ArchitecTrip

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世界建築巡礼

2008年10月27日出発。


建築と音楽とお酒が好きな女のひとり旅飛行機

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さて、アンダンテホステル管理人生活も慣れてきました。

アンダンテホステル、居心地むちゃくちゃ良いんです!!!!

何がすごいかって、、、漫画の量!!!
漫喫ほどあるわけじゃないですが、いっぱいある。
普段あんまり漫画読まない私なので、いまさら「のだめ」や「デスノート」にはまってます。

いや、ちゃんと掃除、洗濯、やることやってますよ!?



そして、ハンガリーといえば、、、フォアグラ!!!

フォアグラがありえないぐらい安いんです。
日本で食べた事ありますが、確かコース料理で6000円ぐらいしましたね。
しかも、大根かなんかの上に一切れちょろっと乗ってる程度!



それがですよ!?



ブダペストの市場に行けば1キロ3000フォリント!約2000円!!

1キロですよ!?

1キロのフォアグラ刻んだことあります!?

私、刻ませて頂きました!!


もうね、高級食材ってこと忘れる。

ソーセージもフォアグラも変わんないね!って言いたくなる。



そんなフォアグラ、中央市場の肉屋で買えます。
マジャール語(ハンガリー語)で「Liber maj」リバマイです。
フォアグラに似た様なもので安い値段のものがありますが、それはフォアグラではないので注意。
一度、お客さんが間違って買ってきちゃったんですが、油が少なく、美味しさが全然違いました。
リバマイです!注意!



そしてみなさん、1キロのフォアグラを焼こうとするとどうなるかご存知!?

こうなります!


やほーい!フォアグラ焼き肉ー!!

注意!フォアグラ自体に油が大量に含まれてるので、フライパンに油は引かないで!
放っておけば、油の海になります!
ならなかったらソレ偽物!



簡単フォアグラレシピ。
1、フォアグラ両面に塩・胡椒・小麦粉をまぶします。
2、油引いてないフライパンに並べて焼きます。
3、ソースはバルサミコ酢・砂糖・醤油を1対1対1の分量で。


わー簡単。しかも、このソース簡単で美味しくて好評でした!


かなり脂っこいのでお野菜たくさん取ってください!
このソースには米が合います!

外はサクッと、中はとろーりで美味しいですよー。




ちなみに、フォアグラとはガチョウや鴨に「無理矢理」餌を大量に与えて人工的に脂肪肝を作ったものです。どう、無理矢理かというと、口に機械を突っ込んで餌を押し込んでるみたいです。
なので、動物虐待ではないのか?という疑問の声も多いです。
国によっては生産、販売を禁止しているところもあります。



私、管理人生活中、お客さんのローテーションが変わる度に食べてたので、正直もう食べなくていいや。まじで一生分食べたと思う!

フォアグラ?そんなんじゃテンション上がんないわよ!

ってビッチなこと言えるね。今なら。

アンダンテホステル管理人生活3日目。

きーちゃんからいろいろ引き継いでおります。
掃除、洗濯はもちろん、受付や周辺の観光案内、パソコン関係やらなんやら。。。

問題なのは、私が管理人なのにブダペストの事なんにも知らないことー!
お客さんに聞かれたらどうすんねーーーん!状態。


途中、看板娘のシャーリーに留守番頼んで、きーちゃんとクリスマスマーケットに行ってきた。
もうクリスマスシーズンだね!
広場ではみんながクリスマス用に買うギフトや飾り付けのお店がたくさん!

ホットワインがよく売ってるんだけど、これが美味しい!
この季節、ハンガリーではみんなよく飲むみたい。
赤ワインにシナモンやクローブ等のスパイスと、柑橘系のフルーツを一緒に煮込んだもの。
アルコールは飛んでますが、香りも良くって体が温まる!


夜は、明日の朝いよいよアンダンテホステルを離れるきーちゃんやお客さんと飲む。


長期間に渡ってこの宿で管理人していたきーちゃんは、アンダンテホステルとブダペスト、それに看板娘のシャーリーに対する愛情がとても深い!
そんな簡単に受け継げるもんではないと思うけど、きーちゃんが安心して次の旅へ行けるように、私も愛を持って精一杯、やり遂げてみよう!そう思いました。

きーちゃん、お疲れさまでした!!!!

朝10時ハンガリーはブダペストに到着。
7カ国目!
21時間バスに揺られました。

バスターミナル降りて、地下鉄はどこにありますか?
って通りすがりのかわいこちゃんに聞いたら(やっぱどうせ聞くならかわいこちゃんですよね)


、、、すげーカタコトの英語と指止しで教えてくれた!かわいすぎる!


ハンガリーの人はあんまり英語しゃべんないのかな?

地下鉄の切符買う為にキヨスクみたいな売店に行って、ユーロ出して「切符ください」って言ったら、

「ここはハンガリーだよ!ユーロは使えないよ!」

と言われた。がーーーーーん。
知らんし。
ハンガリーだってEU加盟してるのに!

両替したら「フォリント」っていう見た事も聞いた事もないお金になったぜ。

そして目指すは日本人宿「アンダンテホステル」。
しかも、「地球の歩き方」に乗ってる地図を頼りにいけども、見つからず。
人に聞いて聞いてやっとこさ、到着。

オクトゴン(oktogon)駅を出たら、路面電車の走ってるエリザベート通り(Erzsebet krt)を東です!ケンタッキーが見えたら左折。そして1ブロックで右折。Kuet u通りの真ん中過ぎたぐらいのアパートの玄関に小さく看板張ってあります!
35番の建物!

この扉よ!
この男の子はちょくちょく登場する日本語上手なペティ君。

HPこちら!
http://www.andantehostel.com/

到着すると、現管理人のきーちゃんに出迎えてもらいましたー!
「待ってましたよー!」と。
あぁ、日本人の心暖かし。


これからお世話になります!
そして、管理人、がんばります!
繁盛させまっせー!!









今日まで通いに通いまくってた郵便局。


デジカメが送られてくるはずが、全く届かない。


郵便物に付いている番号で検索かけてみるも、今どこにあるのかさっぱり不明らしい。



いったいどこにいっちゃたのー




私のデジカメちゃーん。




旅ガラスしてるのかしら?






郵便局員も、「うちらの責任じゃないわ」みたいな対応だし。


もし、届いて、持ち主(私)が取りにこなかったらどうなんの?


って聞いたら「送った人のとこに戻る」ということだったので、まぁじゃいっか。






と諦めることに。






はぁ、みんなごめんよー。お気に入りのデジカメだったのにー!


でももう一台持ってるから、写真は続けられる。






そして何より、私は今、ハンガリーはブダペスト(ハンガリーの首都)に呼ばれているのだ!!






ブダペストの日本人宿で管理人してるごうくん(メキシコ友達)が帰国するからその管理人をバトンタッチでやらしてもらいに行くの!
このデジカメの件で大分予定が伸びてしまい、ごうくんはすでに帰国済み。




これ以上伸ばしたくないので、もう行っちゃいます!




ということで、さようなら、パリ。

お金があったらもっと楽しかったであろうパリ。

愛しい芸術と食とマカロンと鳩の街よ、さようなら。



次は、食も満喫しに来てやるぜ。


今日も張り切って建築巡礼。

まずやってきたのは、パリの南東、セーヌ川沿いの13区。
ここら辺は中心地とは違って、工業地帯?と思わせる雰囲気。
伝統的な建物はなく、近代的な建物が多い。

そんな中にそびえ立つこの建物。

国立図書館。ドミニク・ペロー設計。

これは20世紀後半に国を挙げて計画した一大プロジェクト、グランプロジェ(パリ大改造計画)のコンペを勝ち抜いて採用されたもの。

ちなみに、13日付の日記のジャン・ヌーベル設計「アラブ世界研究所」もその計画のひとつ。

本を見開いて立てた様な4つのビルが緑溢れる中庭を囲うようにして建っている。

本、置いちゃいました。みたいなこの大胆な発想、嫌いじゃないですよ!
館内はかなり広い。中庭のおかげでどのフロアにいても採光はばっちり。



近くにあったこの橋も好き!

こちら、シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋と言って、Dietmar Feichtinger氏の設計らしいが、ノーマークで読み方わからず。
http://www.feichtingerarchitectes.com/display_project.php/2/184 参照。

歩行者と自転車専用の橋なのですが、図書館の広場とその下にある道路、対岸のグランドレベルの違いを上手く生かしたデザイン。

見事な機能美。そして目新しいデザインに思わず足を止めてしまった。




そしてパリ5区ムフタール通りに寄って、ぶらぶら。
この通りは「食」のお店がいっぱい。
おいしそうなパン屋さん、チーズ屋さん、ワイン屋さん、こだわりのお店が軒を連ねてます。
丁度、ボジョレー・ヌーヴォー解禁だったらしく、たくさん並んでたよ!

フランスはワインが安くて美味しい!
安いのだとボトルで1ユーロとかもある!




そして、次の行き先の途中、教会を見つけたので、入ってみた。

入ってすぐ風除室のような小さい空間があるんだけど、そこで男の人がアンケート?みたいなのしてた。
用紙を差し出してきて、ジェスチャーで
「僕、耳、口、ダメ。これ、見て。」と伝えてくる。

見ると、この障害者の人たちに寄付を呼びかけるようなもの。

(ははーん、詐欺やな!)

こういう詐欺が多いと聞いていた。
だまされないぜ!!

でも、どういう風にお金を取るのか気になったから、アンケートに書いてみる。(真似しちゃダメよ。)
住所、名前、寄付金を書くだけらしい。

住所はテキトーに書いて、名前は彼であるこびっちの本名を書いた。すまん、コビッチ。

寄付金には空欄。

さぁどうすんだ?

と思ったら、寄付金とこ指してトントンしてくる。
「no」と首を振る私。
トントンする青年。首振る私。トントン。首振る。トントン。首振る。

しつこいな、寄付は強制ではないだろうが。
それより、教会見にきたんだから、と中に入ろうとする私の腕を・・・掴んできた!

なんだよ!

と思ったら、腰を前後に振る仕草をする青年。

はぁ?という顔をしたら、更にしつこく奥の部屋を指差しながら腰を前後に動かす青年。

更に、はぁ????という顔をしたら、




「。。。sex!」





・・・しゃしゃしゃしゃ、、、喋ったーーーー!!!!!!




喋っちゃったよ。この人。やっぱし詐欺だ!

しかもどうやらセック○に誘ってきている様子!

きもい!と思って教会内へ逃げ込む。



・・・で、気づく。



教会内に入っちゃったら、また同じとこ通らないと出られない。



神様、助けて。

本気で祈ったけど、むーりー。



仕方なく、また同じとこ通ったらまだいた。

ふん!と無視して通りすぎたら、またまた「sex」と言ってくる!

まじできもい!無視してドアを開けて出ようとしたら、、、





ケツ触られたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!




おぉい!!!!!と思って咄嗟に出た言葉。



振り返って・・・



「くぉらぁーーー!!(コラ!!)」・・・日本語。涙



としか出てこず、睨み効かして出てきた。



こわかったーーーー。

神様のとこでようやるわ。天罰当たりますように!!



はぁ、がっかりしつつ、お次。
ジャン・ヌーベル設計のカルティエ財団だよー


って、、、えぇぇぇええぇええ!!!????
ここはカルティエ財団が所持する美術館なんですが、美術館、一面グラフィティアートだらけ!!

だれじゃい!貴重な建築物にグラフィティしたんは!!

しかも、めちゃくちゃ上手いやないか!!

嫌いじゃないけど!!





と思って、中に入って納得。




「グラフィティアートの歴史」っていう展示してたんです。
まじでビックリしたよ。
資本主義な世の中への当てつけだと思ったよ。

この展示、なかなか面白かったです。

アメリカのNYから生まれたこのアート。
グラフィティだらけの電車が街を走る映像があったり、ドキュメンタリー流してたり。

建物目当てでいったけど、好みの展示がやっててよかったー!



建物自体はジャン・ヌーヴェルらしく、ガラスを多用して外からの明かりをたくさん取り入れてあって、明るく広々とした展示スペースがよかった。

裏庭もあって植物とスケルトンな美術館の対比がよかったです。
ガラス張りにすることで、建物の存在感を薄めて、アートと融合しているようにも見える。

でも正直、グラフィティアート用に木の板が立てられてて、建物がよくわからない。
トイレも落書きだらけ。

これって、、、ほんとに展示の一部だったんかなぁ?
周囲の建物にまでグラフィティしてあったけど、あれ、ひょっとして、、、?ガチでやられてる...???



お次はまたまたジャン・ヌーベル設計。

ケ・ブランリー美術館。

彼は今、人気な建築家なんですねー。
この美術館も最近できたとこ。
エッフェル塔の近くです。

いろとりどり、カラフルな美術館は今までの彼とはまた違う表情を見せてきます。
ガラス張りの壁からにょきにょき出てる積み木。POPで好み。
緑もたくさん取り入れてあって、お散歩するだけでも気持ちいい。

お土産売り場も渦巻いてて四角との対比が良い。

館内はアフリカ・オセアニア・アジア・アメリカなどの民族・原始美術、が展示。

が、すでに閉館してた。

もう今日は一日いろいろ見過ぎてへとへと。