ニューヨーク旅行記の途中ですが、海外旅行好きの方にとって、「また面倒が増えたなぁ・・・」という話題です。

何かというと「7月1日から、日本入国時に、日本人も税関での申告カードの提出義務付けられた(注:一番下を参照)」ということ。

実際に記入が必要になるのは、こちらのカード です。

私はこんなの全然知らず、7月2日に日本に着く便で帰ってきたんですが、その際には機内でこのカードは配られず、空港でもいつものように免税のラインに並び、「どこから帰ってきましたか?申告するものはありませんか?」といった、毎度おなじみの口頭質問だけで終わっていました。

しかし帰国後、他の方から、一部では6月中から試験的に行っていることや、わざわざ空港で用紙を配られたりしたケースもあったことを聞きました。

法律(というか、ルール?)を作っても、その運用がいい加減なのはいかにも日本な、良いような悪いような部分ですが。。。


実際、その翌週にシンガポールへ行った際は、帰りの飛行機の機内で、「7月からルール改正があり、日本人も帰国時に申告書の提出が必要になりました・・・」とのアナウンスがあり、全員に例の用紙が配られました。

で、空港での通関の際には、その用紙を係員に渡して、簡単な口頭質問があって終わり。。。です。


普通はこれだけの話で、要は機内でわざわざボールペンを引っ張り出して、記入しないといけない書類が増えたというだけのこと。

面倒ですが、ややこしい話ではありません。

問題は、申告用紙の中に「100万円以上持ってますか?」という質問があることです。

もちろん、仕事での渡航は別として、普通の人が普通に海外旅行に行く場合には、こんなの関係ないですよね。

100万円以上持って出国することもないでしょうし、帰国時に100万円以上持ってることもまずないはずです。

問題は、私のように、「カジノ目的」の旅行をする人たちです。

私程度では、実際にはそれだけのお金を持っていくことは少ない(ないとは言わない)んですが、直接知っている人たちにも、「それくらいの資金は持っていくよ」という人たちはいくらでもいます。


今までのルールでは、「出国時に100万円以上持っていれば申告が必要」だったんですが、帰国時の申告が義務付けられていなかったうえ、出国時の申告も、まともにやってる人はほとんど見たことありませんでした。

でもこれからは、帰国時に申告するとなると、「持っていない」として申告した場合に、万が一嘘がばれるとややこしいことになりかねません。

また、カジノで勝って、出国時よりもお金が増えていたらどうなるのか?も気になるところです。


そこで今回、3連休を利用してベガスに行った際、これらの点を実際に試してみました。

まず、出国時に申告。

申告場所は、成田の第1ターミナルの場合、出国審査場の一角に税関のブースがあり、そこで「お金を持っているので申告したい」というと、「支払手段等の輸出・輸入届出書」という細長い用紙を渡され、記入するように言われます。

ちなみに金額は、ドルなど現地通貨でいくらなのかということと、「100万円単位(未満切捨て)」の2通りで記入します。

で、お金の現物のチェックはなし(これは以前からそうだったらしいです)。

さらに問題の帰国時は。。。

税関(他に何かなければ、並ぶのは免税の緑のレーンで良いようです)で「お金を持っている」旨を告げると、出発時と同様の用紙を渡され、それに記入して終了でした。

帰国時も、お金現物のチェックはありませんでした

お金の持ち出し・持込に関しては、ルールに従って申告さえすれば、何もやましいことはありません

で、一部の人にとって問題なのは、「お金がなぜか増えちゃった場合にどうなるのか?」という点ですが。。。

これも、現場にいた係員2人に確認してみました。

結論としては、「これはお金の動きを把握するためにやっていることで、これによって一時所得などとして税金がかかることはない。データが国税当局に送られることもない」とのことでした。

今回の旅行では、私は少なくとも税金を払う心配をする必要はなかったんですが、この言葉を信じれば、下手に隠そうとしたりせず、きちんと申告さえすれば、面倒ですが問題はないようです。


問題は、現場レベルの人の言ってることを100%信用できるかどうかですが、この点に関しては、あいまいな返事ではなく、妙に明快に答えてくれたのが印象的でした。

後は、各自自己責任でお願いします。


それにしても、「一時所得で税金いっぱい取られちゃったけど、ま、しようがないかぁ」と思えるくらい、カジノでたくさん勝ちたいものです。。。


P.S.

この記事はしばらく前に準備していたのですが、その後、いつもお世話になっているohmyuaさんのこちらの記事 に、この件が登場しました。

それによると、今回のルール変更は、法令の改正を伴っていないので、『義務ではない』」とのことでした。

解釈の変更やなんかで法令の運用を変えるのは日本のお役所の得意技なので、驚きはしませんが。。。

ま、「義務じゃないならそんなもの提出しない」とかややこしいことを言わずに、素直に書くもの書いて、スマートに行きたいところです。