ボクは基本、
値切られてもまけないスタイルを取っています。


こういうシゴトをしていると、なかには、

「あそこで、まけてあげれば仕事が取れたかな、」

と、思うこともあるのですが、


ただ、今までの経験上、

どう考えても【まける】と、

【お互いのためにならない】ことを痛感しています。

それは、そのやりとりの中にうごめく感情が問題を引き起こすことを発見しました。




もちろん「まける」と、

お客さんは、「その時」は
もちろん喜んでくれます。

そりゃ、誰だって嬉しいですよね?

ただ、皆さんもあると思いますが、

まけると、その後のやり取りに大きく影響するのですね。

人間ですから、
やはり、感情が芽生えてしまいます。

まけた方は、

これくらい“まけてあげた”のだから

という気持ちが芽生えてしまいますが、


お客さんは、というと

あなたがまけたのだから、仕事は定額と同じようにしてね

と、なります。

でも、これは当然のことです。

お客さまの方は間違っていません。


しかし、例えばこんなことがあったりします。


訂正や修正、はたまた追加変更などを何度も何度も食らっていると、

まけている側は、

ただでさえ、【まけている】のに…

とか、

「これ以上やると、どんどん赤(赤字)が膨らむ、これ以上伸ばしたくない。。(>_<)」

などと、心理的に本来のやるべき(結果を出すための)仕事と、どんどんかけ離れていくのですね。


(何度も言いますが、もちろん、お客さんから見た立場が正しいのです。
自分の判断でまけているのですから)


とはいえ、、

堂々巡りです(笑)


こんなことを色々と考えるのなら、

最初から【まけなければいい】のです。


そして、さらに気づいたことは、
「良いお客さん」というのは、

実は、

「まけて欲しい」

と【言わない】のです。


これは、ボクだけの経験情報だけではないです。

きっと、皆さんも同じような経験があるはず。


そう考えると、

まける必要はどこにもなくなります。

(モニタリングなどをこちらからお願いする場合は違います。
きちんと価値との交換が自分のなかで成立していますからね)


お金で“負けてしまう”人は、

価値よりも、きっとお金の優先順位が高い、ので、

それは、それに合った業者(安い価格でやる業者は絶対にあります)のところを探せばいいのですね。

「安かろう悪かろう」という言葉がありますが、
それなりの安さには、それなりの理由が存在すると思います。



あと、これも経験値から気付いたことなのですが、

ただ、「まけてくれ」という人は【要注意】です。


要は、その費用が「投資」という、基本的な考えがないのですね。


そもそも、最初に投資をして、リターンを求めるわけですから、
そのビジネスにおいての「当たり前のこと」がわかってない、ということです。


あと、お金のことでスムーズにいかないのも【要注意】です。


これは断言できますが、

必ずと言っていいほど、

その後は、続きません。


「お金」のことしか眼中にないのは、

言い換えると、
目の前のことしか見えていない、ということです。

何度も言いますが、
ビジネスは、大抵最初はマイナス(経費や在庫など)から始まります。

そのマイナスを何倍の価値を付けて、プラス(利益)にするか?

ということです。


「お金をかけたくない」

のは、

【自分のビジネスにも価値がないですよ】

【大きなリターンも要らないんです】

と言ってるのと同じなんですね。


多くのリターン(利益)を臨まないのであれば、
別に費用を安くおさえればいいのです。

「それなり」のものしか、あがってこないのですから。

すると、結果も自ずと、
「それなり」です。

自分で「見込み」と「選択・判断」を決めればいいのですね。


なので、

「最初にお金の話をする」ことを

オススメします。


最初にお金の話をすると、
その人の「ビジネス観」もわかりますし、
今後、長く付き合っていけるかどうか、も早くわかります。



自分サービスに同等に(それ以上に)価値がある、と思うのであれば、

まける必要はありません。

お客さんが勝手に欲しがってくれます。


逆にそれだけの利益をあげたければ、
自分のサービスの「価値」をあげることですね。

そのために、自分も常に技術を磨かないといけないですし。



「まけない」ことでプラスも沢山あります。
「価値」を理解してくれるお客様が増えます。

きちんと「デザイン」という価値をわかってくれて、
納得してくれて、シゴトを出してくれます。


ボクは、そういう関係が長く続く関係だと考えています。


自分に合った人が寄って来ますし、

合わない人は、勝手に去って行きます。


そうして、世の中は淘汰されていくのですね。