ドイツのゴシック建築の導入は、13世紀に

なされた。しかし、建造中に様式がロマネス

クからゴシックへと移行したバンベルク大聖

ロマネスク様式 との折衷のなかで建造さ

れたマルデブルグ大聖堂(1209~13世紀

)などにみるように、多くの建造物は、多か

れ少なかれロマネスク様式の影響を色濃く残

していた。そうした風土の中で、ドイツにお

ける本格的なゴシック建築は、トリーアのリ

ープフラウエンキルヘとマールブルクのエリ

ーザベト聖堂の建立によって開始された。