんは、よろしくお願いします
そして石破茂元幹事長です。
こんばんは、よろしくお願いいたします。
ぜひ骨太の議論をお願いしたいと思います。
そしてTBS政治部の遊佐部長にも
議論に加わっていただきます。
今夜はできるだけたくさん議論をしていただきたいので
お1人1分程度でお話ししていただくようお願いいたします。
1分を過ぎますと、こちらのランプが点滅いたします。
早速ですが、まずこちらをご覧ください。
10日の会見で安倍総理が示した
安倍政権の6年の成果です。
安倍総理は告示後初めての演説で
アベノミクスの成果を強調した。
安倍総理は景気回復が地方にも広がっているとし、
地方税収が過去最高の40兆円になったとした。
野党側の格差が広がっているとの指摘に対しては、こう反論。
数字で示したアベノミクスの実績。
果たして国民の実感は…
今のVTRにもありましたけど
株価とか雇用は非常はそういう意味では成果が上がっているんです
けど、
一方で経済ですから、光と影の部分もありまして
こういう数字もあるんです。
各種の調査で大体こんな数字なので、
株を持ってる人がこれくらいの数字に近いということもあって
恩恵がいま一つ広がりがない、この点についていかがですか?
今の生活に満足しているかという調査がございますね。
これは相当多数の世帯で調査をしている数字です。
これはご承知のように74.7%、
過去最高になっています。
一方、満足していないという数字は
過去最低になっている。
ですから、数値で我々は言うしかないですね、
満足度がどこかと。
これはずっと今の数値については
継続的に皆さん計測はしておられませんよね。
10年前に計測しておられませんよね。
我々政権とる前、計測しておられませんよね。
ですから、比較ができないんですが
その中で例えば株価が上がった。
例えば株を持っている人しか利益を得ていないのかといえば
それはそうではなくて、
例えば年金の運用は株式市場で運用しています。
これは53兆円プラスになりました。
140兆円規模が53兆円規模
大きくなってますから、今、年金財政で
大変だという話、あまりしてませんよね。
そういう意味において経済の指標をよくしていくことが
大切であって、みんな働く場があるかどうか。
ですが例えば正規雇用、政権交代前は
2人に1人分の正規の雇用しかなかったんですが、
今は1人の正社員になりたい人に対して
1人分の正規の雇用がある。
先ほどの発言は訂正しなければいけないんですが、
生活保護世帯の高校進学率ですが、
その後、高校進学率も言っておりますが
あれは高校進学率が8割台だったのが
9割を初めて超えた。
大学進学率は1人親家庭の皆さん家庭が
24%から42%になったということです。
石破さん、今の実感の問題、いかがですか?
有効求人倍率が全部1を超えた。
でも、給料は上がらないのは何でなんだろうねということだと思いま
す。
それは雇用のシフトが起こってるので、
男性から女性の非正規に移っている、
製造業からサービス業に移っている、
生産年齢人口から高齢者層に移っている。
そういう雇用のシフトが起こっているわけですよ。
シフトしちゃった側の方がなべて
生産性は低い、給料は低い。
だから有効求人倍率が
全国で1を超えても給料が上がらないということが起こるんですね。
もう1つは、つい最近のデータですけど
全国24万社、リーマン・ショックからちょうど10年。
どうなったんでしょうね。
利益は62%増えたんです。
売り上げは2%減ったんです。
売り上げが2%減って、
利益が62%増えたって、
これどういうことなんだ、
どこかでコストカットが行われているわけですね。
そうでないと、こういう数字になりませんのでね。
ですから株が上がった、いいことです。
有効求人倍率が上がった、いいことですね、
大企業がもうかった、いいことですね。
じゃあそれがそのまま地方や中小企業に行くかというと
将来不安といいますか、
社会保障は大丈夫かなとか、
国が1000兆円の借金があるものだから
誰か払わなきゃいけないということになると
将来不安について、社会保障を含めて
安倍総理はどういうふうに考えますか?
今の間違いなのでもう1つ言いますと
働き盛りの世代については、
非正規から正規に移る方のほうが
正規から非正規に移る方、逆転しました。
ですから、それは違うんです。
しかし、高齢者が増えてますから
退職した方は継続使用で増えてますよ。
でも、働き盛りはそうではありません。
それが実際問題として、
正社員の有効求人倍率が増えているんですから
非正規の人が正規に移ろうと思ったらできるんです。
例えば富山県や福井県でも
正規の有効求人倍率が1.1617になっている。
これはもちろん史上初めてのことなんですが。
それと給料が上がってないわけではありません。
最大賃金120円以上上がりましたね。
今年度は26円、これは28年ぶりの高い水準で上げています。
そして中小小規模事業者については
この20年間で最も高い水準で上がっている。
もちろん企業が上げていく収益の伸び率よりまだ低い、
これは残念です。
でも10%利益が上がったからって
10%給料上がりませんよね。
10%下がったら、10%下げないのと同じことですから
これからもっとしっかりと伸びるようにしていきたい。
将来不安については、財政健全化、
APBの目標を25年にしましたから
しっかりとこれは到達するように、
例えば税収も過去最高の税収、
60兆円を超えるような状況になってきました。
税収を増やし、そして歳出もしっかりと
適正化を行いながら財政健全化も進めていきたいと考えています。
石破さん、将来不安があるので
消費がなかなか伸びてこないと、
この辺はどうご覧になっていますか?
それはこれだけ金利が低くて、
貯金が増えてるっていうのは一体どういうことなんだろうねという
ことは
我々は真摯に受け止めないといけないと思いますよ。
今の20代、30代、40代の方々が
本当にこの国の債務はどうなっていくんだろうか。
年金は仕組みとして破綻しないけれども、
もらう額って減っていくんじゃないだろうか。
医療や介護ってのはものすごい増えてるわけですよね。
西暦2040年には社会保障費って
1.6倍に増えますので
そうなったら本当に医療が受けられるんだろうか、
介護は受けられるんだろうか、
そういう不安はものすごくあるわけです。
これは安心ですよってことを示していかないと
どうしても手元に現金を置いておこう、
そういう方々が増えるのは
これは自然の成り行きだと思ってますね。
ですから、消費税を上げますだけではダメなのであって、
社会保障をどうやって変えていきますかというのを
一緒にやっていかないと、これは
手元にお金が残るだけということになってしまう。
そうすると経済が回らないということになります。
それは社会保障の改革と併せてやることが必要です。
続いては、こちらのテーマです。
安倍政権を大きく揺るがしたモリカケ問題。
問われたのは利害関係者との距離感。
国有地を格安で購入した森友学園。
名誉校長を務めていたのは昭恵夫人だった。
財務省は当時、理財局長を務めていた佐川氏のもと
決裁文書から昭恵夫人の名前を消すなど、
改ざんにも手を染めていた。
一方、52年ぶりに新設された獣医学部。
加計学園が事業者に決まる前、
安倍総理と加計学園の理事長は
何度もゴルフや食事をともにしていた。
安倍総理はその当時、加計学園が
獣医学部新設を計画していることを
知らなかったとしている。
しかし、これより2年ほど前の愛媛県の文書には
当時の総理秘書官が
本件は首相案件と発言していたと記されていた。
ただ、本人は発言を否定していて、
食い違いを見せている。
まず森友学園問題ですが
振り返ってみますと、安倍総理がかかわっていたら
総理も国会議員も辞めるという答弁がありました。
あの段階で仮にしても総理が
もし自分と昭恵夫人の問題があるなら
調べてみよう、精査してみようということで
しっかりと精査して決裁文書もチェックしていれば
問題はこんなに広がらなかったような気がするんですが
その辺の反省はいかがですか?
確かに私の妻が名誉校長を務めていた、
そして私の友人が関わっていたことでありますから、
国民の皆様が疑念を持たれても当然のことだろうと思います。
しかし、私自身が一切指示をしていないということは
明確に自信を持っていました。
妻自身が売買に、あるいは認可にかかわるはずがないということにつ
いても
確信をしておりましたから
あのように申し上げた。
事実、4000ページ、これは皆さんも読んでおられないと思います
が、
読みましたけど。
本当ですか?はい、読みました、仕事上。
あの4000ページに私が指示したと出ていますか、出ていませんよ
ね。
うちの家内が頼んだと出ていましたか、出ていなかったですよね。
それは明らかになっている。しかし、一方、そういう疑いを持た
れても
これは当然だと思いますから、我々もしっかりとそういう意味におい
ては今後、李下に冠を正さずという気持ちで
対応していかなければいけない。
今、読んでないんじゃないですかと失礼なことも言いましたが
でも多くの方は4000ページも読みませんよね。
その上で報道されている。
あと、先ほど秘書官が会ったと、
それはもう秘書官も認めました。
しかし、あれから獣医学部の議論が始まったという報道が
随分ありました。
そうではなくて半年前に特区会議で有志者が
発議をして、そこから議論が始まりました。
この問題については、ほとんど報道されていないんですね。
こっちは報道されていない。
半年前に実はその議論が始まっていたのに、
でも、ここから議論が始まったかの報道がありましたので
そういう誤解についても質問されれば
1つ1つ丁寧にお答えしていきたいと考えています。
それから森友学園の国会の議論の中で、
総理の答弁の中でも
佐川さんの国税庁長官になったことに
適材適所だったという答弁があったんですね。
あれはやはり一般の国民からすると
そうかなという恐らく素朴な反応があると思うんですけど、
この辺はいかがですか?
基本的に人事については
どういう人をどういうポストにつけるということについては、
大臣が考え、
最終的には我々がそれを承認するということでありますが
基本的には適材適所ではない人事を
我々、行うつもりはありませんから
そういう意味でそうお答えしているところでございます。
やはり加計孝太郎さんが、いずれ利害関係者になる可能性があったん
ですね。
許認可という点で。
利害関係者になるかもしれない加計さんと頻繁にゴルフ・会食を
重ねたというのは率直に言って、総理、
まずかったなという気持ちはあるんですか?
結果としては
そういう形になりましたので、
今から考えれば、
そういう結果になると私は思ってもみなかったですから。
今から考えれば、そういうことにも気をつけるべきだったなと。
ただはっきりと申し上げておきたいのは
私はいわゆる利害関係者から1円も献金を受けていないわけですか

加計さんからもそうですし、
もちろん獣医師会からも全く私は献金を一円も受けていません。
そういう意味においては今までの様々な国会を巡る
事件とは一切かかわりがない話であって、
一部報道では、ロッキード事件と同じだという
報道もずいぶんなされましたよ。
私の妻の名前でアッキード事件という、
いわばレッテル貼りも報道でなされていました。
しかし、そういうことではなくて献金は
一切ないということは明らかになっていますよね。
しかし、ただ今、星さんがおっしゃったように
友人であるから疑われるということについては
注意深くしていなければならないと思っています。
例えば金融庁の幹部が
友達だからといってメガバンクの頭取と
これほどゴルフとか会食を
頻繁に重ねること自体、いいかなということになるんですよね。
ただ、星さんおっしゃっているのは
そういう利害関係があったから親しくするというのではなくて、
もともとの友人ですから、
利害関係ができて、例えばかつての財務省の大蔵省時代の事件があり
ましたよね。
あれは利害関係ができて
付き合いができた。
私の場合はずっとつき合っているわけです。
利害関係ができてから友人になったわけではないわけですから、
ですから金融庁の人が知り合うというのは
例えば仕事柄知り合うわけですよね。
それとは全然違うというところを、
意図的にそういう…
学生時代の友達でも金融庁の幹部と
ゼネコンの頭取はゴルフをしてはいけませんよ。
ゼネコン?メガバンクの人と金融庁の幹部は
学生時代に友達だったからいいだろうという理由にはならないです
よね。
ゴルフをしてはいけないというのは…。
ゴルフと会食をしてごちそうになったり。
石破さんでしたら、例えば加計さんのような立場にある方と
お友達であったとしても、ゴルフはしますか?
それは自分が権限を持ってるときはしません、少なくとも。
ですから、職務権限を持っているわけですよね。
私も国家戦略特区担当大臣でした。
少なくとも、そういう権限を持ってる間は
接触はしない。
それはあらぬ誤解を招いてはいけませんので、
そういうことだと私は思っています。
ですから、そこは本当に長年の友人であっても
私もいますよ、そういう友人は。
ですけども職務権限を持ってる間は
それは接触はしない、そういうもんだと思っています。
ただ、星さんゴルフに偏見を持っておられると思います。
今、オリンピックの種目になっていますから、
ゴルフがダメで、
テニスはいいのか、将棋はいいのかということなのだろうと思います
よ。
ただ、公務員の倫理規程の中には
ゴルフ入っていて、これはいろんな議論があります。
ゴルフをやっておられる方からは本当に
なくしてもらいたいと強い要請もあります。
色眼鏡で見られますから。
ゴルフをやっていると何かよからぬことをしているのかという
誤解を恐らく持ってるんだろうと思いますが
そうではないですよ。
ゴルフもスポーツの1つですから。
その中において、そういう規程があれば従うのが当然のことですし
公務員には公務員の倫理規程がありますから
その中で動いている。
でも政治家の場合は、例えば私、
経済界の人たちともゴルフをします。
それがよくて、こういう位の人ならいいけれども、
あまり世の中から知られてない人と
やってはならないということでおっしゃっているのであれば。
いや、利害関係者ということで言っています。
利害関係者ということであれば、
私は一銭も政治献金を受けていませんから
そこではちゃんと私は自分の分を払っています。
許認可を申請する人と…
許認可を申請してるかどうかは私はそのとき
実際に本当に知らなかったわけですから。
あと星さん、大切なことは、
本質論をここで議論したいと思うんですが
政治というのはプロセスが果たして
透明で適切かということだと思います。
その意味においては、この獣医学部を初め
トップの問題については
議事録を公開しております。
そして特区プロセスに関わってきた人たち、
八田座長を初め多くの方々、
あまり皆さん、それは取り上げていただけないんですが、
一点のくもりもないということを明確におっしゃっていますよね。
この方々が決めていくわけであります。
ですから、そこが果たしてどうかということを
ちゃんと見ていく必要があるんだろうと思います。
ただ、議事録自体を
誰がこう言った、ああ言ったということは
ちゃんとその人に確かめて議事録を書いていこうということに
今度は変えていきます。
より一層、透明性を高めていく必要は
あるのかなと思います。
今後もこの問題については
今のように問われれば、しっかりと
お答えをしていきたいと思いますので
公平な報道をよろしくお願いします。
次の話題に入りますが。続いてはこちらです。
杉田議員の発言です。
安倍さん、杉田さんは謝罪も撤回もされていませんよね?
党としても処分していない。
私たち夫婦も残念ながら子宝に恵まれていません。
だからといって、生産性がないと言うと、大変つらい思いに
私も妻もなります。
ですから、本人、政治家というのは
そういう自分の言葉によって
人がどのように傷ついていくかということについては
十分に考えながら発言をしていくべきなんだろうなと
こう思います。
我々、同じ自民党ですから、あなたはもう辞めろというのではなくて
まだ若いですから、こういうことをこれからしっかりと
注意しながら仕事をしていってもらいたいと
先輩としては、そういうふうに私は申し上げていきたいと思いますし
党としても多様性について
尊重するつもりであります。
私も、例えばルクセンブルグの首相は
もう同性婚をしていることをカミングアウトしていますが
彼は最も親しいヨーロッパの首脳の1人です。
彼からは何かヨーロッパでわからないこと、
困ったことがあればすぐに電話してもらいたいと
携帯電話の番号まで聞いています。
つまり、そういう多様性が今、
世界で求められている中において
それを十分理解していくことが
求められているんだろうなと思いますし、
自民党がそういう党ではないということは
申し上げておきたいと思っております。
石破さんはいかがですか?
当たり前の話ですけれども、
お子さんを産まないのは生産性がないのです、
それは生産性の理解が全然足りないんじゃないですか。
今、我々は生産性を上げていかなければいけない。
このお金出しても、こんなもの欲しいなという
商品をつくっていく、
それが経済学的に言う生産性であって、
お子さんを産む、産まないなんて何の関係もないです。
それは生産性が低いのですと言い切ること、
それは私は全く正しいことだとは思わないし、多様な意見がある、だ
からいいんだという自民党であっていいとは私は思わないです。
これでどれほど傷ついた人がいるだろうか。
そういう人たちは何の偏見もなく
個人として尊重される、
それが自由民主党の目指す姿なのであって
そういう人たちの気持ちを傷つけていいなどということにならない

私も総理も中国ブロックですけど、
この方、中国ブロックの実比例第1位です。
我々中国地方が出しているということになっているわけです。
一票入れてくださった方々に我々は
説明する責任を負ってるんです。
彼女が1位になったというのは解散のその日に知りました。
それは本当にいいことだろうか。
自民党のいろんな人たちがいる、
中国ブロックにもいる。
党のために一生懸命頑張っている人もいる。
そういう人たちと比較をしてみて
誰がいいんだろうということを決めるのは
やっぱり党が国民に対して果たすべき
責任だと私は思っているので
これが多様性がある、いいことだ、
私はそんな自民党であってほしいとは思わない。
石破さんに1つ、お聞きしたかったんですが
尊敬する政治家として田中角栄さんと竹下さんを挙げてますよね。
田中さんとか竹下さんは
どんどん仲間が増えて、派閥が大きくなって
100人、120人になってきましたけど
石破さん、いま一つ増えないのは、
何かどういう理由があると自分で見ていますか?
お金ですか、それとも性格?
お金はそんなにないですけどね。
でも、やっぱりもっと食事をしなさいとか
もっとお酒を飲みなさいとか言われるんですけどね、
私は派閥がどこであろうと、大臣のときも、
幹事長のときも政調会長のときも
私が今日お会いに行く人、何派だっけってことが多くて
一番選挙、この人頼みますよ、
自民党の同士をお願いしますよということは
私は回数としては誰よりも多く言ってたかもしれない。
ですから、その人が国会議員になる
そのお手伝いをするというのが
私は一番大事なことだなと思っています。
ですけど、今の星さんのご指摘は、
自分にも至らないところがあるんだろうねと思っていて
お前ね、本ばっかり読んでないで
もっと飲むんだよというご指摘は
もっと謙虚に受けとめなきゃいけない。
飲まないわけじゃないんですけどね。
時間が押してきましたので、
最後、憲法の話題をしたいと思うんですが、
確かに今回の総裁選では
焦点になっていますけれども、
世論調査をすると、いつも
憲法のランク低いんですね。
これは安倍さん、エネルギーを
つぎ込んでほしいのはここじゃないと
世の中の人は思ってるんじゃないかという意思表示とも見えるんで
すが
その辺はどう思いますか?
それは本当にそうなんだろうと思います。
自民党が六十数年前に結党されたのには理由があって
当時の自由党と民主党は本当に仲が悪かった。
これは星さん、ご存じのとおりですが、一緒になったのは理由があって
1つは占領時代に決められたものを変えていこうと。
保守同士がいがみ合っていたらできない。
そこで憲法とか教育基本法がそうです。
2番目の目標は、当時まだ貧しかった、
やはり安定した勢力をつくって、
そして安定的に経済政策をして豊かになっていこうと。
この2番目の目標をずっと私は進めてきて
かなり達成されてきたと。
しかし、1番目の目標は後回しにされた。
これは政治的に資産もかかりますよ。
私にとってもたくさんリスクがある。
でもやっぱり私は当選当初から
憲法改正に取り組んでいくということを申し上げてきた。
ハードルは高いですけれども、
6年間、既に任期を務めさせていただいた以上は
これに挑戦していきたいと思っています。
石破さんは、憲法改正の議論は
野党を巻き込んでやるべきだという立場だと思うんですが
特に今、野党第1党、第2党、
この辺との間合い、話し合いは
どういうふうに考えていますか?
日本国憲法ですから、国の最高法規ですから、
1つでも多くの政党、
1人でも多い方の賛同を得なければいけない。
法律とはワケが違いますのでね。
ですから、私は今、当選11回ですけれども、
選挙のときに憲法について語らなかったことは
一度もない、
必ず語る。
関心が低くても。
国民の皆さん方が日々憲法について関心を持っているはずがないん
です。
我々がいかに語るかなんです。
どうせわかってもらえないやとか
票にならないやとか、
だったら押し切っちゃおう、
そういうことであってはいけないので
じゃあ9条に限らず
ほかにもいろいろな条文があります。
常に選挙のときに、選挙でなくても
こちらから語るってことをやらなければ
国民の理解は高まっていかない。
どうせわからないからというような、
そんなことをしてはいけない、
そういう地道な努力をしつつ、
なお国民が、早くやってほしいねと言っている
年金とか、医療とかに力を注いでいく、
そういうものだと思います。
安倍さん、最後になりますが、
野党第1党、第2党との話し合い、
それが必要なのか、
それとも仮に話し合いが整わなくても
やった方がいいのか、その辺はどう考えていますか?
憲法改正は、今、石破さんが押し切っていいものではないと。
これ、憲法は押し切れません。
国会は衆・参で3分の2で発議するのであって
決めるのは国会ではありません。
発議もするときに野党…
決めるのは国民の皆さんが決めるんですね。
これはまさに国民の皆さんが権利を行使する、
反対であろうと賛成であろうと行使するわけであります。
国会はこういう案はどうですかということで提供するにしかすぎな
いと
私は思っています。
国民の理解を得るためには、まず案を出さないと
理解のしようがありませんよね。
ですから、まず案を提出して、
もちろん第1党、第2党、
みんなが賛成していただければありがたいんですが
第1党の例えば枝野さんは、
安倍政権の間は憲法を議論しないとおっしゃってますよね。
それであれば、これはしようがないなという気がしますが
例えば、ほかの党の方は
大分理解を示していただいている方もありますから
できるだけ多くの方々に
賛成していただきたいと思っています。
そうすると立憲民主党の枝野さんとも
粘り強く協議していくと?
安倍晋三が嫌いかもしれませんが、
好き嫌いで判断しないで、
中身で決めてくださいよということですね。
でも、どこかで打ち切るという考えは?
3分の2ですから、どこかで打ち切るって
最終的に成立しませんから。
成立するのは国民が投票するんですね。
国民の皆さんは、では自分たちの権利をどうしてくれるんだよと、
3分の1ちょっとの人たちが反対していれば
自分たち国民の権利行使できないのということでもありますよね。
例えば政権を長らく安定的に進めていきたいのであれば
憲法改正なんか私はやりませんよ、総理のイスに座っていたいんであ
れば。
そうではなくて、目指すべきことを
しっかり責任を持ってやっていきたいと私は考えています。
まだまだたくさんお話ししたいことあるんですが
時間が来てしまいました。
また機会があったら、ぜひ議論をいただきたいと思います。
ありがとうございました。
経済や憲法など多岐にわたる討論でしたが、
星さんが注目したところはどこですか?
やはり加計孝太郎さんとのゴルフや会食の問題に
安倍総理がどういうふうに率直に
答えるかというのに注目したんですね。
政府に許認可を求める加計さん、
許認可を与える安倍総理という立場ですから、
やはり慎重であるべきだという気がするので
そういう角度から質問しましたが
安倍さんは許認可を申請するかどうか
知らなかったんだという反応なんですね。
これは恐らくこれからも国会で
相当議論になると思いますので、
注目していきたいと思います。
その点、石破さんの見解は明確でしたよね。
石破さんは職務権限を持っている大臣などを
務めてるときは、やはり利害関係者との
接触は謹むべきだというスタンスでして
それは明白でしたね。
そこは安倍さんとの差は
はっきり出たかなという気がしますね。

 

≫選挙最終盤ということで
今日、安倍総理は青森に行かれて
石破さんは銀座で遊説されて
お疲れの中お越しいただきありがとうございます。
お二人に、たっぷりとお話を伺っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
総裁選の話に入る前に総理に
最初にお伝えしたニュースなんですが
自衛隊の最高指揮官としてお話を伺いたいことがあります。
海上自衛隊の潜水艦が写真の下のどこかにいますが
南シナ海まで行って
訓練を行ったというのが極めて異例なことで
しかも発表もされたということなんですけれども
日中平和友好条約40周年を来月23日に
迎えるときにこういう訓練というのは
中国を牽制するという意図はあるんですか、ないんですか。
≫自衛隊の訓練というのは石破さんは、よくご承知のとおり
練度を向上させるものであって
どこかの特定の国を想定したものではありません。
そして南シナ海における
潜水艦の今、示していただいている訓練は
実は15年前から行っています。
潜水艦の訓練。
昨年も一昨年も行っています。
また、南シナ海では、これは自衛隊とということですが
豪州や米国、フィリピンとも合同演習をやっていますし
自衛隊の演習というのは例えば、東シナ海、インド洋
あるいはアフリカ沖でもやっているわけであります。
そして練度を向上していくということであって
日中関係についてはご承知のとおり
ウラジオストクで
先般、習近平主席と首脳会談を行い
私の訪中についての調整もスタートということで
合意しました。
確実に日中関係は新たな段階に向かって
進んでいると思います。
≫それをあえて発表したというのも
極めて異例だということは間違いないと思うんですけれども
そこには、中国のことも
意識しながら
アメリカも意識しているのはあるんですか。
≫事実上、大体訓練というのは
相手側も知っていますから。私、今回だけ発表したかどうかは
十分承知しておりませんから確かめなければなりませんが
事実上そうした訓練というのは相手側も、随分
承知をしていることが多いですしその近傍の国々が
やってくるということはよくあることでありますが。
今、言った相手側というのは
近傍の国という意味なんですがいずれにいたしましても
練度の向上を図っているのであって
どの国を
対象としたものではないことは
重ねて申し上げておきたいと思います。
≫わかりました。それでは総裁選について
伺ってまいります。
どこの局でも言われていると思いますが
たくさん伺いたいことがあるので
できるだけ1分程度に抑えていただいて
論戦を交わしていただければと思っております。
まず、最初に入ってきた
こちらのニュースからご覧ください。
≫これ、現役閣僚の発言としては
異例のことだと思うんですけれども
安倍総理が任命された
齋藤大臣のこの発言どうお聞きになりましたか。
≫本当に、そういう出来事があったのかどうかね
陣営に聞いたんですよ。知ってる?って。
そうしたら、みんなそんなことあるはずないって
大変怒っておりました。本当にそういうことがあるなら
言ってもらいたいんですね。
私も確かめてみたいと思います。実はこういう発言があったから
申し上げますが
齋藤さん、総裁選が始まる前に私のところに来られました。
そこで、私は
安倍政権の閣僚として一生懸命仕事をしているし
安倍総理が進めている方向性私は正しいと思うと。
そのうえで申し上げるけど自分は政治の中においての
義理もあるしそういう中において
生きているので
石破さんを支持しますということで
ご了解願いたいということを言っておられました。
それは政治家の立場というのはいろいろあるということは
私は十分知っていますよと。どうぞ全力でやってください。
同時に農水大臣としても全力でやってくださいと
申し上げた。これは実は、野田聖子さんも
総裁選に出るという意欲を明確に総裁選が
近づいてから発表する前に私のところに来られました。
これは応援するというよりも本人が出るという話ですが
自分はあくまでも挑戦したいと。それは、自分は閣僚の1人として
総理大臣に挑戦することになるけれども
それは前もって申し上げておきたいと。
同期だったものですからね。じゃあ、どうぞと。
なかなか手ごわい相手になるけど
頑張ってねという話をしました。
ただ、それは後藤さんよくご承知のとおり
自民党の総裁選はなかなか厳しい戦いですが。
しかし、それは私は内閣の一員といえども
総裁選に出るチャンスはしっかりと生かして
頑張ってもらうと。
フェアに論戦していけばいいと思いますが。
こういう話、よくあるんですが
何か圧力をかけると。小泉さんが、橋本さんと
最初にやりましたね。私も小泉応援団でしたが
そのとき、我々も一度
圧力をかけられているよねということを
結構みんな、言ったんですが…。ほとんどないんですよ。ないけど
我々もそう言ったほうがいわば、陣営がかわいそうだと
なりますし、ただ、実際にあったかもしれませんし
ただ、私には全くなかったな。実際に。
私、総裁選挙7回ぐらいかな、投票してるけど
3勝4敗で負けたって関係ないですから。
負けたほうについてもね。ご承知のように
後藤さんが担当していた清和会などと戦ってますが
私は1回も勝ってません。
しかし、それでもちゃんと隆々と
森さんも総理になったし小泉さんも私もなってきました。
どうか活発に、堂々と
論戦していただきたいと思います。
≫実際、あったかどうかわからないということですが
石破さん、圧力があったかどうか齋藤大臣からは
お聞きにはなっていますか?
≫聞きません。ただ、齋藤健さんという人は
作り話をするような人では絶対ない。
それは閣僚としてああいう場に立つわけです。
ありもしないことを言うような人では、齋藤健という人は
全くない。彼がそういったからには
そういうことがあったんでしょう。
そこでね、それじゃあ
誰なんだという話ですがね。
仕組みが財務省のセクハラ疑惑に似ている気がするんですね。
名乗り出なさいというもの。被害者が名乗り出なさいという。
恐らく、齋藤さんは誰ということは言わないですよ。
そこは、彼のいろんな配慮があったんだと思う。
それじゃあ言っちゃったらどうなるんですか。
もう、それこそ党内はめちゃくちゃでしょうよ。
そんなことはあってはならないことだし
齋藤さんは、あったということを
言ったわけです。私はね、閣僚というのは
何派であろうと国家国民のために働くものだと思いますよ。
何派であろうと同じ自民党の
同士なわけですから。
自民党公認で当選してきているわけ。
他党でもなんでもないわけ。その人が本当に国家国民のために
いい仕事をしている。そういう人に対して
それはね風物詩のようなものだとか
そういうことはよくあるんだとかそうだとしても
そういうことがあるような自民党であってはならない。
そういう自民党にしたくない。私はそう思います。
≫ただですね名前を言われないために
いろんな人が疑われていて週刊誌から
あんたが言ったんだろと言われているんですよ。
非常にいやなことになっているんですね。
この自民党の総裁選私、最後の総裁選ですから
そんな総裁選にはしたくないんですよ。
ですから、お互いに、これは戦いですから
いろんなことがあっても
こういうことを、もし言うのであれば
どういう文脈の中で
言ったかどうかってわかりませんよね。
やっぱり、彼に対して若くして大臣になりましたから。
若いって当選回数がね。その中で
いろいろ、ジェラシー等もあるんだと思います。
そういう世界ですから。
それを前提にね自分は大臣になってないのに
君、大臣になったじゃないかという人もいるかもしれない。
これはわかりません、全くね。でも、そういう推測をどんどん
広げていくことが
果たして、自民党にとっていいことかどうか。
ですから、それだったら別に犯罪を犯して…。
セクハラは犯罪ですから。
これは犯罪ではないわけですからね。
ですから、それについては
やっぱり、誰々がこう言ったといえば
言われた人は、それは反論すればいいじゃないですか。
自分はこういうつもりで言ったと。
このままだと、みんなが我々の陣営が
そういうことをやっているがごとくの雰囲気を
作るというのは
本当にそれは総裁選が何かいやな感じになってくるなと。
私というよりも我が党自体が
毀損されると心配しています。
どの道、私齋藤さんを
批判しているのではなくて私のところに言いにこられた。
これは立派だと思っていますよ。非常に真っすぐな人ですから
彼がそういうことで嘘をついたとは思ってません。
でも、どういう話し合いの中であったかという
文脈を見なければいけませんし
それ以外のことを言っているんです。
それ以外、圧力があったと
誰が誰に対して言ったかって全然ないじゃないですか。
≫私が非常に懸念するのは過去に現職総裁に
チャレンジするタイプの総裁選というのは
必ず選挙後にいろんなしこりがあったと。
極端に言えば怨念が残る状況の中で
総理は、ずっと選挙後の人事について
適材適所ということはおっしゃっていますが
挙党体制という言葉は、一度もお使いになっていませんね。
その人事についてはやっぱり挙党体制で
臨まれるんでしょうか?≫適材適所です。
挙党体制は適材じゃなくても…。
いろんな派閥均衡なんです。後藤さんが
活躍していた時代の話です。
申し訳ないんですが。
小泉さんの時代から変わりました。
1つの派閥から全くとらないということもあった。
それは、そのときの時代時代
その時々に合わせて
優秀な人材を活用したいというのが
総理大臣の気持ちなわけですね。そういう中でどういうバランスを
とっていくかということだと思います。
挙党体制というのは
派閥均衡ということとほぼイコールなんです。
それは、もう私は
そういう立場はとりません。
しかし、適材適所でやっていきたい。
かつて派閥均衡が批判されたんですね。
適材適所は当然ではないかと思います。
≫そこはね、石破さんも防衛庁長官に
小泉さんから任命されたときに
適材適所というのは感じたということですが
今の自民党で
そうやって何か圧力があるようなものが言えないような雰囲気が
あるのかないのかというところであったら、もちろん
困るというところで。≫みんな結構
言ってるじゃないですか。皆さんの
ブログ等を見ていただければ相当、辛らつな批判を
している方がいます。だからどうということもないですし
私だって若い議員のころ野中さんなんかに
歯向かいました。
あのときの支配のほうが私の時代よりも
全然、強いですよ。≫今、安倍総理は
3期目に入るかどうかという総裁選を戦われているわけですが
長期政権という意味で。
≫総裁選で勝利されると長期政権となりますが。
石破さんにお聞きします。長く権力の座に
いる方が、同じ方となりますと
当然、当人の与り知らないところで
忖度があったり
癒着の構図が作り上げられてしまったですとか
そうしたことが起きてしまうということは
例えば、今のスポーツ界でもたびたび話題になることでも
ありますけれども
そうしていくことがないそういうことがなくなるためには
どうするべきだというふうに思いますか?
≫間違っていることは間違っている。
これは違いますよと言う人を使うことですよ。
私も随分大臣をやりましたが
秘書官たちは、大臣それは違いますよという人を
使ってきました。全て大臣の言うことが
正しいですって言う人は使ってこなかったです。
それは、秘書官であれ
局長であれ一般の公務員たちであれ
誰のために働いているかといえば
国家国民のために働いているのであってね。
それが、国民が、そうだよね日本政府っていうのは
分け隔てなくみんなに公平に接しているよね。
本当に困っている人、苦しい人の思いをわかっているよね。
それを判断するのは国民なんです。
国民が、その政府を
本当に我々に対する味方だよと。
自分のためじゃなくて。政権のためじゃなくて。
まさしく公僕として働いているかどうか。
それを判断するのは国民なのであって
我々があれこれ言うべきことじゃありません。
ですから、適材適所ってそういうことなのだと思います。
ですから、国税庁長官の方が
1回も記者会見を開かない。それ、おかしくないですか?
国民の税金を集めるそういう立場の方が
1回も記者会見に応じられない。
なんで、これが適材なんですか?能力のある方でしょ、きっとね。
だったらば国民の前に出て
いろんな説明をすべきじゃないですか。
それが本当に国民のほうを向いているって
判断できますか。私は適材適所というのが
本当に国民が納得するものであればいいなと思っています。
≫ただ、私の秘書官たちが私に対して
何も言わないかのごとくの議論がありますが
そんなことはありません。私の秘書官たちは極めて優秀で
国のために命をかけていますよ。本当に、過酷な仕事です。
ですから、総理違いますよということは
はっきり言います。
その中で議論しながら我々も政策を進めていますから
そこは誤解があったら彼らだって人生をかけているんですから
それは少し、私は失礼ではないかなと思います。
≫国税庁長官の話が出たので
森友・加計問題についても触れておきたいんですけれども
世論調査を週末に行ったところ
森友・加計問題への総理の説明について
納得していないという方が78%、全体でいた。
自民党支持層に限ってみても70%いる。
これは、どうして丁寧に謙虚に繰り返し
説明をしていらっしゃると何回も発言されてきましたが
なぜこのように浸透していないと思いますか。
≫これは私の妻自体が名誉校長を引き受けていた。
そして、獣医学部新設については私の友人であったということで
疑念の目が向けられても
しょうがないんだろうと思います。
一方、例えば森友問題については
4000ページの資料が公開をされました。
決裁文書等々含めてですね。
どこにも私の指示があったあるいは妻の依頼が
あったということは全く書いていない。
また、加計学園の問題についてもプロセスについては
議事録を全部公開しておりますが
そこにおいては正しかった。
これは、座長も一点の曇りもないということを
明確に述べておられます。
しかし申し上げたようにそういう疑念を
持たれている数字も真摯に受け止めたいと思いますし
私も、確かに至らない人間でありますし
こうしておけばよかったと
もっといいやり方があったのではないかと
自らに問いかけなかった日は1日たりともありません
李下に冠を正さずという
そういう思いで新たな任期に
挑んでいきたいと思います。
≫政治姿勢について後藤さん、質問ありますか。
≫これまで、政界を巻き込むこういう問題
スキャンダル等、ありましたが総理が直接関与せずにですね。
つまり周辺の人に対して起きた問題について
総理に対する不信が起きるというのは
非常にある種、珍しいパターンだと思うんですが
これ、恐らく国民の多くが
党内の決定官僚機構の決定に際して
きちっとしたプロセスが踏まれていないんではないか。
形式的にはプロセスは正しいんだけれども、その奥に
総理に対する忖度とか巨大な総理像に対する
おびえが起きてしまっている。
ですから、なかなかこれをどうするかというのは
難しいんですが
行政、政治の最高責任者として
今後、再選された場合に
どう対処されていくのか。そこをきちっとお聞きしたい。
≫まず、プロセス行政の話を整理しますと
まず行政のプロセスということについては
公明で公正でなければならない。
今後、更に公文書の改ざんがあってはなりません。
独立公文書管理監がしっかりと
これは、全ての公文書について
目を光らせていくことになります。
そういう議事録についてはしっかりと残す。
言った言わないにならないように
相手が言ったかどうかということを
確かめながら議事録を
残していくということになろうと思います。
そして、党においては
私はそれぞれの自民党の部会を後藤さんも
取材しておられたのでよくわかっていると思いますが
精通した皆さんが丁々発止の
やり取りをしています。
そこで皆さん、政治家としてのキャリアを積んでいく。
そこで私も社会部会長をやりましたが
相当激しい議論を先輩ともしています。
それは変わっていない。それが自民党の強さです。
総理大臣が、そう考えればそうすることはない。
ただ、選挙でお約束したことについてはちゃんと実行していくと
思っておりますし
今でも自由闊達な議論というのはありますよ。
ないないといわれていますが。
例えば、後藤さんだって別に私に対して
恐れを抱いたりとかしないでしょう、普通。
≫しないですね。≫でしょう。
それはそうなんですよ。
6年って日本では長いですが
国際的にはそんな長くないですよ。
最初、私、1年で本当に短いと。
こんな短いからだめなんだといわれていました。
次の3年は私の最後の任期ですよ。
そうすると、例えば私よりも、その次は
誰になるかというように
だんだん興味が移っていくわけであります。
しかし、その中でも政府が国のためっていうことで
しっかりと、みんなが仕事をするという環境を
私も作るように努力していきたいし
忖度を私、する立場じゃないので
忖度する人がどうかということについては
それはおっしゃったように
注意深くならなければならないと思っております。
≫総理云々というより
官邸が官僚の人事権を握っているという
そこを変えなければいけないということも
石破さんはおっしゃっていたと思いますが。
≫それは客観的な評価が必要でね。
事後的な検証も必要で。
適材適所でございました以上、おしまい。
そうであってはならないでしょうよ。
本当にそうだったのかということは
検証も必要です。人事っていうのは
外の目も入れていかなければ
客観的な評価はできません。
それと同時に、何もそういう幹部級だけではなくてね。
一人ひとりの働く公務員たち。今回の問題で
なんで近畿財務局の職員が
自ら命を絶たなきゃいけなかったんですか。
なんで、そういうことをやらなきゃいけなかったのか。
私は、そんなことはできないということで
命を絶ったわけですよね。そこに忖度も何もないのですよ。
そうして、なんで彼が命を絶たなきゃいけなかったのか。
その人の人生があって家族があって、幸せがあって。
じゃあ、そういう人たちがどうしてこんなことに
ならなきゃいけなかったのかということを
きちんと明らかにしていかなければ
いけないことであって。
適材適所以上、おしまい。
そうであっていいはずがない。そして、一人ひとりの官僚たちが
本当に、自分のためではない
国家国民のために働いているということを
判断するのは国民なんです。国民が、そう思うかどうか。
そのことが唯一の判断基準ですよ。
≫内閣人事権について。
≫これは内閣人事局が行ってきた
歴史を見ていただきたいと思うんですが
それは、行政改革あるいは政治改革を行う中で
縦割れがひどかったんですから。それを変えていく。
さっき、例に出ました齋藤さんも、日経新聞で
その話をしておられました。そういう縦割りを廃すために
内閣に人事局を置いた。
で、政府が変われば国民にお約束をした
公約を実行していくと優先順位はいろいろあります。
その中で適材適所にしていく。
例えば、日露の交渉を進めていくということであれば
やっぱり、そういう人材をちゃんと置こうと。
交渉する立場になりますよね。
外務審議官が。ということになっていく。
今までは、関係なく行われていたんです、実は。
ですから、人事局を置いた。
でも、一定の人事の基準の中で大臣が
まず決めます。任命をどうするかについて
総理と官房長官が検討しますが
それを変えるということは実は、ほとんどないんですよ。
ですから、それは
十分わかっていただきたいと思います。
≫かなり時間が押してきてしまいましたので
できるだけ多くのことを聞きたいので、短めにできれば
お願いできたらと思います。9条改憲についても
お聞きしたんですけれどもここはスケジュール感に絞って
伺ってまいります。総理は3年のうちに
チャレンジしたいとおっしゃっていますが
つまり3年の間に憲法を改正しないことも
あり得るという意味に捉えていいんですか?
≫3年のうちにチャレンジしたいということであってですね。
これは思いどおりになりません。3分の2という
とても高いハードルで
我が党は3分の2ありませんから。
参議院では。
ですから、与党でまず賛同を得られるかどうかという
高いハードルがあります。できるだけ多くの議員に
賛成していただきたい。
そもそも憲法というのは普通の法律とは違いますから。
最後は国民の皆さんが1票を投じて決めるものです。
ですから、そこで賛成を得られるかどうか。
これが一番大きなハードルだと思いますが
まず、国民の皆さんも議論するためには
条文をお示ししなければ議論のしようがないと思います。
そこで、我が党も、ずっと憲法の推進本部で
ずっと議論してきて最後は補佐さんが
4項目についてのイメージを示しました。
それを党大会で報告しましたが
これにのっとって私は、この総裁選において
この主張をしております。
総裁選の結果を受けて更に議論が進んでいくことを
期待しています。
≫スケジュール感で言うと石破さんは
9条改正については喫緊の課題ではないと
もっと手のつけやすいところからいくと
おっしゃっていますけれども
戦争体験者のいらっしゃる間に変えるべきだとも
おっしゃっています。となりますと、この3年で
変えていくという考えは
ないということですか?≫いや、そうではないんです。
ただ、私たち戦争を全く知らない世代だけで
この9条を変えていいかというのは
私はずっと十何年間悩み続けてきた。
やはり戦争の惨禍を経験された方がおられる間に
やりたいというのは私の強い思いなんです。
だとするならばどれだけ、きちんきちんと
国民にご説明していくかです。私、当選11回ですが
選挙のときに憲法について語らなかったことは
一度もない。私の選挙区、自衛隊も
何もないんですがね。一番これは基本です。
憲法に正面から向き合うってことは
日本国にどれだけ真剣に向き合うかってことですからね。
どんなに票にならなかろうが必ずそれを訴える。
それで国会議員になってきた。自民党として、本当に憲法を
変えたいということであれば300小選挙区、参議院議員に
みんながきちんと説明する。必要なことじゃないですか。
そして総裁が、去年の憲法記念日に
ビデオで、突然おっしゃいましたよね。
1項、2項をそのままにして3項に自衛隊、加える。
そのときに、新聞を読めっておっしゃいました。
で、私たちは総裁にご説明くださいと。
我々、自民党の議員にご説明くださいと申し上げたのが
去年の夏のことでした。
ですから、総裁にご自身の言葉でご説明いただく。
そして、我々がいろんな質問をする。
それにお答えをいただく。
まず、自民党の中からきちんと議論を詰めていく。
そういう丁寧なことをやっていかなければならない。
それは時間がどんなにかかってもいい
というものではありません。
どれだけ、きちんきちんとみんなが、選挙区で
自分の言葉で説明できるかだと思います。
≫丁寧な説明をしていくと3年の改正は
難しいと…。≫わかりません。それはどれだけ
丁寧に、一生懸命やるかです。
今でも世論調査をやったときに
総裁のお考え、自民党の考え。
自民党の考えって憲法改正草案の考えです。
支持は同じなんです。
全く一緒なんです。で、ゼロか半分かではない。
同じものをどれだけやっていくかであって
どれだけ国民の方々にご理解いただくか。
いかにして侵略戦争をしないか。
そして、外敵が来たとき冒頭に話があったように
必ず、それは排除する。そのための力を
どれだけ持つか。そういうお話をきちんと一人ひとりが
理解したうえで主権者たる国民に説明するのが
自民党の義務ですよ。
≫時間がなくなってしまったので
後藤さん、次の3年間でどこがポイントだと
思われますか?≫次の3年間は
総理は大学でいえば4年生になります。
3選目を果たされると。
つまり、そろそろ卒論を何か考えるべきではないか。
総理は何か、次の大学院に進学するような
次のこともプランされているんですが
これまで例えば拉致の問題北方領土の問題も含めて
どういう形で出口をお考えになっているのか
それをきちっとお答えいただきたいと思います。
≫まず、内政においては
人生100年時代を迎えるにおいて
社会保障を全世代方に
3年で改正してまいります。そして、気候の変化
気象の変化に対応して災害に強い
そのための国土強靭化の緊急対策を
3年集中で…。
≫私がお聞きしているのはこれまで打ち出されたことを
どう結末をつけるかです。
≫3年集中で講じます。そして東アジアには
まだ冷戦の
終結後も戦後の枠組みが残っている。
戦後外交の総決算を行っていくと申し上げた。
これを3年で。つまり北朝鮮の拉致問題を含めて
私の使命だと思っているのでやりたいと思います。
そして、日露の間に残っている領土問題の解決をして
平和条約を締結していくということ。
そして、まさに世界が大きく変わっているのは
保護主義が台頭している。
日本こそ自由貿易の旗手として
世界のルール作りの主導をしていきたいと思っています。
≫北朝鮮については金正恩委員長と
総理自身が向かい合ってとおっしゃってますが
その向かい合うための
プロセスというのは我々には全く見えてこないんですが
どの程度まで進展しているんでしょう?
≫申し訳ないですがこれを見せることはできません。
小泉総理が金正日委員長との
会談することが決まったのは訪朝することが
決まってからですね。
副長官の私すら知らなかった。ですので
こういうことは今こうしてますよ
誰とやっていますよということはできない。
ただ、あらゆるチャンスを
私は逃すべきではないとこう思っています。
≫北朝鮮に対しても拉致問題にしかり
日露北方領土問題しかり
次の総裁、総理になる方にかなり
期待は高まっていきますので総裁に選ばれた際には
またお越しいただいてじっくり話を
聞かせていただけたらと思います。

 

安倍総理と石破元幹事長はまもなくこちらのスタジオに
到着いたします。経済、外交など
さまざまな争点をめぐり対立も深まっています。

≫今日東京・銀座に姿を見せたのは
石破元幹事長の妻佳子夫人です。

≫2人は歩行者天国を練り歩き…。

≫一心不乱にただただ国民のために。
≫最後はツーショットで支持を訴えました。
対する、安倍総理は…。

≫地方行脚を続け、行く先々で
声援が飛びます。

終盤に入った総裁選。
閣僚からは、こんな声も。

≫選挙戦が過熱するにつれ政策論争もヒートアップ。

≫アベノミクスの実績を強調する安倍総理と
これに疑問を呈す石破氏。

防災については、石破氏が専任の大臣やスタッフを置く
防災省の創設を訴えていますが安倍総理は慎重姿勢です。

憲法改正についても真っ向から対立しています。

≫憲法9条への自衛隊明記を訴える
安倍総理に対し
石破氏は緊急事態条項の創設などを優先。

≫本日は3日後に投開票が迫った
自民党総裁選に立候補した安倍晋三総理大臣と
石破元幹事長をゲストにお迎えいたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
≫本日は、お二人からたくさんのお話を伺うため
平等を期しまして

1回の発言時間を1分とさせていただきます。
そして今日は安倍さん、石破さんが

直接討論をする形で進めてまいりますので
議論が盛り上がればこの限りではございませんが
基本、発言時間を1分とさせていただきます。
≫それでは本題に入ります。まずはこちらのテーマです。
アベノミクスについて伺います。石破さんは
さまざまな場面において
中央、地方、大企業中小企業という
格差について指摘をずっとされています。
その点について一方、視聴者からは
石破さんのご批判はわかるんだけれども
具体策がないじゃないかという視聴者からのメールもあります。
石破さんアベノミクスの問題点
そして、具体的な対案をお示しください。

≫今年はリーマン・ショックからちょうど10年で
全国の会社を調べてみた。
そうすると、利益は162%。
ものすごく増えたのに売り上げは98%ということです。
じゃあ、どうしてこんなことが起こるんだろうかと
考えたとき
働く人たちの取り分が減っちゃったんだよね。

それしか説明のしようがないわけですよね。
大企業は、もうかった。

株主も、もうかった。1億円以上、報酬をもらう人たち
企業の役員でね史上最高なんですよ。
だけど、大企業が中央がもうかったら

地方は、そうなるだろうか。そううじゃない。

どうやって地方に人材を還流させるか。
民間と一緒になってそういうシステムを作って
還流するようにします。

そして、何が問題なのかをきちんと把握する
司令塔、この2つを作って人材が還流する、きちっと
その伸びしろを伸ばしていく。そういうふうにしていく。

≫安倍さん今の話、いかがですか?
≫私はファクトで申し上げたいと思います。
間違いなく賃金は上がっています。中小企業の賃金も
この20年間で最も高い比率で上がっています。
今年の春闘においても多くの企業が3%以上
賃上げとなった。そして、最低賃金も
今度は26円上がった。
これは、28年ぶりの高い水準で上げています。
間違いなく上がってきた。今、石破さんがおっしゃった
労働分配率ですがこれは付加価値で
人件費を割ったものです。いわば付加価値が14%増えた。
しかし賃金も5%上がっている。
でも、付加価値のほうが大きくなっていますから
景気がよくなり始めたときにはどうしても

労働分配率が下がってしまう。景気がいいときはいつもそうです。
景気が悪くなるとなかなかすぐに賃金は

下げられませんから労働分配率がよくなりますが
もっと伸ばしていきたい。収益があるんですから
伸ばすことができますからしっかりとそういう政策を
進めていきたいと思います。
≫石破さん具体策を伺いたいと思います。
先ほど司令塔というものを作るという
お話がありました。では、その司令塔というのは
どういうものか。それが、具体的に
どういうふうに中央から地方へ
大企業が中小企業へ還流になるのかというお話に
それに対して安倍さんのほうから質問、ご批判があれば、どうぞ

お話しください。≫私は中央が豊かになれば
それがやがて地方や中小企業に還流していく。
そうは思ってないんですね。そういう成長の果実は
中央から、大企業から流れていくものじゃなくて

地方が中小企業
一番、伸びしろがあるのはそこなんです。
そこを、どうやって伸ばしていくかを考えたとき
バス会社であれ、鉄道会社であれ
旅館であれクリーニング屋さんであれ
ものすごく利益を伸ばした会社があるわけです。
じゃあ皆さん、それをやってみませんかということを

きちんとお伝えをする。これを見れば
わかるでしょじゃなくて
そういうのが本当にリアルに伝わっていくものを
作らないといけない。

人生80年代時代。第二の人生を地方で送りたいな。
そういう人、いっぱいいる。人材管理も、私が大臣のときに

総理のもとで始めました。これをもっと
加速していかなくてはいけないのであって
地方に帰りたいという人はなんの仕事があるかわからないね。
それじゃどうにもならない。民間も一緒になって
やっていくことが大事でしてね。これを、もっと加速することで
後継ぎがいないなという会社にそういう人たちがやってくると。
そういうことをやって本当に生産性を伸ばしていく。
そういうことが大事だと思います。
≫問題点をしっかりと把握するためには
事実を見なければいけないと思うんですが。
今回の景気回復は高度経済成長期
あるいはバブル期とは違います。
どうしても、東京中心に景気がよくなる。

仕事が東京に集まるからぐっと地方から東京へ人口流入が
始まります。それは地方に仕事がないからです。

今回の景気回復は、初めて47全ての都道府県が

有効求人倍率1倍を超えました。これは初めてのこと。
ですから普通、ぐっと増えてくるんですが

例えば、2007年は15万人景気がよくなって、人が

東京に集まった。確かに東京に集まりましたが
15万人で止まっている。それは地方に仕事がある。
例えば、富山県や福井県は
正規の有効求人倍率が1.16。ただ、15歳から29歳までの

若い人たちが就職や留学を機会に
東京に来られるので
ですから、地方にトップクラスの大学を
作っていくということ。それと同時に、仕事を
作っていくということ。また、300万円
支援していく。そういう応援をしっかりと
していきたいと思います。
≫安倍さん、石破さんの指摘の中に、地方にはまだ
伸びしろがあるけれどもそれを生かせていないじゃないか
人材や、さまざまな技術も含めて
還流をする政策を打っていくんだという話がありました。
アベノミクスにおいてその部分は足りない部分だと
お認めになりますか?≫つまり補足をしなければ
いけないと思います。
どうしても景気がよくなるときには
東京を中心によくなっていく。
それが地方から伸びていくようにしていく。
今、大きく流れが変わりつつあります。
まず1つは
さっき、石破さんがおっしゃったようにいろんな企業
例えば、大企業でもいいです。転任する。
第2の人生地元に帰ろうかな
どうしようかと思っている人がいます。
マッチングをする人。大手企業のOBの皆さんに
協力をしていただいて47全ての都道府県に
その拠点を作ってマッチングをしています。
3800人ぐらいの方が地方に行ってます。

地方の中堅企業。こういう企業は
いい企業がいっぱいあります。でも人材が足りない。
国際社会で経験を積んだ人もあまりいない。

そういう人材を取っていくのでその意味で大きく変わっていくと
思いますし。UIJターンの人に
起業してもらう。今、起業する人は
だんだん増えていますからもっと応援していきたいと
思います。≫足りないということですか?
それとも今のやり方が間違っていますか。
≫間違ってません。私が大臣で始めたことなので。
これをもっと加速していかなきゃいけないと
言ってるんです。加速度もあるし
仕組みというものを根本から、民間をもっと入れて
やっていかなきゃいかん。
経団連であれ、日商であれ

全銀協であれ。そういうものを
入れていかなければいけないですよね。
そして、帰りたいという人がいっぱいいます。
東京にお住まいの50代の男性5割が帰りたいと。
でも、本当に帰っているのは1割~2割なんです。
じゃあ、なんでそうなるんだろうということを考えたときに
なんの仕事があるんだということで
パソコンでわかるようにしなきゃいかんですね。
どんな処遇なのか。2番目は、家族を残して
俺1人だけ行くの?ってことがあるじゃないですか。
ご家族をどうするかきちんとケアしないといけない。
もう1つは、東京に建てた家をどうしようかなということが
ありますでしょう。これに対して移住をした場合には
きちんとリフォームして若い人が住めるようにする。

なんで、そういうのは加速をしないとかというのは
理由があるんです。その理由を1つ1つ見いだして
解決する。ですから加速するということです。

加速していかないとまもなく地方の中小企業の

経営者の方、70代の方が大半になるんですよ。

≫まだ加速できませんか。
≫それはそれを加速しようということで
経団連にもお願いしました。一緒にやりましょうよって。

ですけど、きちんとした反応が返ってこない。

そして、社員の方で地方に行くよという方が
いるとすればそのおうち、きちんと
見てあげたらいいじゃないですか。そういうのをシステムとして
動かさないといけないので1つ1つ、解決するよう
仕組みを作っていく。国民運動として
それをやろうよということですね。
≫恐縮ですが実はもうやっています。
今、申し上げた地方に拠点を作ってですね
いろんな企業、大企業のOBの皆さんに協力していただいて
マッチングする。当然、どこに住むか
どういう企業がありますよ。どういう企業が
どういう人材を要求していますよということで
ハローワークだけだと無理なのでしっかりとやっています。

だからこそ、3800人

まあ、まだ少ないですからどんどん
増やしていきたいと思います。
それと、もう1点は今、地方の景気は

よくなってはいるんです。地方税収は過去最高です。
40兆円を超えた。そして、地方の企業が

活動して利益を上げて払う税金が多くの県で
4割から5割を超えている。
6割、7割超えている県もあるわけですが
ですから、今こそ、チャンスです。地方に行って
仕事がないわけじゃない。地方に行って仕事がある
もっと大きな家に住めますよ。子どもの環境にもいいですよね。
きれいで遊び場もあるし。そういうことをしっかりともっと
皆さん、知っていただきながら
経団連など
皆さんにも協力をしていただく。
例えば、経団連ということであれば、コマツが

本社機能を持って帰りましたね。

これも皆さん大きな家に住めるし環境もいい。
出生率も上がったということもありますから
こういうことをしっかりと進めていきたいと思っています。
≫総裁がおっしゃったのはコマツの話。

私、コマツでやってこられた方と
随分、話をしました。実際に行ってきました。

これ、みんなやろうと言ってもなかなか乗ってくれないという
話でした。なんで、こんないい例が

みんなにいきわたらないんだろう。それはいきわたるような仕組み
国民運動ですよ。そして今、総裁がね
地方税収が上がったって
おっしゃった。東京から上がってくるのも
地方税ですから。大阪から上がってくる
名古屋から上がってくる大都市から上がってくるのも
地方税なんですよ。じゃあ、それが
東北でどうなんだ九州でどうなんだ。
どんなところからどれだけ上がってくるんだろうと

精緻な分析をしていかないと。東京、大阪も含めて
地方税が上がったといわれても実感は遠いと思います。
≫今、私が申し上げた法人関係税収は

県で見ておりますから。今、言った大きなところを除いて

多くの県で。もちろんほかにもありますが

これは実際に、ほとんどの県で平均が4.5割
上がっていますからほとんどの県で
そうなっているのは事実です。
そうじゃなければ有効求人倍率が
こんなに高くなりません。ですから、47全ての都道府県で
初めて1倍を超えたというのは先ほど申し上げましたように
バブル期にも

高度経済成長期もなかったということは
仕事があるという状況ができたから
もっともっと流れを変えられる。そうでなければ、この5年間
ずっと経済の回復は続いていますから
ずっと伸びていくはずです。東京に集中する人たちが
12万人で止まっています。

景気が悪いと、実は菅政権のとき6万人しか東京に来なかった。
それは仕事がないからです。景気がよくなくて。

ですから景気がよくなったときはどうしても集まりますが
なるべく地方に残していくとさまざまなことを
今、やっています。≫続きまして

議論を外交問題に移したいと思います。
先日、ロシアのプーチン大統領が安倍さんも同席された
公開シンポジウムの場で注目の発言をしました。

≫この発言をどうとるかという話なんですけれども
安倍さんプーチン大統領のこの発言
北方領土解決に向けた進展につながるとみて
いいんですか?
≫進展につながるという直ちに、そういう甘い判断は
もちろんしません。私も22回、会談を
続けてきました。

そして、かつて
ロシアと日本が交渉を始めた56年宣言から

ずっと交渉記録を読みました。秘密交渉もたくさんあるので。
その経緯を見てきて
ただ、この発展の中でこの条約で
我々はあらゆる問題の解決に向け
努力するということをすぐ書き込むことができると。
そしていつかこれを成し遂げると確信しているといっています。
しかし、同時に、もちろん私たちの原則としては

領土問題、解決してそして平和条約を締結する。
これは何回も私は大統領に申し上げていますが
それをわかったうえでいろんな変化球を投げてくる。
でも、それをただ恐れていたのでは
だめなんです。こちら側から、それをたぐって。
平和条約について本気でやろうと。ということであれば
平和条約をもっと進めていこうと。もっと部下にも

指示してちょうだいと。ただ、もちろん
我々の基本は変わらないよということで
更にほぐしていくことが
必要なんですが、ただ原則論を主張すればいいというのは
これは、当然我々もやってきたんです。
でも70年間、うまく1ミリも動かなかったのは
事実ですから。どうすればいいかということで
今、私たちは新しいアプローチをしていると。
≫石破さんは今日、銀座の街頭遊説で
ロシアをなめてはいけないと。友情で領土を明け渡すほど
ロシアは甘くないと。かなり厳しい発言だと思います。
≫それは総裁が一番ご存じですよ。
甘くないもの。プーチンさんがずっと言っていることは
我がロシアが信用できる国なんかないと。

信用できるのは、陸軍であり海軍であり空軍だって。

これ、何度も言っていますよね。そして、なんで
あの圧勝といわれる

大統領選挙クリミアを併合した日に
やったのか。絶対に領土は譲らない。
そして軍事力は絶対に落とさない。こういう厳しいことを
言っているわけですね。
プーチンさんが今、ここで
思いついたんだけどという…。私はのけぞって驚きました。
そんなわけないでしょうと。そんなことを思いつきで
言うはずがない。
今、思いついたんだけど前提条件なしで。
一体それはなんなんだということですよね。
総裁は、多分ね、カチンとこられたと思いますよ。
≫カチンとって怒ったんですか。

≫当たり前ですよ。だって、その前にお二人で
話していらっしゃるんですから。そこで今思いついたんだけどって。
そんなことがあるわけがない。それは違うだろうといって

きちんと言うことは私は、総裁は
多分、そういうお気持ちがあったんじゃないかなと。
≫石破さん、今回の

プーチン大統領の発言前提条件なしで
平和条約で先にやろうというのは
北方領土返還に向けてブレーキがかかったとみて
いいんですか?≫それは見方によっては
振り出しに戻ったということができるでしょうね。
前提条件なしだよということですからね。
2島はおろか全く返ってこない。でも平和条約は結ぼうと。
主権を譲った平和条約なんてことは
世界にあるはずがない。≫私は
交渉している当事者ですから石破さんのように
のびのび申し上げられませんがしかし、与党の立場としては
こういう厳しいことをおっしゃっていただくのは
交渉には実はプラスなんです。実際、我々は
確固たる決意を持っていると今、言っていただいた。
これは、私が交渉していくうえにおいては
プラスだと考えています。
いわば石破さんがもっと甘いことを言ってしまえば
私がもっと甘いことを言わない限り
向こうは乗ってこないので交渉って
そういうものだと思います。今までも
2人だけの交渉を随分しました。相当なやり取りをしています。
しかし、先ほど申し上げましたように
日露の交渉の経緯を見ますと

まさに、プチャーチンが来てから経緯をお互いに

さまざまなやり取りの理解の仕方、違い
延々と議論してきました。
プーチン大統領にこれは国際法がこうだから
恐れ入ったかと言ったって恐れ入りましたとはなりませんよ。
ですから大切なことは今、ロシア人しか住んでいない島
確かに元島民の皆様の大切なお墓もありますが

もう、彼らは島民として代を継いでしまっているわけです。
あそこで生まれて育った。彼らの墓もあるという

状況の中で彼らに出ていけと。これは帰属が変わったら
出て行けということであれば絶対に絶望です。

ですから、その島に4島に住んでいる方にも
理解されながら帰属を変える意味においては
そうしたものを増やしていく。
そういう意味において経済制裁活動という
新しいアプローチをしました。一緒に協力すれば
島民の皆さんにも利益があります。日本人というのは
いい人だと思ってもらう。
日本という国はいい国だ。不安をなくすことが大切。
いずれにしろそう簡単な国ではないと。
石破さんの言うとおりですよ。でも最初から
諦めていてはいけませんし友情で返ってくるようなものでは

もちろん、国益というものはない。しかし再三、会うことはできる。

今までロシアの外相会談だってかつては、ほとんどできなかった。
それが今は、非常に頻繁にできるようになりました。

ただ、そう簡単ではない中全力を尽くしていきたいと
思います。≫石破さんはいかがですか。
≫北方四島が軍事的に持つ意味って
なんなんだっていうことを避けて通ってはいけないと
私は思っていますよ。随分、軍事力を展開してきた。
我が国の領土ですよ。
でも、あの地図を見る限りいかに北方領土というものが
ロシアにとって軍事的に大事なところなのか。
ここに自衛隊を置かないとか米軍を置かないとか
そんなことが言えるはずがない。
そんなことを言ったら主権の放棄ですよ。
そこでロシアと正面からぶつかるはずです。

地球儀を俯瞰してここがどんなに軍事的に
大事なところなのか。そういう議論をしていくことが
大事。一朝一夕どころか
100年かかっても200年かかっても
これは解決しなきゃいけないものだと思います。

そこにおいて、経済協力をします。それが我が国の税金でもって
行われる場合であるでしょう。それは一体、我が国にとって
なんの利益があるのかということです。
国民の税金を使ってやる以上我が国にとっても
利益がないといけない。経済協力をしたから
領土問題が前進するとも思えません。
≫まず第一はおっしゃるとおりなんです。
ロシアにとって安全保障上、北方領土は
重要な地域となっています。しかし、それについて
ほとんど今まで議論してこなかった。
一番ハードコアですね。でも、この前、プーチン大統領が
自ら言っておられたように安全保障上の問題についても
議論しないといけない。
つまり、我らはとうとうそこに入ってきています。
しかし、これを今、ここでつまびらかに
申し上げるわけにはいかない。
≫安全保障上の問題点は北方領土として
返ってきた島をどうするか。

はっきり言ってしまえば日露安保条約との関係性の
そういうところまで話が進んでいるということですね。
≫そういうことについては全く、私はコメントを
するわけにはいかないのですが基本的には
まず、米国とロシアとの関係もあります。
これは交渉にも影響してきます。これはまさに
地球儀を俯瞰する意味においてそういう関係において
全体を見ながら議論していく。
全体の安全保障環境についてどう考えているかについて
しっかりと議論していくことが大切だと思います。

あと、もう1点誤解を受けてはいけませんが
日本の税金は使いません。

はっきりと申し上げておきますが。例えば4島の島民への
支援はしますよ。経済協力というのは
民間が支援をするのであってJBIC等が融資をします。
ロシアはODAの対象国ではないので出せません。
税金で援助はしない。

ただ、日本の企業の高い技術力を生かすことができるように
なっていくということ。

かつて、入り口論があったので領土問題を解決しないと…。
経済協力はほかの国ではなくて日本の企業が
さまざまな仕事をする。
民間企業がです。例えば、ガス石油等々の仕事を
一緒にしますよ。これは、日本の民間企業は
利益を得ないとやりません。4島でもそうです。

◆当番組は同時入力のため、誤字脱字が発生する場合があります。

≫総裁候補2人の討論をご覧いただきましたけども
FNNが世論調査を行ったんですが
どちらが総理総裁に
ふさわしいかという質問に対して5割が安倍さん
そして4割が石破さんと
こういう状況。
各項目ごとにどちらが期待できますかと
指導力は断然安倍さん

ただ、人柄はどちらかというと石破さん、これは1つ特徴的だなと
思いますね。地方活性化策は石破さんへの期待
が大きいんだけども
外交安全保障については安倍総理に
期待をしているという方が
おおいわけなんですが。ロシア問題について
北方領土問題もですが大変
ばちばちと火花を散ったんですけども
経済協力
今やっている活動について石破さんは
真っ向から否定をした
安倍さんはのびのび言いますねという言い方をされましたが。
≫この「報道ランナー」の一番冒頭のほうで
文在寅、韓国の大統領が太陽政策バージョン2をやってし
まうんじゃないかという
懸念を我々はここで話したんですけど
これ、下手すると
ロシアに対する太陽政策になりかねないと思うんですよ。
まずはロシアと融和して経済政策したうえで
そのうえで棚上げした北方領土の議論だけ
進めましょうっていうと北朝鮮が無限ループで
核を先延ばしできるのと
同じように…。
≫安倍総理がやってらっしゃる共同経済活動が
一種、太陽政策になりかねないと。
≫と僕は感じております。そこを石破さんが
鋭く突いていらっしゃるんだと思うんですけども
両者が安全保障お2人とも非常に雄弁で
聞き応えあるんだけども安全保障で2人とも具体的におっ
しゃってないことが
これは日本を取り囲むいわゆる東亜アジアのバランスが
だんだんと冷戦期から崩れていって
在日米軍の役割というのが

曖昧になりつつある。
そして力をつけた中国、そして今は捨て身で攻めている
ロシア経済は悪いけれども軍事的に
どんどん広がってるロシアと経済も軍事も膨張している中国。
共通した利害関係がございます。
これは東アジアにおけるアメリカの軍事的な存在感
プレゼンスを太平洋の東へと
押しやることなんですよ。そのためには
北方領土がロシア領域に軍事的に
組み込まれる地政学、そしてそれからやっぱり東シナ海とか
南シナ海が中国の軍事プレゼンスに
占拠されること、これは両者利害が一致するんですよね。
その中で日本はアメリカ頼みになってくるわけですよ

在日米軍。
ところが今のトランプ政権というのは
在日米軍に何の意味があるんだお金を日本が
払ってくれないと見返りがない中国とすらもし貿易戦争で
ディールができれば日本の頭越しに
別の同盟にしたっていいぐらいのことを
言ってますよね。
つまり石破さんにも安倍さんにも日本国民に
正直に言ってほしいのは在日米軍が
あてにならなかったシナリオ日本が改憲
および自主防衛を100%とは言いませんけれども
今よりもかなり強く前のめりでしなきゃいけなくなった

そういうシナリオそれを国民が
想像できない状態なんですよ。
アメリカの軍がありきで、改憲か護憲勝手
みんな言い争ってる。アメリカがいなくなったら
どうするんだとそのことを想像できるように

国民にショックを与えないように議論を進めていただきたいと
思います。
≫アメリカつまり日米の安全保障条約
日米安保が。
≫安保っていう言い方も日米軍事同盟に
言い換えてほしいのよね。
≫頼りにならないことを前提とした議論は
非常に難しいんでしょうが…。

≫やっぱり怒りの声がくるし総理としては
できないと思う。だけど先々、それを国民が

できないと、いざ改憲の国民投票やった時に形だけ
1行変える、変えないだけの話になって。
≫今こそ必要なのはアメリカは
頼りにならないんじゃないかという

本音の議論という。
≫その想像力ができることですよね。

 

>>きょうは安倍総理と、石破元
幹事長にお越しいただいています。まずはこちらをご覧ください。

中島さん。 >>自民党総裁選は、

党所属の国会議員票と党員票、
それぞれ405票の合計得票数で争われます。
鍵を握るのは、票の動向を読みづらい党員票。

日本テレビは、この週末に全国の有権者のうち、

自民党の党員・党友であると答えた人を対象に、緊急電話調査を行

い、党員票の動向を調べました。その結果、

党員・党友の中で安倍氏を支持すると答えた人は51%、石破氏を

支持すると答えた人は41%。 まだ決めていない、分からないと
の回答は8%でした。

これを総裁選の仕組みに従って換算すると、

安倍総理が党員票の220票以上獲得する情勢である一方、
石破氏はおよそ180票となる計算で、当初、劣勢が伝えられてい
た石破氏が、善戦していることが分かりました。

また国会議員票では、10人程度が態度を明らかにしていませんが、
安倍総理は340票以上を獲得する見通し。

石破氏は50票程度の見込みです。

合わせると安倍総理は7割をうかがう情勢で、

連続3選に向け、優勢です。 では、
党員・党友調査の結果を、さらに詳しく見ていきます。
地域ブロックで見てみると、 全国的に安倍総理が優位に戦いを

進めていますが、関東地方では、

安倍総理と石破氏の支持がきっ抗。さらに九州・沖縄地方では、
石破氏が支持を僅かに上回りました。
次になぜ支持するのかを聞いてみると、
安倍総理の支持理由のトップは、

安定した政権運営が期待できるだったのに対し、石破氏の支持理由
のトップは、人柄が信頼できるでした。
一方、

石破氏の安定した政権運営が期待できるとの答えは5番目で、

安倍総理の人柄が信頼できるとの答えは7番目と、対照的な結果と
なりました。 >>このような結果となりました
けれども、安倍総理、3選に向け、優勢な状況が続いていますね。

これについてはどうでしょうか?

>>選挙は最後まで分かりませんし、党員票については、

6年前は私は石破さんの半分しか取れなかったわけでありまして、

基本的に多くの方々が継続党員でしょうから、
そこで少しでも6年前を上回りたいと、こう思っています。

まだきょう、

あす…。
19日までと言っとかなきゃいけないのかな、党員票はですね、
ですから、きょう、あす、あさってと全力で戦いたいなと思ってい
ます。 >>一方の石破さんは評価されて
いますが、
この点についてはどうですか?
>>ありがとうございますとしか
言いようがないですけどそれはね、私は当選したときからそうなんだ
けど、
とにかく有権者に忠誠を誓いたい、誰に誓うのでもなくてね。
一人一人の人たちに、
本当に誠実に正直に話をして、
やっぱり1票を入れていただくのはありがたいことなんだけど、
政治ですから、
時には耳障りのよくないことを言わなきゃいけないっていうこと、
あるじゃないですか。
そのときそのときに調子のいいことを言うんじゃない。
つらいことでも真っ正面からお願いするっていう、それが政治だと
思ってきましたのでね。
それがご評価いただけるとしたら、ありがたいけど、自分自身、
そんな立派な人間だと思ったことがないので、常に自重自戒です。
>>それでは最初のテーマにまい
りますが、政治姿勢です。 まずお2人に質問です。

それぞれ30秒程度でお答えいただければ幸いなんですが、

森友・加計問題で安倍総理は責任を果たした、
説明責任を果たしたと思いますか?という問いです。安倍総理、
お願いします。

>>そもそも私の妻が名誉校長を務めていたり、私の友人が関わっ

ていたことでありますから、
疑念の念を持たれてもやむをえないと思っております。

私なりに誠実にお答えをしてまいりましたが、これからも問われれ
ば、

しっかりとご説明をしていきたいと思っておりますが、

すでに4000ページの政府の資料、

あるいは記録が公開されていますが、

そこには全く私の指示とか、 妻が関わっているということは、
どこにも出ていないということは明らかになっていると思っていま
す。 >>石破さん、お願いします。
>>これはね、国民の方々が、
よし、納得したよ、よし、
分かったよと言ってくださる数字が、
どれだけあがるかということだと思いますね。
ですから、総裁がおっしゃるように、一生懸命説明をされている。
実際にそれを受け取る側の国民の皆様方が、

そういうことだったんだね、 総理のご友人であろうが、

あるいは奥様が名誉校長を一時期、やっておられようが、
そういうことは関係ないんだということを分かっていただくために、
努力は必要です。 >>先ほど、
安倍総理は安倍総理なりに誠実に説明をしてきたというふうにおっ
しゃったんですが、こちら、 7月の世論調査なんですけれども、

森友・加計問題を巡る安倍総理のこれまでの説明について、
納得していないと答えた人、 8割近くに上ってるんですね。
このパーセントをより上げるために、改めてになりますが、安倍総

理、加計理事長の証人喚問など、これは必要ないとお考えでしょう
か。
>>私は自民党総裁でもあるんで
すが、内閣総理大臣でもあって、行政府の長です。

いわば三権分立の中において、

いわば国会がその権威にかけて民間人を呼ぶかどうか。

いわば権力を持っている行政府の長が、

それを呼ぶべきだということがあってはならないわけであって、

これはたまたま私の友人を呼ぶかどうかですから、それはあなた、
総裁なんだから指示しろということになるのかもしれない。そうで
はなくて、

例えば相反する人を呼ぶか呼ばないかというときに、行政府の長が、
権力を持ってる長がそれを指示していいのかということは、そうで
はないと思います。 ですから、それはまさに国会で決
めることだろうと、
この一線というのは守らなければいけない一線だろうと思っていま
す。 >>石破さんはかつてこういう場
合、自分だったら証人喚問なり、
国会招致に応じるというふうにおっしゃっていたと思うんですが、
どうお考えでしょう、今の総理の発言。
>>それは総理のお考えです。
ですけども、この問題で、
政府がやることについて疑問を持たれるって、
決していいことじゃないですよね。
これを払拭するためにあらゆる努力はするべきだろうと思っていま
す。 それが証人喚問の形を取るかどう
か、国会が決めることですけれども、加計さんも、
記者会見はもっときちんとやられたほうがよかったと思いますね。
時間を取っていろんなメディアが来る前で、時間制限を設けること
なくね、それが私、
友情というものじゃないかなというふうに思います。

総理のお立場が苦しければ苦しいほど、みんなでそういう場を作る
ことは大切だと思いますね。 >>またこの週末には総裁選で石
破さんを支持する閣僚から、 こんな発言が飛び出しました。
お聞きください。 >>私はある安倍応援団の一人に

言われました。 斎藤よ、内閣にいるんだろう。

石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれ。
そういう空気はよくない、私はよくないと思いますよ。

>>総理、これ、
安倍内閣の閣僚からこうした発言が出たんですが、どうご覧になり
ましたか? >>まず、

石破派に斎藤さんは属しています。その前に山本さんには、

山本有二さんというのは、農水大臣。

これも石破派だったんですよね。その前に田村さん、厚労大臣、
これも石破派の方です。 私は適材適所で任命してきました。
いろんな考え方やいろんなことを言うと思います。
私も今まで数えたんですが、

7回ぐらい総裁選で投票しましたが、3勝4敗かな、

別にだからってどうってことはないんですよ。
しかしそれは戦いですから、

角福戦争のころは私のおやじの秘書をしておりましたから、

分かってますけど、こんなもんじゃないですよ。
とっても激しい戦いでした。
しかしそれでもなおというのが政治家の勇気なんだろうなと、
こう思います。それが筋かどうかということについては、

それぞれが考えること。私は別の私の内閣から石破さんを支持する、
だからいきなり辞められても困りますよ。
でも同じ内閣だったら、どうなのと思う人もいますよね。

でもそれは決して脅かしとか、 そういうことではないだろうと思
いますし、

自由にかっ達にかつ、みんな一生懸命応援をしたらいいんだろうと、
こう思いますし、

そこでひるむようなことがあってはなりませんし、
私も何回も負ける総裁選挙をやりまして、もっと激しいことばがあ
りましたよ、何回も。
でも全然私はそれにひるまず、 小泉さんを応援したときもそうで
すし、そういうのを気にせずにやっていた。それが自民党だな。

まるで自民党がそういうお互いに圧力をかけあっている嫌な政党だ
なというイメージを作ろうとしている向きなのかもしれませんが、
そういう政党ではないということは申し上げておきたいし、
昔はもっと激しかったということは申し上げておきたいなと思いま
すね。
>>石破さんは、
斎藤大臣からこの発言については何かお聞きになっていますか?
>>何も聞いていません。斎藤さんというのは、
本当にまっすぐな人ですよ。
…もしないし、能力もあるし、 本当に農水大臣として、私、
総裁にお願いしたことあります。斎藤さん、大臣にしてくださいっ
て言ってね、すばらしい人だと思っています。
総裁はそうおっしゃるけど、
私は党内でそういうような発言が出るのは決していいことだとは思
わない、いい自民党だと思わない。閣僚っていうのは、

全国民に奉仕するものなのであってね、

何派であろうと国民のために奉仕をすればそれでいいのであって、
辞表を書いてからやれっていうのは、それは発言として、
私は誤った発言だと思うし、 党のためにもならない。

本当にそうだったとしたら、
それは決していいことだとは私は思いません。
>>私もそれがいいとは全く思っ
てませんが、しかしそういう発言が今まで、党内ではだんだんヒー
トアップしてきたら、
あったというのは事実なんですね。先ほど申し上げましたように、
私大体、
負けるほうを応援してたほうが多かったですから。
でもだからって、それで実際、 そうなるわけではないんですよ。
それでもなおという、政治家の勇気が必要だって、

まさに斎藤さんはその勇気を持って今、

石破さんを応援しておられるし、逆にですね、石破さんが強いと、

地域で、私を応援している人で、ずいぶん地元の人から、次はお前、
応援しないぞと言われている人もいるんですよ。
選挙というのはそういうものです。
それをいかに乗り越えていくのかというのが、この戦いなんだろう
なと思いますね。 >>私は小泉さん、徹底的に反目
してたんですけどね、突然、
防衛庁長官やれって言われたときは、本当に驚きました。
それはね。やはりそういうものじゃないんでしょうかね。
>>今は戦いの時期ということで。
そのあとのことはそのあと考えましょうということで、次のテーマ
にまいります。 続いては憲法改正です。
>>議論されているのは、憲法9
条2項です。
9条2項は、陸海空軍、その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めないと定めています。
安倍総理は、
この9条2項を残したうえで、 自衛隊を明記する案を、
石破氏は9条2項を削除して、 自衛隊を明記する案を主張してい

ます。 石破氏の案では、

自衛隊は戦力だと位置づけられますが、安倍総理の案では、
戦力を持たないと定める9条2項を残していますから、自衛隊は憲
法上、
戦力ではないということになります。
石破氏の案のほうがより抜本的で、
安倍総理の案は9条改正に慎重な公明党の理解も得やすいといえま

す。 >>石破さんは、つまり、

自衛隊は憲法上、戦力ではないとするのはおかしいよという主張と

いうことですね。 >>それは、日本は絶対に侵略戦
争はしない。

だけどこの日本に手をかける国があるとすれば、

それは戦わねばならんでしょ?
それを戦力っていうんじゃないですか。
最小限度だから、じゃあ、

どこと比べて最小限度なのっていうのが分からないと、自衛をする
ための組織だよってことがよく分かんなくなっちゃうんですよね。
もう一つは、
相手の国は日本の法律なんか守りません。
国際的なルールに従って行動するんです。
自衛隊もそうしないと、それはバランスが取れない。
自衛隊が不利な立場に置かれてしまう、あっていいことじゃない。
それは国際的なルールにのっとってやる世界の常識です。

そして日本を守るために戦う組織なんて、侵略戦争はしないのだと、
そのことをきちんと明確にしないと、

いつまでたっても、
なんのことだか分からないねというのは、私はあってはならないこ
とだと思います。 国際法に従ってやる、それだけで
す。 >>安倍総理、今、
石破さんがおっしゃったようにその自衛のための力、
これも戦力なんではないかという考えについてはいかがでしょう。
>>今、
石破さんは非常に重要なことを言われたんですね。
ある意味では、
政府が今までよって立つ基本的な考え方を否定されたわけですが、
よって立つ基本的な考え方、 それはいわば、憲法が否定してい

るものは何か。それはいわば侵略をしたり、

海外と同じような戦力を持つということは否定されている。
しかし、

同時に自衛権があるということは、

砂川判決でも明らかなように政府が一貫して主張している、必要最
小限度の実力は持つことができるということであります。
その中で私たちは自衛隊を持ってきた。
政府はずっとそういう答弁をしてきた、いわば確立された考え方で
す。 しかし、
ことばとして、これ、
戦力じゃないのというのはあるかもしれません。
しかし、

いわば憲法が否定している戦力ではない実力組織を持っている。
それはいわば自衛権があるという論理から導かれるものであります。
同時に国際法にのっとって、 これ、当然であります。

日本もハーグ実践条約でも、 、

…陸戦条約でもジュネーブ条約にも加盟してます。
その中でわれわれに与えられている権利もあれば制約されているル
ールもあります。 それに縛られるわけであります。
このいわば石破さんが言っている交戦権、導いてきているというこ
とであり、論理的で難しくなってくるわけですが、つまり、これは
国際法のルールには当然、
のっとらなければなりませんし、それによって守られているわけで
ありますから、そこから自衛隊が外に出ていることはありません。
日本が日本の中で完結するものではなくて、海外から侵略されたら、
そこで日本を守るために自衛隊は全力で戦っていく。
捕虜を取ることもあるし、捕虜になることもある。
これはまさに国際法にのっとって、自衛隊も捕虜として扱われるし、
こちらも捕虜として取ることができるということになります。
>>石破さんいかがですか?
>>いや、ですから、

ハーグ陸戦法規であり、ジュネーブ条約であり、じゃあ、日本に適
用されないものって何なんですかということを、きちんきちんと明
らかにすべきでしょ。 これがハーグ陸戦放棄の内容です
よ、これがジュネーブ条約ですよ、憲法の制約があるので、これとこ
れは適用されません。

それでも日本の独立と平和を守るにあたって主張はありませんかっ
て議論を積み重ねていったわけでしょう。
それ、何度も聞きましたけど、 自民党の憲法改正推進本部でちゃ
んと答えてくれた人は誰もいない。そういう議論をしていかないと、
それはどうなるんだ、
実際にそういう時になって。 自衛官が、自衛隊が、国際的なル
ールと外れて、不利になることがあったらば、

いったいどうなるんだということですよね。

ですから、総理が丁寧に説明する、でもそれを、子どもたちに話す、
そういうことなんだねって分かる人は、まずいません。
私も大学で学びましたけど、 なんのことだか理解はできなかっ
た。 やはりみんながそういうことなん
だねというふうに理解をしていくことでないと、
安全保障の議論っていうのは、 本当に高まっていかない、

これから先も戦力なんですか、 そうじゃないんですか、
この船は必要最小限度ですか、 違いますか、そういう議論がずっ
と続いていって、
私は日本のためになるとは全く思わないですね。
>>だから重要なことなんで、
いわば日本は、今申し上げましたように、

ハーグ陸戦条約にも、ジュネーブ条約にも加盟をしてますから、
国際法上、その中で我々が適用されないものは、国際法上はないわ
けであります。 しかし、一方、憲法上、行使でき
ないものはあります。
でも国際法上、自衛隊は、
いわば自衛隊は国際法上は軍隊として扱われます。

しかし、日本において憲法上はですね、軍隊、

いわば旧代からいっている軍隊、さまざまな要素をすべて構成して
いるわけではありませんし、 必要最小限度という制約がかかっ
ていますから、そういうわれわれは憲法が禁止している軍隊ではな
い、いわゆる軍隊ではないという理解をしておりますが、
国際法上は軍隊としてこれは扱われるのは、これ、当然のことであ
ろうと思います。ではその必要最小限度をなくした、分かりにくい
からなくすっていうことは、 これは全く、
例えば基本的自衛権について、 これは権利として行使できるとい
うことになりますから、今までの考え方、
根本的に変わっていくということでありますが、われわれはその考
え方は取っていないということです。
>>憲法改正となりますと、
国民投票を通過しなければなりません。
スケジュールが気になるところですが、中島さん。
>>安倍総理は秋の臨時国会に自
民党の憲法改正案を提出する考えを表明しています。
また、
以前、2020年、つまり再来年を新しい憲法が執行される年にし
たいと話していました。 となりますと、この前に国民投票
を行い、
賛否を問う必要があります。 >>このスケジュールについて質
問です。それぞれまた30秒程度でお答えください。
安倍総理、

再来年に9条を改正した新憲法の施行を目指すという考えに変わり
はありませんか。 >>それは一つの目安として申し
上げました。

それはそう簡単にはいかないんだろうと思っています。
決めるのは、これは憲法は国会が発議するものでありますから、
現在、党において細田憲法推進本部長が議論を進めています。
その本部で決めてもらいたい。
石破さんがよく言っておられるように、いわゆるスケジュールあり
きで決めていけということではなくて、
一つの目安として総裁としてお示しをしたということです。
>>石破さん、
スケジュールありきではないということですけれども、このスケジ
ュールについてどう思われますか?>>国民の理解がどれだけ高まる
かです。 国民に向けて、誠実に正直に説明
する。
それによってスケジュールが早まることはあるでしょう。
ですけど、全然説明もしないで、
国民も分からないままで、さあ、国民投票ですよ。それは国民を侮
辱するものだと、私は思いますよ。
どれだけ誠実に一生懸命説明をして、国民の理解、今、総裁の考え

方、私の考え方、半々ですから、支持は。

であれば、自民党でどうするかを決め、国民に説明すべき、
スケジュールはそれによって決まるのです。
>>どれだけ国民に納得が得られ
ているかなんですが、
この週末に日本テレビが行った党員・党友への電話調査では、
自民党の憲法改正案を、秋の臨時国会に提出したい考えであること
には、
42%の人が反対といってるんですね。
安倍総理、この傾向、
きっ抗していますが、やはり、 秋の臨時国会ってなかなかハード
ル高いんじゃないでしょうか。
>>秋の臨時国会に出したからといって、それがすぐに発議される
わけではありません。
国民の理解を得るためには、 議論をしながら、じっくりと理解
を得ていく必要がありますよね。理解を得るために、
条文お見せしなければ理解のしようがないですよね。
ですからまず、
条文を提出するべきだといっているのが、私の考えであります。
基本的に、一般の法律と違うのは、
衆議院と参議院で過半数を取ればそれで終わりです、普通の法律は
成立します。 ですからよく、
国民の理解が得られていないではないかといわれる。
しかし、憲法は違いますね。
決定的に違うのは国民投票ですから、国民の理解が得られてなけれ
ば、否決されるわけですよ。
否決するか、
賛成するかは条文が提示されなければお示しのしようがないですよ
ね。
こうして隠してたら分からない。ですから私は、これはある段階で
お示しをして、そこで議論がなされて、
3分の2ってハードルが高いですから、
それを3分の2を構成するための努力がさらになされるわけですか
ら、ですからそこのところを、
もうちょっとご理解を頂くように努力をするべきだなと、こう思っ
ています。 まず大切なことは、
普通の法律と憲法とは大きく違うということです。
>>このあとは総裁選後の人事に

ついてうかがいます。 >>干してやるとか、冷遇してや

るとか、ポストはないぞとか。

>>総裁選後の人事について、
石破さん、

かつてBS日テレの番組で、

石破氏を支持する議員を干してやるなどどう喝めいたことが公然と
語られるというふうにおっしゃっていました。
実際、こういったこと、石破さん、あったんでしょうか。
>>いや、
私に言った人はいないですけれども、新聞にああやってばんばん書
かれるからには多分そうなんでしょうね。
だから、
同じ自民党の同志ですよ、自民党公認で当選してきて、そしてポス
トって個人のためにあるもんじゃないから、すべて国民のために、
天下国家のためにあるものなのでね、
そういう発言を本当にしているとすれば、
それは党の在り方を考え違いしていませんか。
党って国民のためにあるものですよ。ポストも国民のためにあるも
のです。 その考え方、
いささかも揺らいではいけない、私はそう思っています。
>>総理は、
総裁選に勝った場合。 >>小泉さんとね、
橋本さんがいたときに、我々は小泉さんを応援してたんです。
われわれね、

お前ら干してやるぞって言われたって、
言ってたの。 報道されましたよ。
でも誰が誰に言ったかって、 実はそんな事実はなかったんです
よ。 今回も誰が誰に言ったかってない
でしょう。 そうするとね、結構、
かわいそうだなっていう雰囲気ができますから、戦いってそういう
戦略もあったりします。 そもそも、そういうことを私、
してないですから、今まで。
6年前も幹事長になっていただいた。
適材適所、そしてやっぱりチームとしてみんな同じ方向に向いて進
んでいくということが大切ですから、そもそもまだ投票も済んでい
ないのに、人事のことをしゃべるっていうのは、
とっても私は失礼なことだと思います。
ですから人事のことについて、 今、われわれがどうのこうの、

これから投票する皆さんにどちらが勝つ。

だって私が勝つって、…、そうじゃないんですから。
石破さんも当選したらどうされるかということを考えるでしょうか
ら、それはあとですよね。 それは今ではないということじゃ
ないですか。

 

ということで 今日の「グッディ!」も てんこ盛りで お伝えしてまいります。 また明日も よろしくお願いいたします。 ≫こんにちは。 ≫7月26日、水曜日です。 昨日、月曜日と2日間 略してへいちゅー。 ≫閉会中審査。 ≫私は昨日、それに対して ひやちゅーみたいですねと 答えました。 失礼しました。 ≫2日間のへいちゅーが ありましたけど 今日、また、昨日、立たれた 議員の方2人いらっしゃって やるわけなんですけれども 何が行われるかは…ということで。 ≫このあとご覧いただければと 思いますが。 まずは何が私たちが一番 もやもやとして 残ったんでしょうか。 改めてさらっと おさらいしてみたいと思います。 ≫おととい、昨日と 2日間にわたった集中審議。 ≫今日の「グッディ!」は 火花を散らした 2人の議員が生出演。 ≫これまでとは異なり 丁寧な言葉で答弁した安倍総理。 しかし、この2日間の審議で 新たな謎が浮上した。 ≫加計学園の獣医学部新設計画を 知ったのは 今年1月20日だと主張する 安倍総理。 しかし、加計孝太郎理事長は 総理自らが 腹心の友と語る間柄。 果たして、真相は…。 ≫おととし4月2日 アポイントをとらないとは 入れない首相官邸で 一体誰が 今治市の職員に会ったのか。 ≫加計ありきだったと主張する 民進党・玉木雄一郎議員。 ≫加計ありきは思い込みと 主張する 自民党・青山繁晴議員。 今日の「グッディ!」は 集中審議で質問した 2人の議員が生出演。 加計学園問題を徹底討論。 ≫ということで、今 アバンVTRを見ただけで ちょっと、心臓が ドキドキしてきましたが 早速ご紹介いたしましょう。 ≫スタジオには自民党の 青山繁晴議員と 民進党、玉木雄一郎議員に お越しいただきました。 よろしくお願いいたします。 そして、解説は 政治アナリスト 伊藤惇夫さんです。 よろしくお願いいたします。 ≫昨日、やり残したことも含めて がんがん おやりになっていただきたいし 私たちからも聞きたいし。 大変距離が近いので より一層熱を持ったお話しが 聞けるんじゃないかと。 仲よくしないでくださいよ。 ≫この間、硫黄島のご遺骨を 取り返そうという超党派の議連で お会いしたばかりで 玉木さん そういう考えをお持ちだと知って 僕はちょっとホッとしたので。 ≫ずっと取り組んでますので。 ≫今日、硫黄島の話は別にして。 ≫生放送で なんでも言えると思っているので。 ≫青山さん、右傾化してましたよ。 ≫うまいこと、言いますね。 ≫昨日の集中審議でも 加計ありきという言葉が 随分、飛び出しました。 お茶の間の皆さんも やっぱり加計ありきなのかなと 思われた方も いらっしゃったと思います。 何を持って加計ありきなのか。 加計学園 今治市が国家戦略特区への 申請の2か月前に 市の職員が 官邸を訪問できていた。 それから、加計孝太郎理事長が 去年8月から9月の間 安倍内閣改造の直後に入閣した 3人の農林水産大臣 地方創生大臣 それから、文部科学大臣。 立て続けに3大臣と 面会できた。 こんなに簡単に大臣と 会えるの?という お話もありました。 設置許可を受けていないのに 加計学園サイドは とてもお金がかかる ボーリング調査も実施していた。 先走っていたんじゃないかと。 それから京都産業大学と 加計学園、実は来年4月の 開学前提というのは 京都産業大学は これに間に合わなかったんですよ。 ただ、加計学園は十分 間に合うタイムテーブルで 動いていた。 加計ありきだったのではないか。 それから文部科学省が去年秋に 加計学園に 指南書ともとれる アドバイスみたいな伝達事項。 こういった書類も出てきた。 これも加計ありきではないかと。 それから、内閣府の審査の基準や プロセスの 記録などがなかったこと。 それから、教員を集めることは 京都産業大学が できなかったんですけれども 加計学園は 72人をすでに 確保することができていた。 来年4月の開学に向けて 加計ありきで 事が進んでいたのでは ないでしょうかというお話です。 ≫どうですか、竹山さんなんて これを見ると一番、どこが 加計ありきというか 一番引っかかる部分ですか? これ、「グッディ!」が今日 まとめてみた部分なんですが。 ≫この問題 僕、2つわからないことがあって 1つは、前も ちょっと言ったんですけど この問題が出てきたときに わかったのは結局 獣医学部が50年間 新設されていなかったのが なぜ52年間なかったんだという。 そこが何かあるんじゃないのか ということが 1つあるんですよ。 加計学園で獣医学部を作るという 最後の答えだけ言うと それは悪いことじゃないような 気がするんですね。 でもそこのプロセスが やっぱり、安倍さんと加計さんが 友達だから、普通だったら 話すんじゃないのっていう。 普通の友達関係だったら。 ≫っていう疑問ですよね。 ≫プロセスが だめだったのかなと思うけど 答えは、そんなに僕は なんで獣医学部作っちゃだめなの やったほうが いいんじゃないのって 思うんですけど。 ≫そこのところ、ちょっとだけ 説明させていただくと 今回の件で1つ引っかかるのは 本来 獣医学部を設置するのであれば これは 文科省だけの問題ではなくて 実は、農水省の問題なんです。 農水省が獣医師、足りていますか 足りていませんかと。 足りていないといっているなら 作ったほうがいいんですよ。 でも、ここにいたるまでに 農水省は一度も獣医師 足りていませんといっていません。 農水省が ずっとこれまで 足りていませんよって ひと言も言っていないので 文科省のほうがそれを 認可しなかったという 流れもあるんです。 ≫1個、言っていいですか。 獣医師さん あるいは家畜の病気を どうしますかというのは 農水省ですけど 学校については全部、文科省が 許認可権を握ってますから 農水省は関係ないので。 ≫そんなことないですよ。 ≫学校の許認可は文科省です。 意見を聞かなきゃいけない ということはあるけれど そもそも話題になっている 石破4条件というのも それに関わることですから。 ≫竹山さんがおっしゃった 獣医師の学校を作って 何がおかしいのかっていう 質問に対して こういう細かいことだけで 答えるのは 無理ですよ。 もともと口蹄疫とか今 どうなっているんですか ということから 玉木さんのような政策通の方も 本来はそういったことで 昨日の閉会中審査を するべきだったと思います。 ≫玉木さん。 ≫私も産業動物園の 獣医師が足りないというのは 国会で私自身が 何度も質問していて これは共通認識です。 ≫それは ペットのお医者さんではなくて 例えば狂牛病や口蹄疫とかに 対応するようなお医者さん。 ≫そうです。 文科省も農水省も 共通して言っているのは トータルとしては足りています。 ただ、偏在がある。 地域的と分野的。 犬や猫のペットの お医者さんというのは なりたいので そこにはみんな いっぱい行くのだけれど どうしても、畜産の獣医さん 牛とか豚とか こういったところは なかなか、待遇の問題もあって 行き手がないということと あとは、地域的に どうしても都会のほうに。 地方で、どうしても 少ないということがあるので それは偏在を直すような 別途、待遇改善をしましょう。 ただ、トータルで見ると産業動物 つまり牛や豚も そして実は、ペットの数も 減ってきているんです。 そういう意味では農水省としては 需要は足りていますと。 ただ、だから 2015年に決めた いわゆる石破4条件の中では 新しい分野だったら かまわないから 作りましょうということを おっしゃった。 我々も特区で 獣医学部を作るのは 全然、反対じゃないです。 ただ、そういう条件を いくつか既存の需給の バランスなんかも含めて 新しいものだったら 別にいいじゃないですか。 既存の獣医と全然 バッティングしないので。 だから4つの条件。 ライフサイエンスとか 既存の大学でできないとか決めて それでやりましょうって 決めたんだけど その基準、条件を満たさないで OKしたんじゃないのか。 あるいは逆に言うと 満たしたところが 外されたんじゃないかというのを 問題視しているんです。 ≫玉木さんが 十分お話になったので 1点だけ、玉木さんへの 個人攻撃じゃなくて 国会審議の在り方として 玉木さんという幹事長代理を 務めている方が 日本獣医師連盟から 100万円の政治献金を 受け取りになっています。 玉木さんもお認めになっている。 国会審議で、玉木さんは そういう立場からは 出るべきじゃないと思う。 政策論議だったら どんどんすべきだけど玉木さんは 前からおっしゃってるけど ペットの数も減っていますと。 ペットの数が減っていると 獣医師の方々はペットを みている人が多いから 新たな医師が 出てくると競争が 激しくなって困るんじゃないか。 そういう利害に関わることですね。 玉木さんはそんなつもりで 献金を受けたとは思っていない。 ≫それはちょっと 反論させてください。 ≫この件については 違う政治家がちゃんと出てきて 政治献金を受け取っていない人が やるべきです。 ちなみに僕は 1円も受け取ってませんから。 ≫利害相反というのは すごい大事なポイントだと 思うんですね。 僕は、玉木先生が ここの質問に立ったのは 民進党的には あまりうまい戦略ではなかったと 思います。 ≫逆に言わせてもらうと なんもやましいところがないから 出れるんですよ。 ≫利害相反が 加計問題の一番根幹にあって 官邸の中枢に 加計学園の関係者の方が あまりにも多いじゃないか。 だから利害相反を 追及していくというのが 民進党がとるべき 戦略だったんじゃないかと 思います。 萩生田官房副長官であり…。 ≫反論させてくださいよ。 ≫安倍総理ご自身が かつては加計学園の 幹事も務められていた 木曽さんは千葉科学大学の 学長であり 内閣官房でもありますね。 ≫ちょっと今 玉木さんの質問者としての 反論をまず聞いてから。 ≫尊敬する青山先生に そういうことを言われるのは 残念なんですけど。他党の誰が 質問に立つかについては それを、とやかく言われる 筋合いはありません。 ルールとして ちゃんと人の話は聞きましょう。 それで、もし仮に1mmでも やましいことがあったら 私は質問に立たないし 立てません。 全く1ミリも私は 行政を捻じ曲げたり お金をもらって 何かを阻止しようと思って 質問したことは 1回もありませんし そんなことをするために 私は政治家になったんでは ありません、青山さん。 ≫だからやましいことないなら さっきおっしゃった利害相反を 考えるべきでしょ。 ≫説明させてください。 これ、名誉毀損にもあたるから 覚悟を持っていってくださいよ 批判するんだったら。 ≫あなたの政治資金収支報告書を 全部見てから今日来てますから。 ≫2012年に献金は 日本獣医師会からいただきました。 民主党政権の一番最後ですね。 衆議院選挙のときです。 選挙資金として いただいたものですけど ただ、そのときには私は それこそ安倍さんじゃないけど 加計学園が 獣医師の学校を 作ろうなんてことは 私、意識もなかったです。 そのときには。 そもそも、今問題となっている 国家戦略特区は そのとき制度としてありません。 翌年の安倍政権 我々が野党に下野した 翌年の2013年の 12月に法施工されていますから ない国家戦略特区の制度を 邪魔するために 献金を 受け取れないじゃないですか。 ≫邪魔するためとは 言ってなくて おっしゃったとおり 利害相反があるから モラルの問題もあるから 安倍総理もはじめとして 疑われることは しないほうがいいということを 申し上げているだけです。 ≫青山さん、いいですか。 玉木さんとは関係ない部分で 今回の国会で 問題になった部分について 今日はお話を伺いたい。 質問に立つ資格とか モラルとかいうお話については 今、おっしゃりたいことは お互いに おっしゃっていただいたので これはいったん ここで閉じさせてください。 今回、国会で 問題になったことについて もう一度お話を伺っていきたいと 思います。 加計ありきということが 今、問題に なっているわけですけど 青山さん、ここまで8つ私たちは 出しているんですけど これでも加計ありきではないと おっしゃいます? ≫まず、加計ありきと普通聞くと 僕も1年前まで 一般人だったんですけど 普通、聞くと、加計学園という 総理の友達が 理事長やっているところに 学校を作らせるために いろんなことが動いていって 予定どおりに その加計学園に 学校を作らせるとなったと 思うでしょ。 でもこれ、さっき 実際に竹山さんが いみじくもおっしゃったこと 直接関係があって さっき言ったとおり 鳥インフルとか 狂牛病とか口蹄疫の心配があって 当時 愛媛県知事だった加戸守行さんが 今治市と相談して これは、学園都市を作ろうと。 そのときに、動物の病気が 心配だから、なんとかしたいと。 だけど どこの大学も 手を上げてくれなかったと。 たまたま、県議会の議員と 加計学園の事務局長が お知り合いで そこから話がつながって 2年間ほどかかったけど 加計学園が手を上げてくれたと。 そのときはもちろん 京都産業大学も どこも手を上げていなくて これは玉木先生が おっしゃったとおり 当時は構造改革特区っていう 仕組みであって そのときは 全然、話が通らなかったと。 それが、国家戦略特区になって 加計学園がずっと手を上げていて しかし、最後のほうに石破さんが 安倍内閣の担当大臣として 4つの条件って はっきり示されたから。 京都産業大学も 手を上げましたと。 ところが、早くやらなきゃ いけないということになって ここは議論があると思いますけど 早くやらないといけないと なったから 京都産業大学は 間に合わないということで 結局断念することになって 加計になったということですよね。 そして加計ありきということは 最初から 仕組みが作られたんじゃなくて。 安藤さん 時間がないのはわかるんですけど 8つお挙げになっているので すごく短く 答えていきます。 ≫1つずつ、お話させてください。 ≫玉木さん、どうぞ。 ≫まず、前提としてこれは 国会の答弁でもありますけど まず、愛媛県で鳥インフルエンザ 狂牛病、あるいは口蹄疫って 発生したこと 1回でもあるんですかね? ≫それは発生してから どうにかしろという 問題じゃなくて 例えば愛媛県の対岸の 宮崎県では平成22年に 口蹄疫が。 ≫それはわかるんですけど…。 30万頭近くが殺されて…。 ≫こっちに先に話させてください。 ≫おきてないと対策とるなって これはすごい話ですよ。 そうおっしゃったじゃないですか。 ≫家畜伝染病予防法の 53条というのがありまして よく皆さんがテレビで 鳥インフルエンザのときに 白い服を着て 防疫体制にあたっている方 よく見ると思います。 あれ、ほとんど 獣医師ではありません。 もちろん、獣医師は いろんなことを 指揮・監督しますけど 家畜伝染病予防法の中で 知事は 獣医師じゃないものについて 担当にあたる人を 指定することができる 規定があります。 そういったことを きちんと手当てしながら みんな、死ぬ物狂いで やりました、あのとき。 全国から獣医師が集まって…。 ≫私たちの一般的な 感覚からすると そこの地域の大学 獣医学部を出たからといって そこの地域に就職したり 仕事得たりとか限らないと。 ≫以前、我が党が質問したときに 義家門下副大臣が 地理的にそこに存在することと そこの地域の公務員獣医師が 充足することは関係ないという 答弁をしているんです。 青森県に北里大学という 私立で地方に作った大学が あるんですけど そのうち青森に就職した方は3名。 うち、公務員獣医師になった方は 1名です。 ≫あとはみんな 他府県にいっちゃうと。 ≫全国に 散っていくということなので。 ≫伊藤さん その点についてどうですか。 ≫その前にですけど 成田に医療福祉大学が 医学部を申請しました。 そのとき東北にも一緒に 医学部を新設しているんですが これについては、15年間 地元で医師活動してくれれば 授業料等免除しますという 特例がついていると。 そういう形で誘導していけば 地域に 定着する可能性もあるんですが 一般的な大学については 全国に散ります、間違いなく。 ≫伊藤さんが おっしゃったとおりです。 だから、さっき僕は 学園都市構想という 話をしたのであって 実際、加計学園といっても まだ正式な認可も下りてませんし そのときの学校改革のあとの 構想というのが ライフサイエンスも含めて 学園都市にして 研究拠点にしていくと。 だから、伊藤さんが おっしゃったように なんらかの条件をつけたり あるいはまだ始まっていないなら 余計に宮崎県の口蹄疫を 参考にしたりという 研究拠点でもあるわけですから 学校できてない時点で そこに就職するはずないから ここには作らないという話は それって、あまりにも 一種の東京中心じゃないですか。 そこに学校や拠点があって 初めてそれが始まる 当たり前のことじゃないですか。 ≫2015年の9月に 初めて今治市が国家戦略特区に ワーキンググループ というところで プレゼンテーションしたときに いろいろ話したときに 八田座長、今回よく 国会にも出てこられた。 こう話しています。 提案を受けたうえで それなら、この分野の人を 愛媛県庁で雇うときに 雇うときに 給料を上げるなりなんなり 待遇を改善するなり 全国どこの大学に行こうと使える 奨学金を作って将来 愛媛県にきたら ちゃらにしてあげるという 仕組みを作ったほうが よっぽど簡単な気がしますよと。 八田座長の言葉ですよ。 ≫そういうインセンティブを 作るほうが新設するより早いと。 ≫八田さんは、昨日 来てなかったけど その前はおいでになってて 国会に。そのあとの 議論の進み方で 今治にちゃんと 獣医師大学を作るべきだと お話もされていますから。 ≫僕がはじめに 言っちゃったからあれですけど 獣医学部が必要かどうか おいておいて知りたいのは 低レベルな質問かも しれないですけど結局 それを作るために 加計さんと安倍さんが お友達だったということが あるじゃないですか。 お友達で 先に裏でいろいろ やっちゃってたのか どうなのかというのが ぎゃーぎゃーいってるわけですね。 ≫だからそれは僕は昨日 今までの与党質問は おかしいと思っていますから。 だから総理にも お聞きしたわけですよ。 常識的に考えたら 長い友達で 10年もやってるわけでしょ。 1回も話に 出たことがないというのは 一般の人は信じられませんよ。 本当にそういう 友達の在り方だったか 聞いたわけです。 実は僕は 玉木さんには聞かなかったけれど いろんな方に話を聞いていて 普段、加計孝太郎という人と どういう付き合いしているかを 調べて はっきりいうと インテリジェンスも調べたうえで 聞いたわけです。 総理は、むしろ 学生時代の友達だから そういう話はしなかったと おっしゃったでしょ。それを 信じるか信じないかの問題に 結局なっちゃいますよね。 でも、この件で 例えば玉木さんの話でも 贈収賄や斡旋利得罪が あったことは 一度もないわけですよ。 それは、要するに違法性が あったことはないわけで。 ≫1月20日っていうふうに 総理が加計学園の今治市と 抱き合わせで申請について 知ったのは決定したときだと 昨日1月20日だと、ものすごく こだわったわけですよね。 伊藤さん。 1月20日ここまで こだわったことは どういうことでしょうか。 ≫この問題には安倍総理は一切 関与してこなかったというのを アピールしたいのが1つと もう1つは、もしそれ以前に 知っていた場合は 大臣規範というものに 抵触する可能性がある。 つまり、利害関係者と 食事をしたり 接待をしたりしている場合は 大臣規範という これは法律ではないんですけど ですから 罰則規定もないんですが 大臣規範の中で利害関係者と 接待等をしてはいけません ということは決まっているので そこを疑われるのが いやだなという思いが もしかしたら 会ったかもしれないですね。 ≫だから、かたくなに 1月20日までは知らなかったと。 加計という文字も知らなかったと。 こういうふうに言ったんだと。 ≫安藤さんはかたくなにと おっしゃるけど。 僕、昨日トップバッターで 質問に立ったあと ずっとこの話中心でしたよね。 それって、総理も こだわっているという見方も できるけど、野党のほうも 一番これにこだわって 1月20日なのか10日なのか ということまでずっと大事な時間 使ってたでしょ。 ≫2日間で、その話で 終わってしまったような 気がして。 もっと、次に いってほしかったなと思いました。 ≫1月20日に 初めてそれがわかったとしたら 安倍首相が どういうふうに感じたのか 僕は野党の方には 質問してほしかったな。 長い時間、加計さんとは お友達だったわけで 加計さんのご子息が 獣医さんであるということも みんな、有名なことで 知っていると。 その獣医学部ができたんだね ということを1月20日に初めて 知ったんだったとしたら なんて言ったのか。そのあと 電話かけたのかどうか 事実確認などを ぜひ野党の方には 質問してほしかったですね。 ≫玉木さん、それについては? ≫嘘をついていますね。 先月の 国会答弁の中で 国家戦略特区について いつやりたいと あるいは加計学園が 申請しているということを やりたいという意図があることを 聞かれたときに それは2007年 当時は自分じゃなかった 福田内閣だったけど 私は承知していますと言ってます。 6月16日 福島瑞穂さんに対する答弁ですね。 もう1つは、これは 平山議員に対する答弁に対して 答弁に対して 国家戦略特区に対して いつ知ったのかと言ったら 今治が申請したとき 2015年の6月ですから いずれにしても 過去の答弁と比較すると 1月10日になって 初めて特区を申請した 特区を作りたい 特区で獣医学部を 作りたいと思っていたのを 今年の1月に 初めて知ったというのは大嘘で 困り果てて 驚くことに過去の答弁のほうを 修正するということにしたんです。 私は、これはちょっと 我々1つ1つ丁寧に 国会の答弁ということで 事実を確認しながら 進めているので…。 内閣を歴史の中で 答弁をあとで 修正するようなことは つじつまを合わせるために これは、やってはならんなと 思います。 ≫答弁はだめだったって 国会答弁って それでいいんですか? ≫総理の答弁の修正って それは本来、いけないです。 それは僕は玉木さんと 同意見です。 ただし、昨日の総理の 答弁ぶりも 僕はまたよくないと思ったのは 総理が知っていたみたいな 話をされていたのは 全部、会議の話なんですよ。 その会議のときには 今治市という 自治体が申請をしてて 国家戦略特区というのは まず、自治体を指定しますから そのときの総理は 何度も事業主体は知らなかったと 言ってるわけですよ。 今治市が誘致するといっても 事業が加計学園がやるとは 出てないんです。 会議では出ていないわけですよ。 だから僕、それを答弁のときに 一度も加計という言葉は でていませんねと いっているわけです。 でも、こういう説明しないで とにかく、すみませんでした 修正しますっておっしゃると 誰でも答弁そんな簡単に 修正していいのか。 しかも総理が おかしいじゃないかと思うんです。 でも、嘘を言っていたという 話とは別で 実際に ブリーフィングした人たちにも 聞いてますから。そのときに 自治体は今治というのは 前からずっとやってきたけど ずっとやってきたけど ついに決まりました。 次は事業主体ですけど これが加計学園ですと聞いて そうりは、ほーっと言ったのも 聞いているんですよ。 ほーっていっても大嘘だと 知っているんですよ。 そこは、我々の民意で選んだ 総理を信じるか信じないかの 問題になる。 だから昨日の答弁にも 問題はありました。 ≫今、本当にテレビの前で 聞いていて。 でも、そうじゃなくて そんなに仲よしで腹心の友の 加計さんと 総理が、全くその間に ひと言も言わないって 本当にあるのかなって。 ≫僕は逆だと思う。 むしろ、友達だからといって 10年間もかけて 進めてきたら こんなバレバレなことしますか。 ≫青山さんが言うのは すごくわかります。 安藤さんが言うように もし、しゃべってないと しますよね。 そういう関係なんだから あえて、そのことについては しゃべらない。 ゴルフのときもしゃべらない。 焼き肉行っても しゃべらないかもしれない。 そういう関係って あるかもしれないですよ。 だけど、今治って聞いて ああ、加計学園だなって 思わないというのは おかしいじゃないですか。 ≫どうして? 加計学園って岡山ですよ? ≫岡山ですけど…。 そしたら、そのときに 言ったのかも知れないな。 加計学園が手を 挙げたのかもしれないなぐらい 言えばいいのに。 ≫それを聞かないから だから友人だと おっしゃったんですよ。 そこで総理が 今治だったら、あんた 事業申請しているのって聞いたら 政治家のほうから まるで献金誘導じゃないですか。 それは事実として 思ったかもといえば…。 ≫修正した答弁にすでに加計と 今治という言葉は 出ているんですよ。 全くゼロというわけでは…。 ≫この話ばかりと おっしゃってましたけど この話というよりは 背景にあるのは何かというと 最近の世論調査のデータ 全部見ると 安倍政権の支持率が 急速に下がっている。 不支持の中の最大の理由が 安倍総理が信用できないという 部分なんですよ。 そういう文脈の中でいうと 1月20日発言。 国会で答弁を 安倍総理が修正された。 ここを見て、一般の方が どう思うかというと やっぱり総理 信用できないなというふうに なってしまう。 そういうやり取りの中で 安倍総理が ああいう発言をしたということは 安倍総理にとっては すごくマイナスだったと 思いますよ。 ≫私は、総理と加計理事長が 友達であろうがなんだろうが 関係ありません。 先ほど申し上げた 2015年6月30日に 閣議決定 安倍内閣での閣議決定です。 そこで決めた4つの条件を満たし そして、最後1校に 絞り込むんですけど 10月17日の時点で きちんとした プレゼンテーションをした 京都産業大学と 加計学園を本当に比較・検討して より閣議決定に 合致した側選ぶというプロセスが きちんと確認さえできて それで、加計学園が 選ばれたとしたら 友達だろうがなんだろうが 全く関係ありません。 ≫そうしたらきっと前川さんも 行政がゆがめられたとは 言わなかったはずですよね。 ≫客観的な基準を決めたのに それを満たしたかどうかが 公式の文書をいくら見ても 出てこないんですね。 例えば、山本担当大臣は 去年の年末から 今年の年始にかけて 京都産業大学と加計学園を 比較検討 しっかりしましたというふうに 国会で答弁してるんです。 そんなに大事な、最終的に 決めるものを どうやって決めたのか 文書を出してくださいと言ったら 記録をとっていません。 文書は ありませんということなんです。 私も役人やっていたから わかるんですが いろんな観点から 検討表を作って、こっちだと 大臣に上申するんですね。 こちら客観的に満たしていますと。 そういうものが全く一切なしで 私が決めましたというのは…。 ≫記録が出てこないというのは 僕も同感で どんどん出せばいいんですよ。 探すまでもなく 国会審議の場だから当然 探さなくても出してくるわけです。 そのうえで、しかし 京都産業大学って 手を挙げて1年のところと 10年前後 ずっとやってきたところと それは文科省とのやり取りも 違いますよ。 それ、だって、普段の大学の 設置基準に照らしても そういうこと ずっとやってますよ。 文科省、何もそういう 下調べしないでやると思いますか。 ≫記録が残ってない…。 ≫残ってないのは僕はおかしいと 言ってるじゃないですか。 ネガティブなところだけ 話を持っていくんじゃなくて 公平に話をするために ここにきてるので 誰かの味方をして 言ってるわけじゃないんですよ。 竹山さんの最初の疑問に 答えようとしているだけです。 ≫なんで公平にやらなきゃ いけないというと いったん、できると そこに皆さんの税金 私学助成金が流れ込むわけですよ。 だから、これは別に 規制改革だけの問題ではなくて 国民の税金が正当な手続きを経て 正しく使われるかという観点も 大事なんです。 だから、どうやって 本当に正しい方向。 国家戦略特区というのは 経済の活性化と 地域の拠点作りと 2つの大きな目的があるんですね。 それにどっちが 本当に合致したのかと 公平・公正な中で 審査して決めたのかということが ほしいわけですよ。 それが記録が 一切ないということ自体 私は、大問題だと思っているので ≫今日の「グッディ!」は お茶の間の空気が どういうものなのか 大変気になりますけど。 生稲さんなんか ひと言も発していないという。 わかりやすいお話を1つ。 加計ありきの原点とも 言われてるのがおととし4月2日 今治市の職員2人が 総理官邸を訪問している。 「週刊朝日」ではそのときに 相手をしていたのが 柳瀬さんという 当時の秘書官だったと 報じています。 これをはずみとして今治市は 2か月後 獣医学部の新設を提案している。 そして、6月25日 国家戦略特区の第14回諮問会議 ここで、獣医大学を 新設することを 検討することになりましたよ という話になって ここは、安倍総理が 議長を務めます。 じゃあ、柳瀬さん 会ったのか会っていないのか。 昨日、おとといは 一切認めませんでした。 おとといも昨日も 記憶にございませんということを 強調したんですけれども でも、今治市には 総理官邸に行ったという 記録があるんです。今治市は それをわかっているんですよ。 今治市の方にしてみれば 絶対答えは出るんですけど 「グッディ!」の取材班が 昨日、まず 今治市に取材を申し込みました。 現地に行きました。 面会をした人は 柳瀬さんなんですか? 何を話し合ったんですか? 手応えはあったのか 教えていただきたいと。 すると今治市は FAXで質問状を送ってください。 質問状がすぐに返ってきまして 市職員2人が 官邸を訪問したことは 事実でございますが 相手方や内容などについては 今後の今治市の業務に 支障が生じる恐れがあるため お答えを控えさせていただきます。 ちょっと腫れ物に触るような お答えですよね。 わかってるけど言えない。 ≫なんで今治市の業務に 支障が出るんですかね。 ≫推測すれば、例えば 地方交付税を カットされちゃうかなとか いろいろ心配するところが あるんです。 ≫今日改めて現地に スタッフが入っていますから 出していただける情報は なんですかと。 すると今治市は 再度FAXで質問状を 送っていただけますか ということだったんですけれども それだと昨日と同じ回答に なってしまうんじゃないですかと 電話で言うと なんともいえないですけど 担当のものが出払っているので 電話もつながらないので ということで FAXを再度送りました。 返答がありませんでした。 昨日の答えが 全てだってことですけど。 ≫なんで今治市の職員が 総理官邸で 誰かに会ったということを 隠さなくちゃいけないのか 私たちには到底 理解できないんですけど 端的になんでですか? ≫僕も理解できないです。 なんで、今治市の人が 官邸に行っちゃいけないんですか。 ≫行っちゃいけないと いってないです。 誰に会って何をしたのか 当然知りたいじゃないですか。 ≫まず、当時の総理秘書官が 記憶にないってああいう言い方 本当にやめてほしいです。 会ったのか、会ってないのか。 総理秘書官として 仕事をしているんですから 忘れましたってそんなこと 許されないんですよ。 それで、今治市のほうに 記録があるのは 公金使って、どんな交通手段で 行きましたとか。 ちゃんと市民に見せなきゃ いけないから記録が残る。 僕、民間人のときに総理官邸に 行って、アポイントもとって はっきり言うと 総理から、官房副長官など いろいろ会いましたよ。 議員になってから 行っていませんが。 そのときは、実は記録って 残ってないんです、実際に。 これは、水面下で行ってるから。 でも、今治市の職員は 市の職務として行っていて さっき言ったとおり 出張費の清算とかも してるわけですから。 総理秘書官と会ったら なんでいけないのか。 会ったなら会ったって 言えばいいし 会っていないなら 会っていないって言えばいいのに 記憶にないという言い方を ずっと続けるから 当然、想像がたくましくなって この番組のような話になるし ≫なんで、会ったか 会っていないのか 言わないんですか? ≫言うとまずいからでしょ。 ≫そういうふうに 勝手に思っちゃうんですよね。 ≫私、柳瀬さん よく知ってるんだけど すごく頭のいい人です。 記憶がなくなることはないですよ。 総理秘書官をやるには 各省の中でも最も優秀な人を 総理秘書官にしますから 記憶が2年前のことが 消えるなんてことはない。 絶対、わかってる。 もう1つは今治市側の情報請求で 我々が求めたときに 出てきたんです。それを見ると 溜池山王駅から降りてとか 全部書いてあるんです。 突然、呼び出されて 急遽フライトを 変更して行ったということまで 実は残っているんですね。 それで、不思議なのは 今、こうやって我々 情報公開請求して 出てきたんですが 今、要求すると なぜか、今治市は情報公開を 止めてるんです。 貴重なんです、これは。 なんでそんな隠すのかなって。 会ったことは 認めたらいいじゃないですか。 それでやっぱり、これが1つ 典型的な 加計ありきの1つの証拠に なっていると思われるから…。 ≫京都産業大学に対して 加計学園のほうが 一種、インサイダー取引的に 早く情報を得て それで、2018年4月開学に 間に合わせられるように フライングで スタートが切れるようにしたのが 加計ありきの ポイントじゃないかなと。 ≫今治市の職員じゃなくて 加計学園の職員が 官邸に行って 学校内で出張精算してこうやって 出てくるのに、塗りつぶされた ということだったら わかるんですよ。 ≫でも今治市は ずっと加計ありきで きたわけじゃないですか。 ≫12年間ずっと加計ありきで やってきました、一筋ですって。 最初、いろいろやったけど誰も 相手にしてくれなかったから…。 ≫それは県と市の考え方で やっているわけではなくて 安倍産と友達とか 本当はそこは つながっていないじゃないですか そこは妄想の話でしょ、むしろ。 証拠がないのであれば。 ≫総理なり、政府なりが 今治市に指示を出して あるいは依頼をして 黒塗り、とってくださいとやれば 誰が会ったかすぐわかるんですよ。 だからこそ、多分 記憶にないって ずっとおっしゃってる。 ≫優秀な柳瀬さんなのに ずっと記憶にないとだけ。 もっと違う言い方を してほしいですね。 ≫そもそも、総理補佐官が 地方自治体の課長さん 課長補佐さんと会うなんて めったにないんです。 だから、柳瀬さんみたいな 優秀な人が、そういう 人がたまたま来たというのを 覚えていないはずがないんです。 でも、記憶にないと おっしゃっているところが 疑いを持たれてしまうと。 ≫本当の本音を言うと 日本が暗黒社会みたいになってて 友達だから悪い。友達だから きっと裏で何かやっているって…。 それにつながっていたら なんにも言えなくなって 疑われるかもしれないって なったら 何でも隠すって 社会になりたくないですよ。 だから総理秘書官が会ってるなら 言えばいいじゃないですか。 そのまま出せばいいと 言っているじゃないですか。 ≫我々、友達かどうかは 全然、問題にしてなくて。 ≫してるじゃないですか! 友達以外に根拠がないと 昨日の国会審議で 言ってるけどメディアは それを報道していません。 フジテレビはしてませんよ。 ≫加計学園を比較、検討 客観的公平にしたのかと。 満たしていれば 友達でもかまわないと 私はいっているわけです。 ただ、それは出てこないから。 出てこないので それ以外の要素が 働いたのではないかと 言わざるを得ない状況が…。 ≫加計孝太郎さんを 呼んでくることについては どうなんですか。 加計孝太郎理事長を 国会に呼んできて ≫青山さんは、加計さんに ぜひとも 証人喚問に応じてほしいと さっきおっしゃったので 玉木さんはどうですか。 ≫証人喚問とは僕は言ってなくて 嘘を言わないんだったら 参考人でもいいじゃないですか。 あるいは本当は記者会見でも いいと思いますよ。 国会の時間をこれだけに使うのは 本当、正直耐え難いので。 ≫とにかく公に出てきて おっしゃるべきだと。 玉木さんはどうでしょうか。 ≫出てきていただいて 本当に北朝鮮の問題をはじめ 重要な案件が多いですから これは 総理が作ったような 1つのテーマだと思うので さっと終わらせて 真実が明らかになれば 終わり、以上ですから。 必要な情報を 全部出せと 総理が指示してやれば 終わりますから 隠そうとすること 怪文書だといって ののしるようなことをやめること。 そういうことをすれば 1日で終わりますから。 ≫ここ2人だけですけど一応 与野党両方 一致と。 ≫僕、1年生議員なので。 玉木さんは幹事長代理です。 ≫ここは 与野党一致になりましたので 加計氏は公の場に出てきて できれば国会に出てきて。 ≫ちなみに加計理事長って 私たちではゴルフした映像しか 見たことないんですけど 最近、動静が 聞こえてこないんですけど。 ≫伊藤さん 今後の見通しですけど 国会という場を借りて 今後、どうなっていくのか。 加計さんご本人の 意見の開示みたいなことが これでできるのかどうか。 伊藤さん、何が今後 必要だと思いますか? ≫必要な方を 国会に呼んで そこで、きちんと 見解をただすというのと それから例えば、前川さんと 和泉さんのように完璧に意見が 対立している人に関しては やはり証人喚問みたいなレベルで きっちり偽証罪が バックにあるような状況の中で もう1回話してもらうというのが 大事だと思うし それから、お二人に 最後1つだけ 聞きたいことがあるんですが 京都産業大学が最後に落ちた 断念をした切り札になったのが 平成30年4月開校という おしりが切れたことなんですね。 これ山本さん、自分が決めたとか おっしゃっていますが 本来、おかしいので 文科省が設置審議会で いつ決めるか 最終的に判断するという 状況の前に、勝手に30年4月と 誰が切って、どういう権限で 切ったのかを お二人に伺いたいんですけど。 ≫僕はこれは 目標として担当大臣が 決めたことですから もし、設置審でだめだったら 当然、崩れるわけですから 何も問題がないと。 ≫山本担当大臣が決めたと。 ≫いつまでもやってるじゃなくて ようやく解決するんだから 早くケリつけよう ということですから。 もう1回言いますが 設置審でだめだったころは きれいになくなるから だから、これをもって 疑惑だというのも なんでも疑惑にしていく 典型例の1つだと思います。 ≫追加でお伺いしたいんですが 大学の設置を決めるのは いいんですけど 期日まで決めて設置する というケースは あまりないじゃないですか。 ≫そうですよ。 ≫なぜ期日を決めたんですか? ≫期日を セットアップしていけない ということもないですよ。 ≫なんで異例に こういうセットアップしたのか? ≫当たり前じゃないですか。 これだけ鳥インフルや 口蹄疫に対する備えが 出てきていないという 証言が出てきて 逆に期限を決めなかったら…。 伊藤さんは期限を決めないのは どうかと おっしゃってきたでしょうが。 ≫期限を切ることによって 京都産業大学が 断念をせざるを得ない状況に 追い込まれたから 加計ありきって…。 ≫認可も下りないのに、おしりが 切られていることによって 加計学園は さっさとボーリング調査に 着手してるんですよね。 玉木さん、ここら辺は 私たちも不自然に思います。 ≫ここが一番、私は 平成30年4月という条件は 極めて大きな 新たな規制だと思うんですね。 規制緩和の衣をかぶった 規制強化に なっているんじゃないかと 私が言っているのは この部分です。 平成30年4月に 開学しようとしたら大体1年前の 平成29年の3月末までに 申請しないといけないんです。 平成30年4月に オープンしなきゃいけないという 条件が 初めて公にわかったのは 今年の1月4日なんですね。 パブリックコメントは前の年の 11月の17日していますけど いずれにしても 1月に決まって申請は 3月末ですよといったら 2月で申請できるのは フライングして 準備しているところしか できませんよ。 それでなんで去年の11月9日に 国家戦略特区諮問会議で正式に 特区で獣医学部ができますよと 決まる前の11月30日から ボーリングやれるんですか。 8月4日に内閣府と 今治市のメールのやり取りで 30年4月という ≫さっきのボーリング調査の話 まずは。 ≫まず期限ですね。 日本の既得権益、岩盤規制は 期限をおしりを切ってやらないと 進みません。 だからむしろ期限を切ったことは 正しいです。 ボーリング調査は あの土地はすでに学園として 用意されていた。 その土地でできるかということを ボーリング調査しない限り 加計学園としても 建物を建てられるかどうか わかりません。 僕が経営者でもやると思います。 だから、全部が 疑念にされるのおかしい。 本当の疑念を正しく 玉木さんがおっしゃったような 資料をもとに これからただしていくのが 大事だと思います。 でも、全部が 国会を使うことはない。 それは、加計さんが 会見をすべきだし 国民の時間と費用を もう少し少なくしてください。 ≫青山さん、今日わかったのは 是々非々ですね。 ≫当然です。 ≫玉木さんは? ≫私も是々非々ですし 別に抵抗勢力側の味方を するつもりはないんですね。 ただ、行政が正しく 行われたかどうかは 立法府にいる人間としてやるべき。 解明する必要がある。 だから一番 大事なのは4条件の中で 国会でも取り上げましたけど 既存の大学では できないという要件が 明確に閣議決定で 決まっているんですね。 これは、既存の16大学に 聞いたんですかと 山本大臣に聞いたら 一切聞いていない。 国会に16大学の代表である 北海道大学の教授が 会長でいらっしゃいますけど この人がきて 今提案されているようなことは 既存の大学で できてますかと 証言してくださいと聞いたら 喜んでいきますと。 でも自民党の理事の反対で 呼べなかったんですよ。 ≫安藤さんがおっしゃった 是々非々で言えば 非の部分も ちゃんと明らかにすべきですよ。 それが国会審議だけじゃなくて 国民のお金と時間を 使わない手段を もっととるべきです。 それは、加計孝太郎さんという 僕ら2人とも会ったことないけど ご自分でも 考えるべきじゃないでしょうか。 ≫伊藤さん、農林水産省の プレーヤーとして 出てこないのは なんでかって、私たち 疑問なんですけど。 ≫この間の質疑の中で 野党の皆さんが農水省の問題を もっと突っ込んで 取り上げなかったのかなと。 ≫青山さんの 是々非々じゃないですけど 伊藤さん、どうなんでしょう。 農水省もこの際 きちんと積極的に なぜ獣医師が必要なのか 必要じゃないかについての 判断をしていないのか はっきりおっしゃっていく べきなんじゃないですか? ≫だと思います。 なんらかの場を設定する必要が あるんじゃないかと。 ≫既存の獣医師の話は 平成19年に調査表をまとめて 足りているという 話をしているんです。 ただ、今回問題になっているのは 新しい分野の 獣医師のニーズなので ここは 厚生労働省がすべきです。 ≫わかりました。 本当にお二人とも次のお時間が あるということですので まだまだ 話したりないということは 次も来ていただいて お話を聞かせてください。 ≫玉木さんはこの件から 外れたほうがいいよ。 ≫今日は青山さんと 玉木両議員に来ていただきました。 そして、伊藤さんも ありがとうございました。