住まいの間取りを考える1(集合住宅編)
上図は、私が以前、分譲マンションとして設計した部屋の間取りである。
一般的なマンションの間取りは、玄関入って廊下より、両サイドに二部屋
と浴室、洗面、トイレがあり、廊下の突き当たりの扉を開けるとバルコニ
ー付リビングダイニングとキッチンがあるといったものが多い。
上図の間取りは、玄関を入ると二方向に進む扉がある。一方向はパブリ
ックとしてリビングダイニングに、もう一方向はプライベートとして寝室に
向かう扉である。例えばお客様がリビングにいて、ご主人が会社から帰宅
したと想定しよう。彼は、リビングの扉を開けて一言あいさつを済ませ、
服を着替えて洗面で用を足し、アイランド風キッチン前を通り姿を現す。
回遊できるプランは生活の幅を広げられる。しかも視線が変わり楽しい
のである。移動する為だけの長い廊下は要らないと思う。このプランは
部屋を通り、洗面を通り、キッチン前を通りリビングへと誘う。そこでいく
つかの行為が発生する。けっして移動の手段としての動線とは考えてい
ない。
また、バルコニーを各部屋に繋げることで、いろんな生活シーンをイメー
ジできコミュニケーションを発生させる。
洋室2を子供室に設定したとすると、料理をしながらでも、リビングで寛い
でいても子供の様子はどこからでも伺える。
また各部屋からバルコニーにアクセス出来る為、アウトドアライフも楽しめ
バルコニーでの食事も自分たちだけの部屋に囲われている為、他人に
干渉されることなく存分にエンジョイできるのである。
こう考えると、住まいにおける間取りはいかに大切かがご理解いただける
のではないでしょうか?