
鹿児島の仙巌園に陶芸館という薩摩焼のショップがあったので、薩摩焼を買ってきました。
薩摩焼は島津義弘が朝鮮出兵の際に連れ帰った陶工によって始められたやきものだそうです。
薩摩焼には「黒もん(黒薩摩)」と「白もん(白薩摩)」とがあります。
「黒もん」は黒や褐色の釉をかけた素朴な美しさを持ち、茶器から日常雑器まで広く使われていた器。
「白もん」は下の写真のような「貫入(かんにゅう)」と呼ばれる細かなひびの入った柔らかい白い肌に京風の金彩や色絵を施した優美な器で、幕末までは上流階級だけのものだったそうです。

私の買ったのは、上の写真の「白もん」の藤文のティーカップです。
本当はコーヒーカップがほしかったのですが、この藤の絵柄がすごく気に入ってしまったので、これにしてしまいました。
(コーヒーカップには梅枝文しかなかったんです。)
形が違うだけで、カップはカップですので、まあいいでしょう^^
そういえば、やきものでティーカップというのも珍しい、というかあまり考えたこともなかったですが、こういう白地で美しい絵付の施されたものならば合いますね。