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今更、養成もなにもないのですが、最近、データベースのトレンドがにわかに変わってきているので、情報収集のために買ってみました。
とはいえ、RDBMSというものは相変わらず健在で、これを中心としたシステムが主流であることには変わりはありません。
ただ、大規模なWeb系のシステムなどでは、1台のRDBMSですべてのデータを賄うシステム構成では、十分に負荷分散ができず、データベースが性能のボトルネックになってしまうため、最近はRDBMSと併用する形でNoSQLと呼ばれるデータベースがよく使われるようになってきています。
この本でも、こうしたNoSQLについて、RDBMSと同じくらいのボリュームで解説されていますが、それだけ注目されていることなのでしょう。
NoSQLはいくつかのタイプに分類されますが、キーと値の組み合わせをデータとして格納し、高速に検索することのできるKVS(Key-Value Store)と呼ばれるタイプのデータベースを、キャッシュとして利用するケースが多いようです。
私もWebシステムにおいてしばしば顕在化するデータベースの性能の問題に対し、様々な形で改善を行っていますが、最近はデータベースがアクセス数の増大に対応しきれずにボトルネックになるケースが増えてきています。
まさにNoSQLを活用すれば解決するような問題です。
そろそろ真剣に導入を検討してみなくては。