後半は、8/22に行われた
前田紀貞建築塾卒業設計コース+法政大学前田クラス
中間講評会
の様子をお伝え致します
卒業設計の制作期間は1年間と、普通の課題と比べて長丁場です
そのため建築塾では「中間講評会」を設けて、今の状態を色々な人に見てもらうことで、今の自分にはどのくらいプレゼンテーション能力があるのかを確認し、色々な人から批評を受けることで、卒業設計を今後さらに良いものにしていきます
この日は、建築塾のOB・OG、設計演習コースの塾生、建築塾に興味のある学生たちが大勢集まりました
昨年の卒業設計コースのOBで、JIA卒業設計コンクールで
審査員賞を受賞した安齋君も、後輩たちの為に駆けつけてくれました
安齋君の作品「垂直動物園」については、「前田紀貞建築塾第4期 第4回」のブログをご覧ください。
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http://ameblo.jp/architecture-school4/page-14.html#main
最前列には、アトリエのスタッフたちが陣取り、真剣な眼差しで発表を聞いています
質疑応答では、会場からも鋭い質問がドンドン出ます
プレゼンテーションでは、この質疑応答がとても重要になってきます。
発表時間よりも長く、審査員と直接やり取りができる貴重な時間です
質疑応答では、
「なぜ」
「なぜ○○で、△△ではいけないの」
といった質問が良く出ます。
その時に、そういう質問をさせない(?マークを起こさせない)ような、論理的な説明が出来なければ審査員は納得しません
では、プレゼンテーションが上手くなる秘訣はというと、、、
「キャッチボール」です。
キャッチボールは、相手がいて初めて成り立つもので、自分勝手に好きな所にボールを投げても、相手は受け取ることは出来ません
これは会話(コミュニケーション)でも同じです。
「自分がどう投げたいのか」ではなく、
「相手がどう受け取るのか」を考えなければなりません。
前田がいつも口にするのは
「相手が自分の母親と思って説明するように」
ということです。
建築の事を何も知らない自分の母親になら、丁寧に分かりやすく説明しますよね?
それと同じように自分の作品をプレゼンテーションしなければなりません。
(前田紀貞の建築ブログ「建築道」http://norisada.at.webry.info/200808/article_1.html )
講評会を終えて感じるのは、まだまだ皆「気迫」が足りません
卒業設計は大学4年間の集大成であり、二十数年間生きてきた節目でもあります。
にも関わらず、皆どこかで甘えて、苦しいことから逃げているのではないでしょうか。
一度「卒業設計で日本一を取る!」と腹に決めたなら、最後までその意思を貫き通さなければ、日本一どころか自分でも納得いく作品が作れないのではないかと、僕は思うのです
全国の建築学生4年生、数千人、数万人と勝負しているということを再認識し、残りの提出までの時間を無駄にすることなく、戦ってくれることを期待したいと思います
次回は、アトリエにあるKAWASAKIのオートバイについてご紹介したいと思います。
お楽しみに♪
前田紀貞アトリエ 尾茂田太