昨日は一日、新築住宅の省エネに関する計算をしておりました。
施主さまがフラット35を使うことになり、
(優良な住宅に金利を優遇する制度です)
省エネに特化しているという証明が必要になったわけです。
省エネ住宅には、大きく二つ計算が必要になります。
一つ目、建物自体がどれだけ省エネであるか。
難しい言葉でいうと、外皮性能計算というんですが、
分かりやすく言うと、
屋根天井から、どれだけの熱が逃げてしまうか。
壁から、どれだけの熱が逃げてしまうか。
床から、どれだけの熱が逃げてしまうか。
サッシやドアから、どれだけの熱が逃げてしまうか。
それをトータルして、家全体でどれだけ熱が逃げてしまうのかを、
数値として出し、冷暖房の効率が良い事を証明します。
もう一つは、住宅の設備がどれだけ省エネであるかの計算。
難しい言葉でいうと、一次エネルギー消費量計算というんですが、
分かりやすく言うと、
このエアコンを使ったために、電気代が少なく済みます。
換気扇をこのように使ったから、電気代が少なく済みます。
というように、それぞれの設備ごとのエネルギー消費量をまとめ、
数値として出し、一般的な生活でも、省エネであることを証明します。
(厳密にいうと、一次エネルギーというものから説明しないとならないので、
若干異なりますが、分かりやすく説明するために端折ってます)
実は住宅の省エネも、数年後には義務化されるんです。
私が密かにに願っている原子力のない世界への第一歩です。