富富話合 

平田晃久建築設計事務所

台湾

 

●斜線制限をかわしながらセットバックする形状

●6mグリッドのラーメン構造を3mグリッドの屋根架構システムで覆っている

●屋根の勾配は一定、傾きの方向を変えている。

●勾配方向の分布は、雨水の流れの分岐、あるいはネットワークを作り、屋根、縦樋と細い鉛直柱がファサードに特徴を与えている。

 

屋根をキャンチさせ鉛直柱をなくし、雨樋1本にすることは出来なかったのか。あえて、鉛直柱と雨樋の2本を見せるデザインにしたのか。

 

屋根がかかっているところと、植栽が植っているところが隣り合わせになっているのが面白い。屋根の高さが場所によって違っているのも良い。テラスの上だけではなく、日除けとして屋根がかかっているところもある。

 

藤本壮介のパリの集合住宅と構成の考え方が似ていそうなので、見てみよう。

 

新建築 2018年8月号 集合住宅特集