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お客様からときどき電話を頂戴し説明を求められることがある。そんな時お勧めしている本がある。
アーチコレクションがヤフーオークションやネットショップに出品販売しているもののほとんどがこの本に掲載されています。もう12年も前の出版なのですね。がんばってきたものです。

「アジアの布と暮らす」(1998 アートダイジェスト刊)

1998年発刊の本書に1995年から97年にかけて資料の収集と貸与に協力させていただいた(当社が貸した布が結構載っているんですよ)。題名が現しているとおりアジアで実用品として使われている布を日本の暮らしの中でどのように使ってゆくか提案する本であり、アジアブーム先駆けの本であった。ちょうど1995年ごろからアジア雑貨に注目が当たり2000年ごろまで爆発的に消費者に喜ばれた。そこで現地の雑貨作りになっている源の「本物の伝統技術」を紹介することとそうして「その本物」「実物」をどうにか日本の生活に取り入れることは出来ないであろうか?という提案を目的に、本作りが始まったようだった。現実に写真に耐えられる各地の伝統技術品の収集は大変なものである。現在日本でも同じように伝統技術は失われつつある。各民族に新しく作ってもらうには技術的な問題と費用の問題と時間の問題で不可能であり、現地の老人などが使い古した実用品の緻密な美しいものを捜し歩き、譲り受けた。私は実行収集部隊で動いていたので執筆の依頼もあったが、文才もないのでお断りした。

表表紙には洋室の中の広いテーブルの上にアフガニスタンのキリムが掛けられその上を覆うようにウズベキスタンのスザニがかけられています。椅子は六脚ありインドのサリー、小さめのスザニ、トルクメン族のサドルバック、チェストの上に中央アジアの諸民族の帽子が置かれている。壁面には大きくインド更紗のベットカバーがかけてあり、一級品がインテリアの中に数々組み込まれている。裏表紙カバーには机の上にアカ族の男性用上着のが敷いてある。その上に奥から唐三彩の馬、白族の子供用襟飾りと帽子、子供用の纏足が高画質で並んでいる。表紙と裏表紙に使われているものインドの唐草模様で紺ベースに白で描かれている。これは世界中の人に愛され続けているインド発祥の更紗と唐草模様に敬意を払っている。そして本書の内容であるが簡単に説明する。一部「アジアの古布に学ぶ・インテリアの布使い」でどのようにアジアの布をインテリアに取り込んでゆくか?実際に二十七ページを使って家庭内での布使いのあり方を掲載した。色の強い模様の多い布を何点も組み合わせて配色やバランスを考えるのに大変苦心している。二部「アジアの染織地図」アジア全域、アジア南部、アジア東南部、インドシナ、中央アジアを簡単な地図をのせた。三部「アジア各国の染織」前述の地図に即して各国の染織品を紹介する。専門家がそれぞれ分担し数々の布を説明する。付録「アジアの染織ワンポイント知識」更紗や染料、民族衣装の装い方などを説明している。

当初「よいものはどう並べたってよいという風潮」があった。さらに読者もなじみの薄いアジアの染織品に対する知識が乏しかった。それゆえこの本も参考書として当時よく売れていて完売だったようだ。現代では見かけることのすくなった貴重な民芸品であるので、これからアジアの布の勉強をする方には、丁度いい参考書ではないかと思う。さらにarchicollectionのサイトやヤフー!オークションを見ていただければ勉強になりますよ。
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