北へ…高速道路をひたすら北へ。この土蔵を調べる為に約1年ぶりに東津軽の蓬田村へ。良い天気だ。海も凪いでいる。向こう岸は、むつ市の脇野沢あたり…この季節は直ぐに暗くなる…この蔵を守るこの猫と別れ翌日は…こんな砂利の山道をひたすら20数キロ…この神域の峠を越え、これを見に…仙台から往復870km程の一泊ニ日。石狩挽歌が頭の中に流れる日であった。