『こんな事で、パニックになってる場合じゃない』
『これはお産が早く終わるようにしてくれてるんだ。なんて優しいんだ。』
と、心の中で唱えてました。
メンタルを無理矢理回復させ
過呼吸も収まりました。
時間は多分20時半過ぎ。
サタン様
が内診する。←1時間ごとにされてました。
サタン様「7cmってとこかな。最後にトイレ行っとく？」
むぎ茶「ｈ…は、はい」
もう、1分ごとくらいに
陣痛がくるので、ベッドから起き上がれない
仰向けからじゃなく
横向きになってから立ち上がろうとするけど
全然、動けない…
そんな様子の私を見て、サタン様。
サタン様「いや、トイレはもういいや。分娩台に行こう」
何かを察したらしい。
本人は何も察していなかったので
間違って失禁しちゃったらどうしよう。
ま、いっか。
と、そんな事をハァハァ言いながら考えていて
ゆっくりゆっくり分娩台へ。
その間に、他の看護婦さんや助産師さんが
スタンバっている。
上がる時も、陣痛の合間を見ながら。
内診すると、9cmになっていた。
も…もうダメだ。
サタン様「いきみたい時に、いきんでいいよー
」
と、同時に1回いきむ。
オシリのア〇を押さえててくれるので
力が入りやすい。
むぎ茶「っう…くぅーーーーーーーーーーー！！」
サタン様「うん、いいねー、がんばれー！！！
」
看護婦さん「上手上手ー。顎引いて、おへそ見るようにー」
と、もう1度いきむ。
むぎ茶「っう…ぅあぁあーーーーーー」
看護婦さん「今度は、声ださないようにーー」
サタン様「あと少し！次で出るよー」
と、最後の力を振り絞り
全身全霊で応える。
むぎ茶「……っっっっつっっ！！！！！！！」
サタン様「はい、おめでとーーーーーー！！」
少し間をおいて
お米
「ぅぎゃぁああー、ぅにゃああー」
と、産声を聞き
安心と同時に
むぎ茶『あーーーーー…終わった…』
感動の涙は、今回もありませんでした
もうね、赤ちゃんの通り道がー
とか
苦しくないようにー
とか
全然、考えられなかったわ
MINMIの出産講演
何回も観てたんだけどなー