9月4日、建築塾第20回目
です。
今日は待ちに待った第2課題 講評会です
いつものように、最前列にはアトリエのスタッフたちが陣取ります
今回も卒業設計コースの塾生、建築塾のOB・OGなど、沢山の人が集まりました
おや
講評会は始まっているに、誰もいません
皆、どこに行ったのでしょう
みんな席を離れて、模型を食い入るように見入っています
発表中の佐道君
背中にご注目(左側)
暑さからでしょうか緊張からでしょうか
背中が汗でびっしょりです
大勢の前で自分の作品をプレゼンテーションすることは、慣れていても緊張するものです
その緊張がこちらにも伝わってきます
さて、第2課題は「自然のルール」を基に
「アーティスト イン レジデンス」を創る課題です。
「建築に自然の摂理(メカニズム)を取り入れることで、自分の手癖でしか作れなかった範囲を大きく越え、よりしなやかな建築を創出する」
ことが大きな課題であるわけですが、結果はどのような作品になったのでしょうか・・・
■上野 竜治
■佐道 大倫
■清水 創太
■菅野 正太郎
■西 純三
それでは結果発表です
☆優秀賞☆
・・・・・・・菅野正太郎!!
講評会1週間前まではなかなか前に進めず、本人も悩んでいましたが講評会前1週間の頑張りは立派でした
念願の賞状を手にすることができ、満面の笑みです
あれあれ
最優秀賞は
残念ながら今回、最優秀賞は該当者なしです
皆、自分の作品の魅力を伝えるためにとても大切な、模型・図面・CG・プレゼンボードを仕上げることが出来ませんでした
第1課題の時もそうでしたが、
本当に自分の作品(子供)を愛しているのかな
と感じることがあります。
心の底から自分の作品を愛して、可愛がって、少しでも良いものにしようという気持ちがあれば、多少の困難や、苦しい事、寝たい、遊びたい、といった欲求にも打ち勝つことができるのではないでしょうか。
そういった問題を、「なんとかしてやる!」と、強引にでも解決する力が必要な訳ですが、さらに言えば、そういったことと上手く付き合っていくことも大切なのではないかと、僕は思うのです
この講評会で、カリキュラム上では第2課題は終りですが、塾生それぞれの第2課題は終りではありません
どんな形であれ、自分が生み出した建築(子供)です
このまま中途半端にしてしまっていては、自分の建築(子供)が可哀そうですし、なにより自分の中に、その中途半端で終わらせてしまった子供を抱えたまま、生きていかなければならないのです
是非、塾生の皆には、自分で納得がいくまで作品を完成させ、一生付き合っていける作品をつくって欲しいと思います
さて、第2課題の講評会が終わったということは、次の最終課題に突入です!
第1、第2課題と同じ失敗を繰り返すことなく、皆がしっかりとプレゼンできる物を用意して、最後の戦いに挑んでくれることに期待しましょう
特に、第3課題はプレゼンテーションが命なのですが、その詳しい内容は次回のブログでお伝え致します
今週はこれで終わりです。
次回もお楽しみに♪
前田紀貞アトリエ 尾茂田太