巡り巡って
研究関連で、夏にヒアリングに行った企業さんに、補足の資料を頂きに行ってきました。この時期って、次年度のカレンダーが増えますね。物を粗末にできない父親が会社から抱えて帰ってくるのを見て、良からぬ習慣だなあと思っていたのですが、こうして下さる人の顔が見える今となっては、全部飾りたい気分。今一番のお気に入りは、出版会勤めの先輩が送ってくれた、大学所蔵の貴重書のカレンダーです。
今日は住宅設備の企業さんに、その企業さんがとあるデータベースに提供した、古い製品の仕様書の画像データをお借りしてきました。ちょっとまどろっこしいのですが説明すると、
①企業さんがデータベース編集者さんに仕様書を貸した
②編集者さんが仕様書をデータ化し、企業さんにもそれをあげた
③私がデータベースを見て、企業さんに「仕様書を貸してください」と頼んだ
④企業さんが編集者さんにもらった仕様書のデータを、そのまま私に貸してくれた
実は、そのデータベースの編集者さんとは研究室包みでお付き合いがあります。入れてあった封筒にその編集者さんのサインがあって、何だかおかしくなってしまいました。データベースには「全てのデータの使用権は企業に属します」と明記してありますので、非常にもどかしいのだけれど、こういう手続きを取るしかないのです。企業さん自身には情報を囲い込むつもりが全くなく、むしろ何かに活かせるならどうぞどうぞという、非常にオープンな態度であるにも関わらずです。目の前にデータがあるのにねw
システムがどんどん複雑になる中で、物理的にはちょっと奇妙なことが起きているのかもしれません。
話題は反れますが、薦められて、休刊になった『室内』を振り返るドキュメントを読みました。とてもかっこいいので、これについてはまたゆっくり書きたいのですが、印象的だったのは読者投稿欄。誰しもが、(恐らく)本名で投稿しているのです。今見るとどきっとしてしまうけれど、これが当たり前の時代もあったのだよなあ…と、感じ入りました。