縊首にする?絞首にする? あなたはどっち?
わが国では明治六年太政官布告六五号によって、死刑は「絞首」によると定められているが、これは法医学上は、体重を用いず人間の力によって圧迫する「絞頸」のこと(ひらたく言えば、他人が絞め殺すこと)であり、ゆえに現在採用されている絞首刑、すなわち「縊頸 (首吊り)」は法律上の根拠を欠き違憲である、として1958年に争われたことがある。
日本における実際の死刑執行法は「縊首」であって「絞首」ではない。つまり刑法のの定める執行方法とはちがう。従って現在の死刑は憲法第三十一条「何人も、法律の定める手続きによらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない」に反するではないか!と、訴えたが・・・・・
縊首とは、首にかけたヒモの先を高いところに懸けてぶら下がり、自分の体重で首を締めることによって窒息死する、いわいる首つり法で自殺に多い。
絞首とは首にかけたヒモの両端を引っ張って頸部を締め窒息死させる首締め法で、こちらは他殺に多い。
「死刑はこうして執行される」 村野薫 著より
なーんだ! 自殺なら死刑制度に賛成!!
とはいかないのだ!
・・・・この点についての裁判所の判断は次の通り。
「絞首とは、受刑者の首に縄をかけ、これを緊縛することによって窒息死させる執行方法をいい、その緊縛について受刑者自身の体重が利用されるかどうかを問わない。」 (東京地判昭35・9・28 行例集11-9-2753)・・・・