インターンシップ事後レポート編のパート2です。

今回は、「三沢くん」編です。


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三沢くん

【インターンシップで得たこと】

情報デザイン学科 イラストレーションコース 三沢直樹

今回、アーチ・コアに10日間要って率直に感じたことは、デザインはコミュニケーションから始まると思いました。今回、実習先の方たちにはこれからの自分にとって役立つ話ばかりを聞けてとても嬉しく思いました。
為になった一つとして挙げられるのは、人とのコミュニケーションの重要性でした。
自分は昔からコミュニケーションが苦手で、人と会話するのがぎこちなかったりしたが、依頼に基づいたデザインを完成させるためには、相手とのコミュニケーションが大切だと思いました。
人とコミュニケーションをする目的は、相手の良い部分を引き出すために必要だと聞きました。確かにその通りで、仮にコミュニケーションしないままデザインを作り上げても、それは単なる自己満足に過ぎて、依頼をしてきたほうから納得なんて絶対しないと思う。相手の意見はもちろん、その人がどういう人物で何を一番主張したいかなどを知っておいてこそ、お互いが納得できる物が出来上がるから、コミュニケーションは大変重要だと思いました。

今回実習中、実習先の多陀さんが独自で作り上げた4つの基礎的な勉強(タダドリル)も聞きました。
「お金」「コミュニケーション」「人間関係」「ストレス」どれも社会に出るといずれ訪れる壁であり、そこから逃れる事ができないからこそ、とても必要になってくることだし、このような事は、社会に出てからでは聞けないことなので、この学生の間に聞けたことはすごい得だったから、社会に出ても忘れることなく生かせそうだ。

今回実習で行ったアーチ・コアは、大人数の会社ではなく、社員2人ということもあり、全て一人でこなしていかないといけない大変さも知りました。
お金の管理から、仕事の依頼、仕事をお願いしに行ったりと、頼る人がいない分、何もかも一人でやっていくのは大変な事だが、逆に周りに流される事なく、じっくり一つの事に集中してできるのはいいことだと思いました。

デザインをする上で大事になってくるのが、他人と自分を比べないこと。
自分はよく他人の考えたアイデアなどを羨ましく、時には真似ようと意味のない頑張りをしたこともあって、自分のスタイルを見失ったりした時期もあった。
しかし、他人に合わせていればいつまで経っても自分の良い部分は出ないだろうし、逆に悪い方向に進んで行くこともあるかもしれない。
他人は他人。自分は自分ということを常に持っていると、何事も成功していくのかなと思いました。

2人の仕事を拝見して思ったのは、ほぼ8割ぐらいイラストレーターでの作業だという事に気が付きました。
これまで、デザイナーさんがイラストレーターやフォトショップでデザインしていくことは思わず驚きでした。
自分はパソコンが上手いとこ使いこなせず、できれば触れたくないくらいだったが、デザイナーの仕事をするうえで、イラストレーターを使えないと何もできないので、これからはたくさん活用していろんな技法を使えるようになりたいと思います。
また、頼みたいと思われるために必要な事はやはり、正確さと速さだと教わりました。確かに仕事が遅い人には頼みたくないし、違うことをされては仕事として成り立たない。正確さと速さを両方するのはなかなか難しいだろうが、それはあくまで通過点でそれ以上のことができるようになるためには、まず基本をしっかりしないといけないと思いました。

デザインをするうえで、人や街を観察するのはとても重要だと改めて思いました。
自分のイメージだけでは限界があるだろうから、視野を広げて、様々な分野を見ることにより今までより幅広いデザインやイラストを思いつくだろうと思う。

今回、インターンシップに参加した目的の一つとしてコミュニケーションがありました。
コミュニケーションの取り方を知りたかったという点では、想像していたより難しかった部分も合ったが、少しは前の自分よりいいコミュニケーションがとれるかなと思いました。

11日間という短い期間だったが、確実に得られたものはたくさんあったし、逆にインターンに参加していなければ今、自分はどんな生活を送っていたのだろうと思う。
他にも、人の顔の良い表情の作り方や撮り方、受けた依頼に対してどうやって自分のスタイルや条件を組み込んでいくのか、そして独立するために必要な心得など、普通の生活や大学では教えてもらえなかったことばかり聞けたし、社会に出てからこれらを1から教えてもらうのは不可能だから、こうして自分はインターンに参加して為になる話ばかりを聞けて運が良かったと思いました。

このインターンシップをきっかけに、今まで過ごしてきた毎日が少し違う目線から見れるだろうし、人との関わりも若干変わったような気がしてきました。
まだあと1年弱社会という場に出るまで時間が残されているので、そのあいだに教えてもらった数々のことを参考に社会に出てから躓かないように、一生懸命努力して自分の夢がいつか叶えられたらなと思います。

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三沢くん、ありがとう!